フォルクスワーゲン雪上試乗会に潜入! 外遊びの達人が体感した、雪上での実力。

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長野県・斑尾高原にて行われたフォルクスワーゲンの雪上試乗会に、GO OUTでもお馴染みのクリエイティブディレクター、アクタガワ タカトシ氏が潜入!

フォルクスワーゲン新型車の雪上でのポテンシャルはどうなのか? アクタガワ氏が乗ってみて感じた“実力”とは。

アクタガワさん

アクタガワ タカトシ

本誌GO OUT連載「LBOT」でもお馴染みのエディター/クリエイティブディレクター。アウトドアギアやファッションに精通し、雑誌の企画や編集、スタイリング、さらにはブランドのディレクションまで幅広くこなす。

いざ、フォルクスワーゲン雪上試乗会へ。

「雪上試乗会に参加してみませんか?」と打診されたのは昨年末のこと。それはもう是非!と即答したのは言うまでもありません。だって僕は結構なクルマ好きですし、雑誌等で雪上試乗の記事を見るたびに楽しそうだなぁと思っていたんですから。

そしていくつかあったメーカー候補の中から僕が選んだのはフォルクスワーゲン。

日程的に一番都合が良かったのもあるけれど、実は昔、僕はフォルクスワーゲンに乗っていて、散々雪道を走ったんです。だから最新の4WDフォルクスワーゲンがどんな走りをするのか、興味津々。というわけで、長野県は斑尾高原まで行ってきました。

 

ティグアンで特設コースを走って機能を体感。

最初に試乗したのは、SUVタイプのティグアン。これを使って、様々なセクションが設けられた特設コースを周回します。まず運転席に座って思ったのが、やっぱりフォルクスワーゲンのインテリアデザインは心地いい、ということ。

僕が昔乗っていたのは二代目のゴルフ。もう25年以上前のことになりますが、このゴルフも実に清々しいインテリアでした。無駄が削ぎ落とされていて、誰でもすぐに操作の仕方がわかるシンプルデザイン。

僕のゴルフは後部座席のパワーウインドウさえ無いほどシンプルだったので、電子デバイスが盛りだくさんの最新車両とはもちろん全然違うのだけれど、合理的なデザインという意味ではまったく共通。

今回の試乗会のキモは走行モードを変えるとクルマがどんな動きをするか、というところを体感することにあったわけですが、そのモードを変えるのもダイヤルを回すだけという単純明快さ。これをグルグル回しながら色々なセクションを走ってみたわけです。

この走行モードを変えると何が起きるのか。簡単に言うと、クルマがスリップしたり、タイヤが空転してしまうのを抑える制御が、オンロード、オフロード、スノーといったシチュエーションに応じて、モードごとに最適に調整してくれるのです。

モードチェンジは走行中を含めどんな時にでもできて、前述の通りダイヤルを回すだけ。モードを変更すると液晶画面に大きくイラストが表示されるので、どのモードになったかも一目瞭然。

 

最新の電子制御を備えた4モーションは雪道最強だった!

そしてまずはタイヤが空転しやすい、穴凹が掘られたセクションへ。舗装路面に適したノーマルモードで進入すると、穴に落ち込んだタイヤと対角のタイヤが宙に浮き、空転をはじめます。

自動車というのは左右車輪の回転差を調整するために、デフギアというものが入っているのですが、これは基本的に左右輪が着地している時に正しく動作するもので、一方の車輪が空転してしまうと、もう片方に駆動が伝わらなくなってしまうのです。

これは4WDになるともっと深刻で、1輪が空転するとほかの3輪に駆動が伝わらなくなってしまいます。

昔はこういった事態を防ぐために、機械的に空転を抑えるリミテッドスリップデフ(LSD)というものを備えたり、デフロック機構を備える車両もあったのですが、最新の技術ではセンサーが空転を感知すると、ブレーキを自動的に調整して空転を防ぐシステムが主流になってきています。

ティグアンが搭載しているシステムもまさにそれ。しかもその制御の度合いを、モード切り替えで調整できるというわけです。

さて、タイヤが空転し前に進まない状態で、モードをスノーへ切り替えてみます。そうするとタイヤの空転がおさまり、車体はズズッ、ズズッと前へ進み難なく脱出に成功。

そもそもはじめからスノーモードで進入すると、まったくスタックする気配すらなく確実に前に進んで行きます。昔僕が乗っていたゴルフもFFで雪には強かったけれど、それとは次元の違う安心感。

まぁ、四半世紀も時間が経っているのだから当然ちゃ当然なんですけども、それにしても心強い走破性でした。

そして色々とモードを変えながら、スラロームや定常円旋回をしてみると、モードによる違いがもっとわかりやすくなります。

一番制御が控えめとなるオフロードモードで走ると、オーバースピードで進入した際にコントロールしきれなくなる場面もあるのですが、スノーに切り替えた途端、スロットル開度も自動で抑えられ、4輪のブレーキが個別に細かく調整されて、ハンドルを切った通りにクルマが進んでいく。

その感覚はまるで自動運転のようでもあり、今までちょっと味わったことのないもの。特に雪道を走り慣れていないような人には、絶大なる安心感を与えてくれるんじゃないでしょうか。

試しにオフロードモードでわざと姿勢を崩してドリフトに持ち込んでみたりもしましたが、すぐに制御が介入してクルマの横滑りが止まりました。スノーモードやノーマルモードだとドリフトに持ち込むことすら許してくれません。

つまりこのクルマは常にセンサーが挙動を監視していて、必要に応じてお手伝いをしてくれるわけです。そしてそのお手伝いの度合いを、ユーザーがダイヤルで選べるということですね。

 

凍結した下り坂でも安心して走れるディセントアシスト。

これはいいな、と思ったのがオフロードモードに備わるディセントアシストという機能。これは坂道を低速で下っている時に、ブレーキを離しても低速をキープしてくれるというもので、ブレーキを踏み続けたり、わざわざ回転数を合わせてエンジンブレーキをかけなくてもOK

僕はずっとスキーをやってきたので何万キロも雪道を走ってきましたが、今でも凍結路の下り坂は少し緊張します。

ブレーキを踏むとタイヤがグリップを失いやすいので、そういう時はなるべくブレーキを踏まずエンジンブレーキで進むのですが、勾配やRがきついと1速に落としても速すぎることがあり、仕方なくブレーキを少しだけ踏んだり、ミッションをローレンジモードに切り替えたりします。

でもこのアシストがあればそんな必要も一切ナシ。不思議なのはこのアシストが何故かスノーモードでは使えないことなのですが、何せモード切り替えはダイヤルを回すだけなので、あまり不都合は無さそう。

 

次ページでは、パサート・ヴァリアントに試乗!

 

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