ここ数年、人気が再燃中のフリース。ニットほど扱いがムズカシくないし、スウェットにはないデザインや機能が備わっていたりして、冬を快適に乗り切るには欠かせない存在といえます。
まだダウンを着て出かけるのは大げさだけど、朝晩は10℃を切る日もざらにあり、まさに今がフリースがちょうどいい時期。そこで今回は、いますぐ買える10の機能美フリースアウターを厳選してご紹介します!
Table Of Contents : 目次
- 暖かいだけじゃない、メリット満載の冬の万能選手。
- やっぱりポーラテックがいいの?
- 01. UNIQLO(ユニクロ) × ENGINEERED GARMENTS(エンジニアドガーメンツ)
- 02. mont-bell(モンベル)
- 03. F/CE.(エフ シー イー)
- 04. Gramicci BY SATOSHI YAMANE(グラミチ by サトシヤマネ)
- 05. Marmot(マーモット)
- 06. CHUMS(チャムス)
- 07. THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
- 08. L.L.Bean(エル・エル・ビーン)
- 09. KAVU(カブー)
- 10. WILDTHINGS(ワイルドシングス)
- 機能とデザイン両面から、ジブンに合った一枚を。
暖かいだけじゃない、メリット満載の冬の万能選手。
いますぐ買えるフリースアウターを紹介する前に、フリースの特徴について簡単に触れておきたい。以下のようなことが、フリースの特徴として挙げられます。
・軽くて保温性が高い
・柔らかく気持ちのいい肌触り
・速乾性が高い
・家で簡単に洗濯できるなど、扱いやすい
・ミッドレイヤーとしても使える
・デザインが豊富
これだけ見ても、冬のアウターのなかでもかなり優秀なアイテムだということがわかるはず!
やっぱりポーラテックがいいの?
いまや上質なフリースウエアの代名詞ともなっている「ポーラテック」。編み目が詰まっている一般的なフリースに比べ、独自の技術での正確な編み込みによるあまい編み目が特徴。それによって、通気性、保温性、軽さ、手触りがそれぞれ高いレベルで実現できるんです。
また、吸湿速乾性の高い「パワードライ」や伸縮性を重視した「パワーストレッチ」、シェルと合わせて着ることでダウンにも劣らない保温性を発揮する「ハイロフト」など、年々さまざまな最新素材が登場しているのも特徴。
とはいえ、高機能ゆえに価格も高くなってしまうのが難点。単品で見るともちろんスペックは高いが、レイヤリングが前提の冬スタイルには過剰な場合も……。シーンや好みによって選び分けるのがいいでしょう。
01. UNIQLO(ユニクロ) × ENGINEERED GARMENTS(エンジニアドガーメンツ)
Fleece Combination Jacket ¥4309
革新的で高品質な服づくりを追い求めるユニクロと、妥協ないデザイン性でファッション界を牽引するエンジニアドガーメンツが、真っ向からぶつかり合って完成した「フリースコンビネーションジャケット」。
注目せざるを得ないのは、そのプライスレンジ。このクオリティーでこの値段!と驚きを禁じ得ない。サイズも、XSから4XLまでと実に豊富。シンプルゆえ、冬のコーディネートの中心的役割を担ってくれる。防寒用にクルマに放り込んでおくのもいい。
■フリースコンビネーションジャケットのここに注目!
・とにかく驚異的なコスパの高さ。
・カラバリ、サイズレンジも豊富。
・ほか、プルオーバーやコートなど、同素材を採用した別モデルも展開中。
「フリースコンビネーションジャケット」については、こちらの記事も併せてチェック!
(問)ユニクロ www.uniqlo.com/jp/
02. mont-bell(モンベル)
CLIMAPLUS® Sealing Jacket ¥9680
非常に高い保温性を誇る厚手のフリース素材「クリマプラス®︎」を採用した「クリマプラス® シーリングジャケット」は、モンベル史上もっとも暖かいフリースウエア。
ポリエステル繊維に特殊な加工を施すことで、刈り取ったばかりの羊毛のような柔らかな風合いを実現。ストレッチ性と適度な通気性を兼ね備えており、アクティブなシーンでの活躍も期待できる。おまけに、1万円を切る。
■クリマプラス® シーリングジャケットのここに注目!
・オリジナル素材を採用した無二の着心地。
・控えめなデザインで、中間着にもアウターにもなる。
・1万円を切るコスパの高さ。
「クリマプラス® シーリングジャケット」については、こちらの記事も併せてチェック!
(問)モンベル・カスタマー・サービス tel:06-6536-5740 www.montbell.jp
03. F/CE.(エフ シー イー)
POLARTEC ZIPUP JK ¥36720
F/CE.の今期のコレクションテーマ「イギリス」をベースに、ブランドが得意とする最先端の素材・パーツを使って作られた「ポーラテックジップアップジャケット」。ポーラテック社のフリースのなかでも軽さと保温性に優れるハイロフトを採用した。
デザインとしては、随所にナイロンで切り替えを加えたほか、メタルのように輝くプラスチックファスナーで高級感も演出。アウトドアの定番であるフリースを使いつつ、どこから見ても間違いなくファッションピースである。
■ポーラテックジップアップジャケットのここに注目!
・ポーラテック社のハイロフトを生地に採用。
・軽やかながら重厚感もある、洗練されたデザイン。
「ポーラテックジップアップジャケット」については、こちらの記事も併せてチェック!
(問)ROOT tel:03-6452-5867 root-store.com
04. Gramicci BY SATOSHI YAMANE(グラミチ by サトシヤマネ)
別注 Fleece Blouson ¥28380
F/CE.デザイナーの山根敏氏がプロデュースしたグラミチの注目ラインよりラインナップしたフリースブルゾン。ボリューム感のあるポリエステルボアを使用しながら、ブランドの得意とするストレッチ素材を切替パーツに用いることにより、都会的でクールな見た目に。
摩擦の気になる肘にも切替パーツを使い、ボアの弱点であるピリングを軽減させている。デザインは都会的でありながら、フィールドでの着用にも耐えうる機能が備わっているわけ。フロントがダブルジップになっているから、作業もしやすそうだ。
■別注フリースブルゾンのここに注目!
・都会的でクールなデザイン。
・ボアの弱点を、素材の切り替えによって克服。
・傾斜をつけたポケットや袖口のフィンガーホールなど、気の利いたディテール。
「別注フリースブルゾン」については、こちらの記事も併せてチェック!
(問)フリークスストア www.freaksstore.com
05. Marmot(マーモット)
1990 Fleece Jacket ¥16280
マーモットが90年代に展開していた「ポーラーライトテックセーター」のデザインを落とし込んだリバイバルモデルである「1990 フリースジャケット」には、最新素材のポーラテック200を採用。見た目以上の高い保温力を秘めている。
裏地にはナイロンタフタを採用しているからスムーズな着脱ができ、首回りはフリースになっていて肌触り抜群。なにより、体操着感のあるレトロムードな切り替えデザインがいい。都会でこそ着たい一枚だ。
■1990 フリースジャケットのここに注目!
・最新素材のポーラテック200を採用。
・素材とカラーの切り替えが効いた、レトロなデザイン。
「1990 フリースジャケット」については、こちらの記事も併せてチェック!
(問)デサントジャパンお客様相談室 tel:0120-46-0310 www.marmot.jp
06. CHUMS(チャムス)
BONDING FLEECE JACKET 各¥15180
ロングセールスを記録するチャムスの定番アイテム「ボンディングフリースジャケット」は、毛布に包まれているような着心地が自慢。1枚でも充分に暖かいが、真冬はシェルやコートのインナーとしても使えるためマルチに活躍する。
首回りはボリュームのあるスタンドカラーなので、防風性も高い。すべてのカラーに共通して採用されている赤いジッパープルが、さりげない差し色として効いている。
■ボンディングフリースジャケットのここに注目!
・まるで毛布に包まれているかのような、暖かさと着心地。
・ミッドレイヤーとしてもストレスなく使えるシルエット。
「ボンディングフリースジャケット」については、こちらの記事も併せてチェック!
(問)チャムス www.chums.jp/
07. THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
Denali Jacket ¥19800
1989年、エクスペディション向けに開発されたザ・ノース・フェイスのヘリテージモデルである「デナリジャケット」。当時の仕様はそのままに、サイズ感をアジャスト。生地はペットボトルを原料としたマイクロフリースなので、軽くて厚みがあり、柔らかな着心地に。
裾のドローコードを絞ることで気密性を高めれば、なお快適に冬を過ごせる。バックパックを背負ったときに干渉する肩や肘から下は、リサイクル可能なナイロン布帛で補強。静電気の発生を抑える設計にもなっている。シンプルに見えて、なかなかデキるのだ。
■デナリジャケットのここに注目!
・軽くて厚みのあるマイクロフリース素材を採用。
・タフで機能的なディテール。
・豊富なカラバリ。
(問)ゴールドウィン www.goldwin.co.jp/tnf/
08. L.L.Bean(エル・エル・ビーン)
HI-PILE FLEECE JACKET ¥14300
1990年に開催されたエべレスト国際平和登山時にUSAチームが着用していた名作モデルをベースに、アップデートを加えた復刻として登場したのがエル・エル・ビーンの「ハイパイルフリースジャケット」。毛足の長いハイパイルを生地に採用している。
クラシカルな胸ポケット、コントラストカラーのトリムのデザインなど、レトロなディテールがたまらない。ちなみに左胸のブランドロゴには、往年のカタディンロゴがさりげなくあしらわれている。
■ハイパイルフリースジャケットのここに注目!
・毛足の長いハイパイルを採用。
・レトロなカラーリングやディテール。
「ハイパイルフリースジャケット」については、こちらの記事も併せてチェック!
(問)エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター tel:0422-79-9131 www.llbean.co.jp/
09. KAVU(カブー)
Boa Jacket ¥20900
カブーらしいディテールワークが光る、レトロな佇まいの「ボアジャケット」。こちらはクレイジーパターンだが、アースカラーでまとめることで上品に仕上がっている。カーキやダークグレーなど、ベーシックな単色モデルも展開中だ。
摩耗しやすい部分はコットンパイピングで補強。アクセントにもなっている胸のウェビングテープの端にはDカンが装備されているから、ハイカー御用達の温度計キーホルダーをセットするのもアリ。ハンドウォーマーにもなるスクエアシルエットのジップポケットも愛らしい。
■フリースコンビネーションジャケットのここに注目!
・アースカラーでまとめられたクレイジーパターン。
・随所に見られるアウトドアなディテール。
「ボアジャケット」については、こちらの記事も併せてチェック!
(問)エイアンドエフ tel:03-3209-7575 www.kavu.jp/
10. WILDTHINGS(ワイルドシングス)
FLEECE MAGIC JUMPER ¥11880
肌触りが柔らかく保温性が高い両面起毛のフリースを採用したワイルドシングスの「フリースマジックジャンパー」。ほどよくゆったりとしたリラックスフィットで、快適な着心地に。くたっと着古したような表情と90年代を彷彿させるカラーリングもいい。
左胸にあしらわれたブランドネームは、従来のものより少し大きめに。細かいところに芸が効いているが、基本は奇をてらわないシンプルな一枚。どんなコーディネートにも難なく馴染んでくれそうだ。
■フリースコンビネーションジャケットのここに注目!
・肌触りがよく保温性の高い両面起毛のフリースを採用。
・絶妙なシルエットによる快適な着心地。
・シンプルゆえの汎用性の高さ。
(問)INS tel:0120-900-736 www.wildthings.jp
機能とデザイン両面から、ジブンに合った一枚を。
保温性が高いだけでなく、肌触りのよさや扱いの簡単さなど、他の防寒着にはない特長をもつフリースアウター。素材の切り替えやカラーリングといったデザイン面に凝ったものも多いから、さまざまな角度からジブンに合った一枚を選べるのも魅力の一つと言えます。
寒さが極まる前に、まずは普段着用と外遊び用、それぞれ1枚ずつ検討してみてはどうでしょうか!?
- Photo/Shouta Kikuchi、メーカー提供