1995年の発売以降、主にアウトドアシーンで活躍する「CASIO(カシオ)」のPRO TREK(プロトレック)シリーズ。その名の通り、トレッキング向けの機能が充実しており、登山者からキャンパーまで幅広い層から支持を得ています。
さて、そんなプロトレックにキャンプギアをイメージした「PRW-6900YB」が仲間入り! 今回はアウトドアに造詣の深い3人が焚き火を囲みつつ、様々な角度から魅力を存分に語っていただきました。
CASIO/PRW-6900YB ¥70400(2024年6月発売)
Table Of Contents : 目次
29年の歴史を持つ、CASIOの一翼を担うブランド。
―はじめに、みなさんはプロトレックにどういう印象をお持ちですか?
たけし「本格的なだけあって、“通な人”が選ぶ印象かな? 用途に徹した機能が凝縮されているのが硬派ですよね」
猪野「ボクは登山もするので、やっぱり登山向けってイメージが強いですね。知人でも使用している人は多いですよ」
宿利「私もそうです。ただアウトドアファッションが好きな人は、普段使いでカジュアルに合わせているのをよく見ますね。そういう私は同じカシオのG-SHOCKを長年愛用しています!」
猪野「二人とも腕時計は付けてるんだ。ボクは小物とかアクセサリーが苦手だから必要な時に付けるって感じです。腕時計はキャンプギアなどと同じで“道具”として捉えてる」
たけし「ボクは仕事用として普段はスマートウォッチを使ってます」
宿利「スマートウォッチを付けている人は多いですよね。私は使いこなす自信がないです(笑)。というか、若い人が中心だけど、最近は腕時計自体を付けないって場合も多いとか」
たけし「みんな40代ですよね? ボクらの世代からするとちょっと考えられないなぁ」
猪野「時間を確認するのにポケットやバッグからいちいちスマホを取り出すのって億劫なんだよね・・・・・・」
早速お試し! 皆さんのファーストインプレッションは?
PRW-6900YBは、2022年10月に発売されたプロトレック初のスクエアボディ「PRW-6900」をベースにCORDURA re/cor(コーデュラレコー)素材の難燃加工を施したクロスバンドを採用するなどよりキャンプ向けにアップデートされています。3人の感想は?
猪野「かなり軽いね(約67g)! 見た目は重厚な雰囲気で高級感があるのに付けてみると抵抗がない。これならアクティビティとか、何か作業をしていてもストレスを感じないよ」
宿利「ケースサイズも大きすぎず小さすぎず丁度いいです。スクエア型だからか見た目のボリューム感もそこまで感じないし。半袖になる夏場はアピールできるし、袖に隠れる冬場でも煩わしさがなさそう」
たけし「あ、通年使うならサイズ感も大事ですよね。ボクはバンドカラーがめちゃくちゃ気に入りました! 自分のクルマやキャンプサイトはオリーブ系で統一するほど好きなんで、たまりませんよ」
猪野「肌触りもいいし、“難燃素材”というのも焚き火や炭で調理をするキャンプには適しているね。実際にバンド部分が燃えることはまずないと思うけど、穴が空いたり溶ける心配がないのが良い」
宿利「衣類やチェアなども火の粉で黒い点々ができちゃうこともありますしね。私はアナログがメインなのが良かったです。マイG-SHOCKもアナログ仕様で、チラっと見ただけで大まかな時間が確認できるのが好きでして。ところで全体的にモノトーンでシックな雰囲気なのにこの秒針だけ先がオレンジ色だけど?」
たけし「この秒針は焚き火の“残り火”をイメージしているそうですよ。先端は炎かな? こういう遊び心が楽しいですよね」
猪野「それならインダイヤルの“ナイフ針”がサイコーでしょ! これぞブッシュクラフトって感じ。モードを切り替えるとこのナイフの形を模した針が回転するのが楽しい」
アウトドアに特化した機能とデザイン性が融合!
モード切り替えの話が出たところで、プロトレックは方位、高度・気圧、温度が計測できる『トリプルセンサー』といったアウトドアに適した機能が充実しているのも魅力です。
―腕時計に求めるキャンプに役立つ機能と言えば?
たけし「それなら、一番は“温度”じゃないでしょうか? 温度計は毎回欠かさず持っていきます。ただ卓上とか自宅兼用だと嵩張るので腕時計で賄えるならそれに越したことはありません」
宿利「私もそうですね。現地で温度がわかれば着る服や防寒などの指標になりますし、単純に“こんなに暑いんだ!”とか“すっごい寒いけど氷点下だよ!”とか実際の数値を目にして驚きたい」
猪野「それは高度も同じかな。“このキャンプ場ってこんなに高い位置にあったんだ”って発見につながるし。焚き火やバーナーなど、火を使うことに関してならやっぱり気圧もチェックしておきたいところです」
宿利「カメラマンとしては方角がわかるのも便利です。太陽の位置で撮影カットを変えたりしますから。プロトレックシリーズはできるだけ正確な方位がわかるように、立体的なバンドじゃなくて水平に置けるようになっているのも魅力ですね」
たけし「キャンプでも日の向きでテントサイトのレイアウトを考えたりするからあると便利ですね! 方角が知りたいほど道に迷ったことは・・・・・・・今のところないかな(笑)」
宿利「あと、キャンプなら夜間の見やすさも大事ですよね!」
猪野「LEDライトがあるし、(手で文字盤を覆いながら)蓄光処理もされているし、暗所での視認性は問題なさそうですね。欲を言えばLEDライトも暖色系だとさらに雰囲気が出て良かったかも」
腕時計も道具として捉えれば、満足度はかなり高い!
たけし「見た目だけじゃなくてアウトドアに適した機能も担保されているのがプロトレックの良いところですね」
猪野「腕時計もファッション性を優先すると、どうしてもアクセサリー感覚になりがちだけどプロトレックは機能に裏打ちされた説得力がある。最初に言ったようにボクの場合、腕時計は道具として、TPOに合わせて選ぶけどこれは“キャンプ&焚き火用”として使いたいよ」
宿利「そうですね。キャンプや焚き火をする際に、汚れや防火用にエプロンを付けることもあるけど、同じような感覚で身に着けるのもアリだと思います」
たけし「もちろんアウトドア系コーデにも似合うから普段使いにもぜひ!あ~、この時計を付けてると自分のスマートウォッチが場違いな気がしてきちゃった(笑)」
猪野「それだけこのプロトレックがフィールドにハマるってことで」
こちらも注目! 軽量&小型のデジタルモデル2種
CASIO PRW-35Y-2JF ¥46200/PRW-35-7JF ¥44000
2024年5月に発売されたプロトレックの「PRW-35Y-2JF/PRW-35-7JF」も見逃せない。こちらはラウンドベゼル(サイズ51.2 × 44.6 × 13 mm)を採用したデジタルモデルで、STN液晶に太字のボールドフォントで見やすい設計。重量は約45gで全体的に軽量&コンパクトな作りなので女性や腕の細い人にもうってつけ!
もちろんトリプルセンサーやタフソーラー、10気圧防水などアウトドアシーンに求められる機能は抜かりなし! ケースや樹脂製の裏蓋、ソフトウレタンバンドにはバイオプラスチックを用い、蒸れを防ぐ汗拭き用のスリット穴を設けて快適性を高めているのも特徴だ。
(問)カシオ計算機お客様相談室 tel:0120-088925
プロトレックブランドサイト:www.casio.com/jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/protrek_jp/
Photo/Takuma Utoo、メーカー提供
Styling/Kaori Goto
取材協力:TheArth /しま次郎(ヘキサテーブル) 幕男 4th.ver(タープ) 棒にょい( ポール)