D.I.Y.のウッド家具に囲まれた、アットホームなファミリールーム。
北海道産の食材にこだわった揚げたてドーナツを提供するヒグマドーナッツ。代表の春日井さん宅は、ドーナツと同じく天然素材の温かみが感じられるウッディな空間。しかもオーク材のフローリングも含め、その半分が自作の家具となっている。
「D.I.Y.が趣味ってのもあるけど、自作の家具はサイズも含めて自由に設計できるから、使い勝手も抜群。木製家具は、使い込むほど味が出るのも魅力ですよね」。
さらに、ウッドデッキの制作も検討中だとか。「いつかは自分で家を建ててみたいです ね。できれば、大工さんの下で本気で修行したいくらい(笑)」。
優しい外光が降り注ぐリビングルーム。オーク材フローリングの無垢な質感が、ナチュラルな雰囲気をさらに引き立ている。こちらも資材キットを購入して、2日間かけて自分で貼ったとか。
初めて作ったD.I.Y.家具は、子ども用ままごとキッチン。「娘の2歳の誕生日プレゼントとして作りました。ワックス加工を施してヴィンテージ感を出してます。ウチにある家具で1番作るのに時間がかかったかも。おかげさまで気に入ってくれているみたいで、なによりです(笑)」。
厚みがある 2×10のSPF材を使ったテレビボード。「このサイズ感は手作りならでは。それにここまで厚みがある木板を使った家具は、既製品だとけっこう高価なんですよ。だから、このボードは作業工程や材料費を考えると、コスパもかなり高いと思います」。
めでたく2人目の子どもが誕生して荷物が増えたため、それらをまとめる低層のラックも作成。「子ども目線で荷物が収納できて、ベンチ代わりにもなるから楽しんで使ってくれています」。
冷蔵庫などの電化製品を収納するためのカウンターも自作。「2×4材で骨組みを作ってベニアを貼りました。ワックス加工をしないで、あえて無垢の木の質感を活かしています」。稼働式の収納棚など、機能的なこだわりも満載。子どもたちが描いた絵は額装してディスプレイ。
Photo/Sosuke Shimizu
Report & Text/Masatsugu Kuwabara
- エリア:神奈川県横浜市
- 間取り:3SLDK
- 住宅形態:一戸建て(賃貸)
- 住居年数:2年
- 築年数:18年