古民家を自分好みに改装して、暮らしやすい空間に。
都内への通勤も可能な鎌倉にある吉田夫妻の自宅は、敷地面積70坪の広大な平屋。これを友人の設計士や大工とともに約2カ月かけてリノベーションし、風情は残しつつも暮らしやすい家に変貌させた。
壁は一度剥がしてから漆喰調のデュブロン塗料でペイントし、全て和室だった室内にフローリングを取り入れた。特にリビングと接するように配置換えしたキッチンは最も手間がかかったという。また、天井裏には板をかませ補強し、同様のやり方でシューズラックやサーフボード置き場、キッチン収納を設置している。過剰な仕切りもなく、大きな窓からは光がよくまわり、庭を望める気持ちのいい縁側など、日本家屋ならではの魅力はそのままキープしている。
「構造がシンプルだと自分で修繕できます。まぁ、壊れても諦めがつく程度に古いですから気軽に手を加えられるのがいいのかもしれません」。
Photo/Hiroyuki Yamada Text/Sachio Kanai Edit/Yasuo Sato
SPEC
- エリア:神奈川県鎌倉市
- 住宅形態:一戸建て(持ち家)
- 間取り:3DK
- 築年数:60年
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