先日12月14日、15日の2日間で行われたGO OUT CAMP 冬 2019。雪は降らず日中は過ごしやすい、晴天の中で開催されました!とは言え、12月半ばの富士山の麓。朝晩の冷え込みも厳しくどのキャンパーさんも防寒対策は完璧!
そんな、最近増えつつある冬キャンパー。どんなテントサイトで寒さをしのぎつつ、おしゃれにキャンプを楽しんでいるのかおしゃれで機能的な冬キャンプスタイルを拝見しました!
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即完シェルターと新作インナーで作る、ドメスティックカンガルースタイル。
OWNER:deli_.n_h._lifeさん
人気アウトドアブランド、エイアンドエフのプライベートブランドとして注目を集めるサバティカル。その注目のラインナップの中でも、フラッグシップに位置するスカイパイロットを使用。そこにテンマクデザインの新作インナーテントを。
この構成だけでアンテナの高さが伺い知れる情報通のおふたりは、シェルター内のレイアウトも効率的。極力デッドスペースをなくすよう考えられた、快適な空間を楽しんでいた。壁際に寄せた薪ストーブの位置取りも秀逸だ。
メインの暖房ギアは、キャンプ好きの間ではお馴染みGストーブ。こちらもキャンパー御用達、ガレージブランドのTheArtheのテーブルを工夫して組み立て、ストーブの周りを囲むように配置。夜はテント内で薪ストーブの炎をながめつつ晩酌するとか。なんとも贅沢な空間!
寝室には、テンマクデザインの新作インナーテントを設置。こちらはその名もインナーテントと言う、ソロ用のもの。コンパクトな室内空間なら暖まりやすく空気が冷めにくいそう。下にはラグを敷き、地面からの冷えもシャットアウト。このようなカンガルースタイルは斬新!
シリーズ最高級の巨大ティピを、ふたりだけで味わい尽くす贅沢感。
OWNER:zurusan.21さん
北欧生まれのハイエンドティピテント、テンティピの中でも、最大サイズを誇るサファイア15を使用。特にこちらのポリコットン素材バージョンは、数ある同ブランドラインナップにおいても最上位に君臨するトップモデル。薪ストーブを中央に設置し、ふたりそれぞれの寝床を置いてもまだあり余る広さはうらやましい限りだ。
他にも、別売りパーツをフルラインナップで揃えたイナウトのギアボックスダブル使いや電気毛布など、至れり尽くせりのグラマラスなギア選びが印象的。セレブリティなスタイルを展開していた。
こちらのテントサイトでは、テンマクデザインのウッドストーブLをメインの暖房として使用。大きなサイズのティピテントだが、この薪ストーブ1台でまかなえるほど暖かいとか。天板の丸板を外せば調理もできるので、荷物が増える冬キャンプではキッチンスペースとして使えるもの積載に優しく嬉しいモデル。
寝床にはヘリノックスのタクティカルコットにインフレータブルマット、ブランケットでくるんだ寝袋をセット。冬用の寝袋を使用しているため、寝る際は薪ストーブを消しても朝までしっかり熟睡できるとか。念のために電気毛布とポータブルバッテリーも持参し、万が一に備えた防寒対策も完璧。
足しすぎず引きすぎず、経年変化した、ギアの存在感が光るモノトーンスタイル。
OWNER:ヒロユキさん、エミコさん
大きなコットンキャンバス地のテントにブラック系で統一されたシンプルな焚き火ツールのほか、ヴィンテージランタンをさり気なくレイアウトしたサイト。カーミットチェアに合わせたムートンなどセレクト、レイアウトともに熟れ感がある。
フロンティアストーブにはペレットシステム、スノーピークの焚き火台の上にアシモクラフトの風防、アシ_サークルを合わせるなど機能性アップのための工夫も。テントの中は大きなフロアにラグを敷き詰め、ミニキッチンとリビング、寝床が効率よくレイアウトされている。
室内を温めるフロンティアストーブには、ペレットシステムをセッティング。満タンにしておけば自動的に燃料を補給しながら燃え続けてくれるのが便利な点。また薪とは異なり灰が出ないため掃除が簡単なのもメリット!煙突用の穴は自分であけ、フロンティアストーブの純正パーツ、フラッシング キットを設置。
寝床にはエアで膨らませるマットレスに寝袋、そして毛布をオン!寝袋は冬用の羽毛タイプのものを使用しているが、その上に毛布を掛けることで熱を逃さず保温効果もバツグン。自宅にある毛布を流用できるので、こちらはぜひ参考にしたい寝床の作り方だろう。床にはラグを敷き、できるだけ地面からの冷え込みを抑えている。
Photo/Taizo Shukuri
Text/Satoshi Yamamoto、Mihoko Odamaki