120年前の日本家屋がベース。和洋折衷で彩られた独特の空間。
IAMASで教鞭を執る一方、「OKA SKATEBORDS」も運営するイギリス生まれのジェームズさん。彼の暮らす家は、一世紀以上の築年数を誇る建物だけあり、かまどや土間、床の間といった純和風のテイストが健在だ。以前の家主が残してくれた江戸時代の捕り物道具“袖搦”や鹿角を利用したフックなどはオブジェとして活用しつつ、ふすまの透かし彫りとスケートデッキを並べたり、畳にテーブルを置いたりと、和洋折衷が独特の空間を作り出している。
ロビン・デイのソファとヴィコ・マジストレッティのコーヒーテーブルが鎮座するリビング、まるで下宿屋のようなノスタルジーを感じるオフィス、和ダンスの傍には薪ストーブが置かれ、洋の東西を問わず飾られたインテリア……軒下が似合う古き良き日本家屋がより一層魅力的に映る佇まいとなっている。
Photo／Nobuya Fuke Text／Sachio Kanai Edit／Yasuo Sato
SPEC
- エリア：滋賀県大津市
- 住宅形態：一戸建て
- 間取り：4K
- 築年数：約120年
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