GO OUT本誌で連載中の大好評コラム「ALEX飯店」。ALEXことAlexanderLeeChang(アレキサンダーリーチャン)が紹介する、オリジナル料理は毎回食欲をそそるものばかり。
そんなALEX飯店から今回はなんと、クラフト食品ブランド、ONE POTWONDERさんとの共同開発でできた無塩レトルトカレーを使って作る「カレーコロッケ」と「カレーパン」のレシピご紹介します!
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ビンダルスタイルの無塩カレー
こんにちは、ALEX飯店の店主のアレックスです。 みなさん、すごいニュースです。な、なんと、ALEX飯店でレトルトカレーをプロデュースすることになったんです!
今回どんなカレーを作ったかと言うと、インドのゴア地方発祥のビンダルカレーをべースにした、ごろっと角煮が入ったポークカレーと、マッシュルームと玉ねぎのビーガンスタイルカレーの2種類を作りました。更に、なんとこのカレー、塩が全く使われていない無塩カレーなんですよ。え? 無塩のカレーって全然味気ないんじゃない? 美味しくないんじゃない!?そう思うでしょ?
それがですね、ビンダルスタイルだと美味しいんですよね。ビンダルって少し酸味があるから、普通のカレーと違って味が複雑でお塩がなくても美味しく作ることができるんですよ。
勿論、沢山のスパイスと、お肉のコク、野菜の出汁をたっぷりと入れ込むことにより実現できたんですけどね。普通に塩抜きだけで作っても美味しくないですよ(笑)。そもそも、なんで塩入れないの? それはですね、自分自身、もういい歳だし塩分が気になる年頃なんです。しかし、減塩の食べ物で美味しいの本当に少ないんですよね。病院食のような味だったり、ただ何%カット! だから健康になりますよ的な、そんな寂しい味やデザインパッケージのものばかりで、手に取る気にもならないです。
因みに、普通レトルトカレーってどのくらいの塩が使われているか知ってますか? 大体2gくらいなんです。2gってどのくらいか? よくわからないよね(笑)。そうなんです。わからないですよね。しかし、自分の口に入るのにどのくらいの塩が使われているか? ぼくはとても知りたい。そしてみんなにも知ってもらいたくて2gの天然の岩塩を別添えでカレーと一緒につけてました。そうすればわかりますよね。
このカレー、基本的には無塩でそのまま美味しいんですが、付属している塩を使っても使わなくても、いいんですよ。味の好みはみんな違うから。カレーの説明はその辺にして、そもそも、レトルトカレーって色々使い道が沢山あるんですよ。
キャンプなんかでレンジがなく、湯煎にも時間をかけたくないときありませんか? けどカレー食いてー! そんなあなたにぴったりな2品を作ってみました。カレーパンとカレーコロッケ。両方とも揚げモンじゃないの大変じゃん! いやいや、これ、揚げないですよ、焼くんです。ジャガイモも茹でないんです。
ただ、レトルトカレーに材料をぶち込んで卵つけて、衣付けて焼くだけ! ただそれだけ! 衣自体に塩味が付いているので、この無塩カレーがぴったりです。アウトドアでの料理にはぴったりな2品です。ぜひお試しください。
【材料】
▶カレーコロッケ(材料 6、7個分)
・無塩マッシュルームビンダルカレー 80g
・ポテトフレーク 30~40g
・コリアンダー(ホール) 大さじ1
・ピンクペッパー(ホール) 大さじ1
・卵 1個
・揚げずに唐揚げの粉 2袋
▶カレーパン(材料 2個分)
・無塩ポークビンダルカレー 大さじ 2
・花椒(ホール) 大さじ1
・卵 1個
・揚げずに唐揚げの粉 1 袋
【カレーコロッケの作り方】
01. ボールにカレーを入れ、スパイスを入れる。更にポテトフレークを入れる。ただし、全量を入れず、少しずつ入れる。全部を混ぜながら、コロッケっぽい硬さになるくらい混ぜ、タネが柔かかったらポテトフレークを足す。
02. コロッケの形に成形する。
03. 2に溶き卵をつけ、その後、衣をつける。
04. フライパンに油を敷き、温めてその上に3を乗せ中弱火で蓋をして焼く。
05. 蓋を取り下面に焼き色が付いたらひっくり返し、大さじ1くらいの油を入れ、再度焼き(中弱火)、両面焼き色が付いたら出来上あがり。
【カレーパンの作り方】
01. パンの耳をカットする。
02. 麺棒で1を伸ばす。結構伸ばしちゃって大丈夫ですよ。千切れない様に気をつけてね。
03. 2の真ん中に大さじ1のカレーと花椒を乗せる。
04. 3を折りたたんで三角形に畳む。
05. 合わさった面をフォークで潰してくっつける。
06. 5の全面に溶き卵をつけ、その後、衣をつける。
07. フライパンに油を敷き、温めてその上に6を乗せ中弱火で蓋をして焼く。
08. 蓋を取り下面に焼き色が付いたらひっくり返し、大さじ1くらいの油を入れ、再度焼き(中弱火)、両面焼き色が付いたら出来上がり。