あの近藤さんが監修するアパレルレーベルが出ると聞いて、スグサマ見に行きました。そう、GO OUTでもおなじみのスタイリスト・近藤有倫さんです。いつもナニカとお世話になっているボクら的には、興味津々なのでありました。
でも、コンセプトや商品づくりのこだわりについて知るうちに、「近藤さん監修どうこう」をヌキにしても紹介すべきだと確信。アウトドアを知り尽くした外遊びの達人が手がけたのは、素材にもデザインにも抜かりない極上の日常着でした。
それが、「Trip Couture」をテーマに街やフィールドでシームレスに着回せる“旅服”を展開するmellow people(メローピープル)の新レーベル、mellow people architect(メローピープルアーキテクト)です。
ただ洋服を組み合わせるだけでなく、纏うひとや空気感までを考慮してスタイリングする。そんな“服飾の設計士”の立場から、新しいベーシックを提案します。
もっとも注目すべきは素材選び。人体の理想的な深部体温は37.5℃、そして人が快適と感じる湿度は37.5%。そんな2つの数値「37.5」を維持するための吸水速乾湿度調整機能を備えた「37.5®technology」を、すべてのアイテムに採用しています。
その機能のヒミツは、素材に埋め込まれたミクロの活性粒子。暑いときには湿気をすばやく蒸発させることによって涼しく、寒いときは体の熱を放出しないように働きかけることで暖かさをキープします。
また、汗が液体化する前に蒸発させることでムレを防いだり、ニオイを閉じ込め、洗濯時に放出する機能もあったり。つまりは、高温多湿で四季のある日本にベストマッチな機能素材というワケです。
いっぽうデザインのベースは、アウトドアやミリタリー。“定番の安心感”と“いま必要な機能”を両立させることで、日常に高揚感をもたらす全4型を展開します。
突飛な素材やデザインに頼らない、あくまで日常において必要とされる機能や着心地に寄り添った服づくりが光ります。華美な装飾や色柄を纏わせるのではなく、ブラックで統一していることも、しかり。
外遊び好きたちのいまの気分ど真ん中なコレクションに、ボクらもヤラれました。
(問)mellow people https://slowtempo.online/collections/mellow-people