キャンプ道具を揃えていくと、誰しもが「コレは!」と思うアイテムに出会うものです。それは、1点モノだったり稀少なヴィンテージ品だったり、または海外限定のギアだったりするかもしれません。
人とはそうそうカブらない、言うならば、ジブンにとっての“ご自慢の逸品”ですね。今号では、日頃からギア選び に余念のない各業界の面々を呼び集め、独自の目線で見出した秘蔵っ子を教えてもらいました。
#3では、Snow Peak プロモーション課 シニアマネージャー 高梨翔さんのフェイバリットギアを拝見!
#1 OLD MOUNTAIN CEO 辻ノ内 実さんの記事はコチラから
#2 TRAILHEADS / HINOKO TOKYO 代表 山口陽平さんの記事はコチラから
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並べれば酒の肴になる。デカさ・頑丈さ・造形美がキーワード。
日本のキャンプメーカーの雄、〈スノーピーク〉でイベントプロモーションを務めているため、必然的にキャンプする回数が増えるという高梨さん。プライベートと仕事の両シーンで活躍するとあり、使用頻度が高くなりがちな道具に求めることはタフな設計であること。あくまでハードに使えることが第一条件で、軽量性や機能性は二の次のようだ。
「とにかくデカくて、重くて、頑丈なギアに惹かれます。キャンプサイトに広げた道具たちのシルエットを見ながら、酒を呑むのが至福のひと時なんです」と重量級キャンプギアの造形美が酒のつまみになっている様子。一方で日本酒を楽しめる小物アイテムもしっかりとセレクトして、大自然の中で至高の一杯を楽しむ準備は万全だ。
高梨 翔のフェイバリットギアたち
スノーピークのスカイネスト
現在では廃盤となってしまった〈スノーピーク〉の2016年モデル。“宙に浮くテント”という新たな提案は、今でも目新しくトリッキーな発想。「テントフレーム、インナーウォール、メッシュパネルやベンチレーションまで備えている尖った製品です。心地よい浮遊感があって快適なので、所有しているテントの中で1番出番が多いかもしれません」。
スノーピークのフューエルボトル
赤いキャップにホワイト×ブルーのボディ。スタイリッシュな雰囲気を醸している燃料ボトルは、残念ながら終売した品。「配色とデザインが好みなので、何本かストックしています。燃料ボトルはこれに統一するのがマイルール」。
ベルマンのCX-25
50年以上前にデザインされたという直火式のエスプレッソ・カプチーノメーカー。本格的なスチームノズルが搭載されており、カフェラテも楽しむことができる。「キャンプの朝には濃いエスプレッソを抽出して、目を覚まします」。
スノーピークのギガパワーWGランタン
メインランタンとして申し分ない光量を放つ、今ではなかなかお目にかかれないレアギア。「国産メーカーのガソリンランタンは希少だと思います。〈スノーピーク〉オリジナルの縦長のマントルがサイト全体を明るく照らしてくれます」。
ティリーのR1 ラディエーター
英国製、ヴィンテージのケロシンヒーター。暖房器とランタン、2つの役割を同時にこなす便利なアイテム。熱伝導のよい銅製リフレクターが前面に集光集熱する。「スチールマントルの優しい明かりを足元から感じられます」。
CAMP GEAR BOOK vol.8では、他にもギアホリックたちの、フェイバリットギアをたっぷり紹介!
ただいま絶賛発売中の別冊GO OUT「CAMP GEAR BOOK vol.8」では、高梨さんをはじめとしたギアホリックたち32人のフェイバリットギアを、たっぷりご紹介。いつか究極の“ご自慢”と出会うべく、まずはこの選りすぐりのギアをチェックして審美眼を磨くべし。
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