取材先で衝動買い。目利きのアウトドアカメラマンが迷わず買った、ベストバイアイテム5選。

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日々、さまざまショップやフィールドを取材しているGO OUT編集部。人気ブランドの新作アイテムや話題のギアなど、訪れる先々で魅力的なプロダクトに出会うことも多く、ついそのまま買い物してしまうこともしばしば……。

GO OUT本誌やGO OUT WEB、別冊CAMP GEAR BOOKなどで撮影を担うフォトグラファーの宿利泰蔵さんも、現場でのお買い上げ率が高いスタッフのひとり。

宿利泰蔵(フォトグラファー)

年間300以上のおしゃれキャンプサイトを撮影するフォトグラファー。自身も無類のギアフリークで、所有するテントは20張り以上。ネイタルデザインやタコマフジレコードのアイテムを取り入れたアウトドアコーデにも定評あり、夫婦でスナップ企画やアウトドアブランドの広告に登場することも。「最近、ずっと釣りに行けていないので、秋冬は管理釣り場でノンビリと釣りを楽しみたいです」

そんな宿利さんに、最近の撮影ついでに思わず衝動買いしてしまった、ベストバイなプロダクトを5つ選んでもらった。ウエアからギアまでGO OUTの撮影現場ならではの幅広いラインナップは必見!

Table Of Contents : 目次

ひと目惚れだけど、機能性にも大満足!

JOLLY GEAR トリプルクラウンBDロングスリーブ ¥19800

まずはショップ取材で訪れたバンブーシュートで入手したULハイカー御用達の高機能シャツ。速乾性、通気性、抗菌防臭、UVカット機能を備えている。

通常、こうしたアイテムは無地のシンプルなデザインに落ち着きがちながら、遊び心のある総柄仕様も魅力。

「これはもう総柄のルックスに一目惚れです。正直、知らないブランドだったので、スタッフさんにいろいろ教えてもらい、撮影後に購入を決めました」

トレイルシーンに対応するアイテムだけに、素材だけでなく機能的なギミックも満載。袖口はカフス型のサムホールが装備されている。

「あまり山に行かないけど、こういうギミックは大好物。サムホールは寒いときの撮影でも重宝しそう。まだ暑い日が続いているから、GO OUT CAMPあたりでデビューさせたいですね」

多いときは週7で愛用! ほとんどユニフォーム?

VOIRY サンデーパンツ ¥7150

目黒に旗艦店を構えるブランド、ヴォイリーのサンデーパンツ。その名の通り、日曜日に穿くことを想定したリラックスモデル。

「ハーフトラックプロダクツがコラボをしていたことをキッカケに知ったブランドだけど、物撮りをする機会が多く、そんなときについつい買っちゃって……」

現在は、3本持っているそうだけど、リピ買いする理由のひとつが、リーズナブルな価格帯。

「シルエットが綺麗で素材もしっかりしているけど、1万円でお釣りがくるんですよ。こういうパンツにしては手が出しやすい価格かなと」

そしてもうひとつの理由が、穿き心地の良さ。ほぼデイリーウエア的なユニフォームになっているとか。

「多いときは週7で愛用しています。全然サンデーじゃないですよね(笑)。でも軽くて肌離れもよく、ホントにリラックスできる穿き心地なんですよ。ひとつ難点を言えば、生地が薄いから冬は寒いことくらいですね」

ちなみに、この秋に4本目を入手する予定とか。ますますユニフォーム化が進みそう!

イベントで発見して、迷わず即買いした木のうつわ。

VIVAHDE 山のうつわ ¥11880

続いては、多くのガレージブランドも参加するアウトドアブランドの合同展示会『オフ・ザ・グリッド』の会場の撮影時に入手した、ヴィヴァフデの山のうつわ。

「前から狙っていたけど即完することが多く、タイミングを逃して買えなかったから、会場で発見したときに、速攻で入手しました」

一見すると普通の木製の器だけど、キャンプ用のマグカップのようにスタッキングが可能。携行性にも優れている。そして定番のスチール系のマグより使いやすいとか。

「アルミやチタンのカップは温かい食材を入れても冷めるのが早い。その点、木のうつわはアツアツのスープを入れても冷めにくいし、持ちやすい。しかも軽くて丈夫。見た目もいいけど機能性も高いんですよ」

別売りの専用スタッフサックも本体と一緒に入手。これはリアルキャンパーらしい宿利さんの買い物セオリーのひとつ。

「キャンプギアは運ぶことが前提にあるから、専用の収納グッズがあれば、必ず一緒に買うようにしています。結構そっちから先に完売することも多いので」

かつては長年のジムニーオーナー! それだけに……。

WPL JAPAN スズキ ジムニー(JA11) C74 RTR ¥12800

現在、ブレイクしているジムニー公式の1/10サイズのラジコンも、取材を通して入手したアイテムのひとつ。

「先月、このラジコンの撮影をしたとき、まさに衝動買いしました。というのも、これと同型のジムニーに10年くらい乗っていたんです。遠距離を移動することが多いライフスタイルに合わなくて手放したけど、今もジムニーは大好きなので」

購入のキッカケはジムニー愛だけど、今ではラジコンそのものにもハマリつつあるとか。

「ラジコンで遊ぶのは小学生以来だけど、久しぶりにやると楽しいですね! ジムニーはオフロードでこそ本領を発揮するクルマだけど、それはラジコンも同じ。キャンプと相性バツグンの遊び道具だと思います」

座席にはネットで見つけたという、カリオストロのルパンと次元のフィギュアをセット。早速、カスタムも楽しんでいる。

「フィギュアは純正じゃないけど、WPLは純正のカスタムパーツが豊富にあるのも魅力。とりあえずこれから、ジブンが乗っていたジムニーと同じ色にペイントする予定です」

もちろんあの伝説のテントの復刻も見逃さず!

GO LITEのシャングリラ3 ¥59400

90年代に人気を博し、長らく廃盤となっていたゴーライトのワンポールテント、シャングリラ3が先日復刻を果たした。一部のキャンパーの間で盛り上がっているが、宿利さん的にも待ち望んでいた復刻だったそう。

「当時のモデルがヴィンテージとして高値で取引されていたし、手に入れたとしても劣化していることが多いんですよ。ボクも当時のシャングリラ5を持っているけど、やっぱり状態はあまりよくなくて……」

復刻の噂を聞いたときから欲しいとは思っていたそうだけど、撮影で実物に触れて即買い決定。その場で予約をしたとか。

「キャンパーのなかにはヴィンテージ幕が好きな人たちが一定数いて、ボクもそのひとり。これは当時の前期モデルをかなり忠実に再現しているし、価格的にもオリジナルとほぼ変わらない。正直、買わない選択肢はないですね」

早速、先日のキャンプで初張りしてきたばかり。オリジナルモデルを所有しているからこそ、満足できることもあるらしく、色違いも狙っている様子。

「さりげなく細部がアップデートされているけど、オリジナルモデルに愛着がある人でも許容できる範囲だし、むしろありがたいくらい」

「当時は別売りだったネストがセットになっているから、コスパで言えばオリジナル以上。おかげで虫も気にならず快適に過ごせました。これの色違いも出るって噂があるけど、実現したら多分買っちゃいますね(笑)」

毎月のように最新ウエアやギアを撮影する宿利さんの、飽くなき衝動買いはまだまだ続く……。

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Masatsugu Kuwabara
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