OUTDOOR STYLE ROOMS

D.I.Y.によるオリジナルな仕様や、アウトドアテイストとインドアをMIXしたインテリアなどテーマやコンセプトのある部屋をズラリとコレクション。どれも見ごたえ十分。

水口謙二さん(冒険用品 代表)

作成

ストーリーのある必要な道具だけを置く、釣り旅のためのベースキャンプ的な場所。

世界中で釣りを楽しむ冒険用品の水口さん。その本拠地は自宅ではなく、彼が営むショップにあった。「ボクにとってお店は、商品を売る場所だけでなく、ベースキャンプみたいな場所なんです」。

ジェットスロウが展開するショップ、冒険用品。その店の奥は水口さんの事務所となっており、様々な釣りギアが収納されている。

店の奥に構えた事務所が、彼のベースキャンプだ。整然と必要なものだけを並べ、旅の準備をスマートに行える空間。そんな私物を店内に飾っているのも水口さんならでは。ここで竿やリールをセッティングして世界中を旅している。

「旅で使ったアイテムを店内にも飾っています。そうした 実際の物語を得たものを置くと、空間って自然と色づくんですよね。だからこそ、使う道具だけを持つことに意味があると思っています」。

壁にかけられているのは、水口さんイチ押しの竿。持ち運びに便利な納竿式で、ロッドとしては随一のコンパクトさを備える。「気負うことなく持ち歩けて、気軽に釣りを楽しんでもらえるように設計しています」。

自社のロッド開発には、世界中で釣りをしてきた水口さんならではの経験が活かされている。

リールや糸など、細かくジャンルごとに整理し、本当に使うギアだけを所有。「コレクターではないので、あくまで釣りに必要な道具だけを揃えています。ここにあるのだけで渓流から湖、海までといった大概の釣りが可能ですね」。

今年に展開予定のオリジナルで製作した自転車は、釣りを楽しむことを目的としたデザインで、そのほかギアの持ち運びに便利なアイテムも並ぶ。

店内の商品と交えて私物をディスプレイするのが水口さん流。パタゴニアなどのシューズコレクションや趣味で集めているデロリアンのホビーが並ぶ。おそらくけっこうなレアものだそう。

「私物と一緒に自社アイテムを見てもらうことで、自然と商品へのこだわりもわかってもらえると思って置いています」。

Photo/Shouta Kikuchi
Report & Text/Takuya Kurosawa

SPEC
  • エリア:東京都八王子市
  • 間取り:3K
  • 住宅形態:平家(ショップ兼、事務所)
  • 住居年数:6年
  • 築年数:33年
GO OUT編集部
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