SUPとは「Stand Up Paddleboard」の略で、ボードの上に立ち、パドルを使って水面を進むアクティビティ。幅が広く浮力のあるボードなら初心者でも始めやすく、海だけでなく湖や川でも楽しめる。クルージングやフィッシング、波乗りなど遊び方も幅広く、キャンプや旅行と組み合わせれば、いつものアウトドアに水上で過ごす時間を加えられるのも魅力。

SUP(サップ)とは?

SUP(サップ)とは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称で、ボードの上に立ち、パドルを使って水面を進むアクティビティだ。海だけでなく湖や川でも楽しまれており、クルージングやフィッシング、波乗りなど遊び方も幅広い。

ボードにはさまざまなタイプがあるが、幅が広く浮力の大きいオールラウンドタイプなら比較的安定しやすく、初めての一台にも選びやすい。

体験ツアーやレンタルを利用すれば、最初から道具一式を揃えずに始められるのもSUPの魅力。まずは実際に水上へ出てみて、感覚が気に入ったら自分のボードやウェアを選ぶ、という始め方もできる。

海だけじゃない。川や湖でも楽しめるのがSUPのおもしろさ

SUPと聞くと、まず海を思い浮かべる人が多いかもしれない。もちろん海との相性は抜群で、穏やかな水面をパドルで進むクルージングから、波に乗るスタイルまで幅広く楽しめる。

一方、穏やかな湖では景色を眺めながらのクルージング、川では流れや地形に合わせたリバーSUPと、フィールドによって遊び方も変わる。

キャンプや旅行の行き先に水辺を選び、SUPを組み合わせれば、これまで陸から眺めていたフィールドそのものが遊び場になる。

クルージングだけじゃない。SUPで広がる遊び方

アウトドアの達人がいま気になっている次なるアソビとは? アンドワンダー池内さんの場合。

SUPのおもしろさは、ボードの上をただ移動することだけではない。のんびり景色を楽しむクルージングから、釣り、ヨガ、波乗りまで、経験や体力に合わせていろいろな遊び方ができる。

同じボードを使っていても、フィールドや目的が変われば楽しみ方も変わる。まずは簡単なクルージングから始めて、慣れてきたら次の遊びへ。そんなふうにステップアップできるのも、SUPを長く楽しめる理由のひとつだ。

のんびり漕ぐなら、まずはクルージングから

SUPの基本となるのが、パドルを使って水面を進むクルージング。特別な技術を駆使するというより、ボードの上でバランスを取りながら、自分のペースで進むこと自体を楽しめる。

特に湖や波の穏やかな海なら、周囲の景色を眺めながらゆっくり漕ぐのがおすすめ。朝の澄んだ空気の中を進んだり、夕方の水面を眺めながら漂ったりと、陸上の散策とは違った気持ちよさがある。

「スポーツをしっかりやる」というより、自然の中で過ごす時間を楽しみたい人にも向いている。まずSUPの楽しさを知るなら、シンプルなクルージングから始めるといい。

SUPフィッシングなら、水上そのものが遊び場になる

釣りが好きなら、SUPとフィッシングを組み合わせるのも楽しい。ボードで水上へ出られるため、陸からでは届きにくいポイントへアプローチできるのが魅力だ。

ただし、釣り道具を積んだ状態ではボード上での動き方も変わるため、まずは通常のクルージングでSUPの操作に慣れてから挑戦したい。ロッドやルアー、クーラーボックスなどを積むなら、安定感や荷物を載せるスペースがあるボードを選ぼう。

朝の水面へ出て、釣りを楽しみ、釣れた魚を持ってキャンプサイトへ戻る。そんな1日の過ごし方ができるのも、水辺とアウトドアをつなげてくれるSUPならではだ。

波に乗る、ヨガをする。慣れれば遊び方はさらに広がる

クルージングに慣れてきたら、SUPヨガや波乗りにも挑戦できる。ヨガでは、水面の上でゆっくり体を動かすことで、普段とは違う感覚を楽しめる。波の少ない湖や穏やかな海を選べば、落ち着いた時間を過ごしやすい。

一方、海に出るなら波乗りも選択肢になる。パドルを使って波をつかまえながら乗るSUPサーフィンは、通常のサーフィンとはまた違った感覚が味わえる。

ただし、波や流れのあるフィールドでは難易度も上がる。まずは穏やかな場所でボードの扱いに慣れ、自分の経験に合った環境を選ぶことが大切だ。

キャンプと一緒に始めれば、SUPをもっと身近な遊びにできる

SUPは、キャンプとの相性もいい。湖畔や川沿いのキャンプ場なら、サイトから水辺までの距離が近く、思い立ったときに遊びに出やすい。

例えば朝食前の穏やかな時間にひと漕ぎして、戻ってからコーヒーを淹れる。午後はキャンプサイトでゆっくり過ごし、コンディションがよければ夕方にもう一度水面へ出る。そんな過ごし方なら、キャンプの1日がいつもより充実したものになる。

テントを張って焚き火を楽しむだけでも十分楽しいけれど、そこにSUPが加わると遊びの選択肢が増える。キャンプを目的地にするだけでなく、水辺そのものを遊び場にする。 そんな休日を楽しみたい人にとって、SUPは相性のいいアクティビティといえる。

SUPを始めるなら「体験」か「マイボード」か。まずはこの2択

SUPを始める方法は、大きく分けると体験ツアーに参加するか、自分のボードを購入するかの2つだ。どちらが正解というより、まず一度遊んでみてから、自分に合ったスタイルを考えるのが無理のない始め方だろう。

最初から道具一式を揃えるのは少しハードルが高い。体験ツアーなら必要なギアをレンタルできるうえ、漕ぎ方や水上での注意点まで教えてもらえる。何度か遊んで「これはハマりそうだ」と思ったら、そこからマイボードを選ぶのもいい。

初めてなら体験ツアーが手軽。道具もレクチャーもおまかせ

SUPが初めてなら、まずは体験ツアーから入るのが手軽だ。ボードやパドル、リーシュ、ライフジャケットなど、主要な道具をレンタルできるプランも多く、自分で一式を揃えなくてもSUPを体験できる。

さらに、インストラクターから基本的なパドルの使い方や立ち方、水上での安全な動き方などを教えてもらえるのもポイント。実際にボードへ乗ってみれば、安定感や漕ぎ心地、自分がどんな遊び方をしたいのかも分かりやすくなる。

「興味はあるけれど、自分に続けられるかわからない」という人ほど、最初の1回は体験で試してみたい。

マイボードなら、まずはインフレータブルとハードボードの違いを知ろう

JAMPACKING to GO OUT!! vol.5

マイボードを購入するなら、まず知っておきたいのがインフレータブルSUPとハードボードの違いだ。インフレータブルは空気を入れて使うタイプで、使用後は空気を抜いてコンパクトに収納できる。専用バッグに収めれば車載しやすく、自宅でも保管場所を取りにくい。キャンプ道具と一緒にクルマへ積んで、水辺のあるフィールドへ持ち出すならこれが扱いやすい。

一方のハードボードは、そのままの状態で運ぶ必要があるものの、ボードの剛性が高く、滑走感や操作性を重視したい人に向いている。波乗りなどでボードの性能をしっかり味わいたいなら、ハードならではの感覚も気になるところだ。ただし、車載スペースや自宅での保管場所はそれなりに必要になる。

初めてのマイボードなら、収納性や持ち運びやすさを考えてインフレータブルから選ぶのも手。ピークスファイブのようにキャンプやアウトドアとの相性がいいブランドもあるので、自分がどこへ持っていき、どんな遊び方をするのかをイメージしながら選びたい。

SUPの基本装備は? まず押さえたい4つ

NH × FOLBOT . TACTICAL FOLDING SUP備品

SUPそのものに必要となる基本ギアとして、まず押さえておきたいのがボード、パドル、リーシュ、ライフジャケットの4つ。それぞれ役割がはっきりしているので、最初は細かなスペックにこだわりすぎず、「何のために使う道具なのか」を知っておこう。

インフレータブルSUPなら空気を入れるためのポンプも必要になる。実際に水上へ出る際は、気温や水温に合ったウェア、防水ケースに入れたスマートフォン、飲料水なども準備したい。ボードとパドル、リーシュ、ライフジャケットなどがセットになったスターターキットもあるため、初めてなら一式で揃えられるものを選ぶのも手だ。

ボード|水の上に立つためのメインギア

NH × FOLBOT . TACTICAL FOLDING SUP表と裏

SUPの主役となるのが、もちろんボードだ。人が立っても沈まない浮力を備え、パドルを使って水面を進むための土台になる。

ボードには、クルージングをはじめ幅広い遊びに使いやすいオールラウンドタイプや、フィッシング向けなどさまざまな種類がある。初めてなら、幅が広く安定感のあるモデルから選ぶと扱いやすいだろう。

インフレータブルタイプなら、空気を抜けば専用バッグに収められるモデルも多い。クルマに積みやすく、自宅でも保管場所を取りにくいため、キャンプと一緒に持ち出したい人にも向いている。

パドル|水をかいて、前へ進むための相棒

ボードを進めるために使うのがパドルだ。ブレードと呼ばれる水をかく部分で水を押し、左右を漕ぎ分けながら進む。

パドルは長さや素材によって扱いやすさが変わる。軽いものなら長時間漕いでも負担になりにくく、調整式なら使う人の身長に合わせて長さを変えられる。ボードとセットになっている場合もあるので、初めてならまず付属品を使い、慣れてから好みのパドルへ替える方法もいい。

リーシュ|落水時にボードの流出を防ぐ装備

リーシュは、落水したときにボードが流れて離れてしまうのを防ぐための装備だ。海や湖では足首などに装着するタイプも使われるが、フィールドによって適したタイプや装着方法は異なる。

特に流れのある川では、足首や膝への直接装着が危険につながる場合がある。リバーSUPではクイックリリース式など適切な装備が必要になるため、初めて挑戦するときは川の知識があるガイドや経験者の指導を受けたい。

ライフジャケット|SUPを楽しむための基本的な安全装備

水上で遊ぶSUPでは、ライフジャケットなど適切なPFDの着用が基本。万が一ボードから落ちたときに浮力を確保するための、安全面で欠かせない装備だ。

SUPで動きやすいフィット感やパドル操作の邪魔にならないデザインを選ぶと使いやすいだろう。

SUPを安全に楽しむために、出発前に確認したいこと

水の上で遊ぶSUPでは、陸上のアクティビティ以上に事前の準備が大切だ。天気がよくても風が強ければ思うように戻れないことがあり、フィールドによって必要な装備も変わる。

特に初めてなら「これくらい大丈夫」と考えず、安全が優先だ。体験ツアーであればガイドの指示に従い、自分で出艇する場合も天候や水面の状況を確認してからスタートすることが基本だ。

ライフジャケットは必ず着用。泳げても油断しない

SUPでは落水する可能性を前提に準備しておきたい。泳ぎに自信があっても、風や波、流れのある場所では思うように動けないことがあるため、ライフジャケット(PFD)を着用しよう。

特に初心者は、まず安全装備が優先。体験ツアーでも必要な装備として用意されていることが多いので、レンタル内容を事前に確認しておくと安心だ。

風と天候をチェック。沖へ流される状況では無理をしない

SUPはボードの面積が大きいため、風の影響を受けやすい。行きは追い風で気持ちよく進めても、帰りに向かい風になって思うように戻れないこともある。

出発前には天気だけでなく風向きや風速、水面のコンディションも確認しておきたい。雷や強風など天候が急変する可能性があるときは、無理に出艇しないことが大切だ。初めてなら、まずは穏やかな湖など、管理されたフィールドから始めるといい。

リーシュは場所に合ったタイプを使う

ボードと自分をつなぐリーシュも、SUPでは欠かせない装備のひとつ。ただし、海や湖と河川では適したタイプや使い方が異なるため、どこで使うのかを考えて選ぶ必要がある。

特に流れのある川では、リーシュが思わぬリスクにつながるケースもある。リバーSUPに挑戦するなら、川の知識がある経験者やガイドの指導を受け、フィールドに合った装備と使い方を確認したい。

SUPの服装は、機能だけでなく見た目にもこだわりたい

SUPでは水に濡れることを前提に、動きやすく乾きやすいウェアを選びたい。とはいえ、いかにもスポーツウェアというものだけで揃える必要はない。最近は、水遊びとキャンプや街でのスタイルを行き来できるデザインも増えている。

SUPのあとにそのままキャンプを楽しんだり、海辺の街へ移動したりするなら、アウトドアシーンでも着回せるアイテムを選ぶと便利。機能性を確保しながら、自分らしいスタイルをつくるのもSUPの楽しみ方のひとつだ。

ラッシュガード|日焼け対策と水遊びの基本ウェア

ラッシュガードは、肌を覆って紫外線対策や擦れからの保護に役立つウェアだ。水に濡れても乾きやすいものが多く、SUPでは定番のアイテムになっている。

特に日差しの強い季節は、長袖タイプを選ぶと腕までカバーしやすい。シンプルなブラックやアースカラーを選べば、ショーツやアウトドアパンツとも合わせやすく、SUPをしていない時間も自然に着られる。

ウォーターショーツ|水から上がっても、そのまま過ごせる一本を

SUPでは、脚を大きく動かしたり、ボードの上で姿勢を変えたりするため、動きやすいショーツが使いやすい。水を含みにくく乾きやすい素材なら、濡れた状態でも動きやすい。

サーフショーツらしいデザインだけでなく、アウトドアブランドらしい落ち着いたカラーやシルエットのモデルも選択肢が豊富。ラッシュガードとの組み合わせはもちろん、Tシャツやシャツを合わせれば、SUP後のキャンプや街歩きにもそのままつなげられる。

ウォーターシューズ|水辺を歩くなら、足元も抜かりなく

ボードの上では裸足でも、河原や岩場を歩く場面ではウォーターシューズがあると心強い。足裏を保護するだけでなく、滑りやすい水辺での歩きやすさにもつながる。

選ぶなら、濡れても乾きやすく、水が抜けやすいものをチェック。ソールにグリップ力があるタイプなら、岩場や河原への移動でも使いやすい。シンプルなカラーを選べば、キャンプやアウトドアシーンにも合わせやすいだろう。

FAQ

SUPは初心者でもできる?

SUPは、幅が広く安定感のあるボードを選べば、初心者でも挑戦しやすいアクティビティだ。初めてなら、穏やかな海や湖で開催される体験ツアーから始めるのがおすすめ。インストラクターから基本的な漕ぎ方や立ち方だけでなく、落水したときの対応など安全面も教えてもらえるため、初めてでも安心してスタートしやすい。

SUPはどこでできる?

SUPは海だけでなく、湖や穏やかな川でも楽しめる。海ではクルージングや波乗り、湖では景色を眺めながらのんびり漕ぐなど、フィールドによって楽しみ方も変わる。

 

ただし、川や海では波や流れ、風などのコンディションを確認しておくことが大切だ。特に初心者は、穏やかで管理されたフィールドを選び、天候が不安定なときは無理をしないようにしたい。

SUPをするのに何を用意すればいい?

基本的には、ボード、パドル、リーシュ、ライフジャケットなどのPFDが必要だ。インフレータブルSUPを使う場合は、ボードに空気を入れるためのポンプも用意する。

体験ツアーなら、こうした道具をレンタルできる場合が多い。自分で始める場合は、ウェアやウォーターシューズ、防水バッグなどもあると便利なので、遊ぶ場所やスタイルに合わせて少しずつ揃えていけばいい。

SUPは泳げなくてもできる?

SUPでは落水する可能性があるため、泳ぎに不安がある場合は、安全管理された体験ツアーから始めたい。ライフジャケット(PFD)を正しく着用し、インストラクターの管理下で穏やかなフィールドを選ぶことが重要だ。

 

自分だけで沖へ出たり、風や波、流れのある環境へ挑戦したりするのは避け、まずは水上での基本動作や落水時の対応を身につけよう。

SUPのボードは購入したほうがいい?

初めてSUPをするなら、いきなり購入するよりも、まずはレンタルや体験ツアーで試してみるのがおすすめだ。実際に乗ってみると、クルージングが好きなのか、釣りや波乗りをしたいのかなど、自分のスタイルも見えてくる。

何度も遊びたいと思ったら、そこからマイボードを選べばいい。特にインフレータブルタイプなら、空気を抜いてコンパクトに収納できるため、車載や自宅での保管もしやすい。キャンプと一緒に持ち出したい人にも向いている。

SUPとサーフィンは何が違う?

SUPはパドルを使って水面を進むことが基本。一方、サーフィンは波に乗ることが中心となるため、同じ海のアクティビティでも楽しみ方は異なる。

 

SUPは穏やかな海だけでなく、湖や川でも楽しめるのが特徴。さらに、慣れてくればSUPで波乗りをすることもできるので、まずはクルージングから始めて、少しずつ遊び方を広げていくのもいいだろう。

SUPフィッシングやSUPヨガも初心者から楽しめる?

SUPフィッシングやSUPヨガも楽しめるが、まずはボードの上で立ったり漕いだりする基本に慣れてから挑戦するとスムーズだ。

SUPフィッシングなら、荷物を載せやすく安定感のあるボード。SUPヨガなら、幅が広く安定性の高いボードなど、目的に合ったモデルを選びたい。SUPはただ水面を移動するだけでなく、釣りやヨガ、波乗りまで遊び方を広げられるのが魅力だ。