寅さん×SEIKO(セイコー)という異色のコラボレーションが、ビームスジャパンによって実現した。
ビームスが寅さんと?と思うかもしれないが、実は、ビームスジャパンでは寅さんがモチーフの『別注どてらダウン』など、これまでにも「男はつらいよ」とのコラボレーションを手掛けており、毎回話題を呼ぶ人気シリーズとなっている。
そんな人気コラボシリーズ最新作が、粋な遊び心満載のセイコーを絡めたトリプルコラボレーションだ。
SEIKO × BEAMS JAPAN
「別注 セイコー プロスペックス 1965メカニカルダイバーズ
復刻デザイン 男はつらいよ ビームス篇」¥528000
寅さんがどんな時計を身に着けていたかご存じだろうか?
寅さんが日本全国を旅しながら、旅先のマドンナや柴又の家族と騒動を巻き起こしていく「男はつらいよ」。この国民的映画の初期作品の劇中で寅さんが着用していたのが、1965年に誕生した国産初のダイバーズウオッチ「セイコー1965メカニカルダイバーズ」だ。
日本広しと言えども、鯉口シャツに腹巻き、チェックのセットアップにセイコー プロスペックスを合わせるのは、寅さんだけだろう。
これまでは公式にはアナウンスされていなかったため知る人ぞ知る状態だったものの、映画公開から半世紀の時を経て初めてコラボレーションというかたちで「セイコー1965メカニカルダイバーズ」の復刻モデルがビームス ジャパンの別注で登場したのだ。
当時のデザインを可能な限り忠実に再現しながらも、素材や内部ムーブメント等は現代の高級機に相応しい仕様へアップデートされている。
アイテムの随所にコラボレーションならではのギミックが落とし込まれていて、例えば、文字盤は映画館の劇場内が暗転された際の高揚感にインスパイアされたブラックダイヤルに変更。
ファーストダイバーズの特徴であるスクリューバックの“イルカマーク”は、寅さんのハットとトランクを加えたスペシャルデザインになっている。
バンドは、1965年発売当時に装着されたラバーストラップのデザインを可能な限り再現した強化シリコン製バンドを採用。さらに、寅さんの代名詞ともいえるベージュのセットアップをイメージした交換用オプションバンドも同梱されていて、気ままに旅をした寅さんのようにその時々の気分に応じてバンド交換が可能になっている。
発売は11月20日で、10月1日からビームス公式オンラインショップで先行予約を受け付け中。300本限定でシリアルナンバーが記されている。
【SPEC】
ムーブメント:8L35
巻上方式:自動巻
時間精度:平均日差+15秒~-10秒(気温5度~35度において腕に着けた場合)
パワーリザーブ:約50時間
石数:26石
振動数:28,800振動/時(8振動/秒)
ケース:エバーブリリアントスチール
ガラス材質:ボックス型サファイアガラス
ガラスコーティング:内面無反射コーティング
ルミブライト:あり(針・イデックス・ベゼル)
防水:200m空気潜水用防水
ケースサイズ:厚さ14.1mm/外径39.9mm(りゅうず含まず)
重さ:約112g
(問)ビームス公式オンラインショップ https://www.beams.co.jp/