キャンプに欠かせないものと言えば、テントやテーブル、イスといったギア類。でもそれ以上に重要なのがクルマ! 外遊びだけでなく日常生活でも活躍してくれ、サイトに彩も添えてくれるクルマの役割はとても重要。
でも、キャンプギアのように気軽に購入したり増やしたりできない分、クルマ選びはかなりの悩みどころですよね。乗り心地、性能、そして見た目やカスタムなど、実際のユーザーから聞けたら参考になりそう。
それなら実際にスナップで出会ったテントサイトから、おしゃれで快適なキャンプのためのクルマを見てみましょう!
Table Of Contents : 目次
自分仕様の1台が手に入る、カスタムパーツの豊富さ。
OWNER:otacampさん
オフロードも走れるとして、世界で唯一のオールラウンダーミニバンを謳うデリカD:5。ライバルはもはや存在しないと言えるほど人気独走中のクルマだ。
13年間も生産されてきたデリカスペースギアの後継として誕生したD:5だが、otacampさんの愛車はこの過渡期に製造された記念すべき1台。居住空間の広いワンボックスながら四輪駆動、というコンセプトに惹かれて購入したが、アフターパーツの多さも魅力だと話す。
こちらには純正キャリアを取り付け、ヘッドライトカバーをチェンジ。こうして唯一無二のオリジナルデリカを作り上げキャンプへ向かうのも、外遊びの楽しみのひとつと言える。
2007年式、三菱 デリカD:5。キャリアの脇にはオークションで見つけたオーニングを取り付けている。普段はクルマの3列目は外し、ギアの収納スペースを確保。キャリアを使えば大型アイテムも積載可能。
人も荷物もたっぷり乗る、キャンパーアレンジのバン。
OWNER:たろーさん
1970年代に初代が誕生した〈ニッサン〉のバネットは、実は古い歴史を持つシリーズ。商用バンやタクシー、またトラックなど働くクルマをメインに展開されていた。
その5代目であるミニバン、NV200バネットがたろーさんの愛車だ。友人や家族が乗せたいとの奥さんの意見から、7人乗りのワゴンタイプをセレクト。
しかし、ベースが商用バンということもあり積載量は十分。また外装もゴールドに近いベージュでオールペンし、ホイールは自ら塗装。さらに、車内は自分で車中泊用のベッドを組み立て取り付けたほか、ネットで購入したルーフキャリアも設置。キャンパー仕様のバンを完成させていた。
2016年式の日産NV200バネット。ホームセンターでイレクターパイプとベニヤ板を買い、車中泊用ベッドを作った。2段の棚として使えるため収納にも役立つ。ギアが平積みできると、より多く積載できるとか。
雪道でも安心できる、安全性能の高さが決め手。
OWNER:yuheiさん
キャンプを楽しんでいた友人2人組のサイトでは、yuheiさんのフォレスターが今回の脚。雪中キャンプが好きというオーナーは以前同メーカーのアウトバックに乗っていたが、その際、何度も〈スバル〉の4WD性能に助けられたそう。その経験からメーカーを変えず、今年フォレスターに乗り換えた。
Yuheiさんの乗る4代目モデルではX-モードと呼ばれる4輪制御システムを採用。滑りやすい路面でもクルマが自動制御し、悪路走破性をさらに高めるモードだが、毎年雪山に行くオーナーにはまさにぴったりの機能。
年中外遊びを楽しむアウトドアラバーを安全に運んでくれる、頼れるクルマなのだ。
2012年式スバルのフォレスター。以前のアウトバックに比べコンパクトなクロスオーバーSUVのフォレスター。しかし容量505Lのラゲッジは十分ギアを積み込める広さ。重装備の雪中キャンプにも対応できる。
アメリカンテイストが◎。ファン涎垂の限定モデル。
OWNER:yasuさん
本格SUVであるランドクルーザーの中でも、特に人気の車種がオフロードの走破性能を高めた70シリーズ。「どこへでも行けて、必ず帰ることができる」と開発者が語るように世界中の過酷な地域で使用され、その頑丈さはまさにホンモノ。
そんな70のピックアップトラックは海外のみの展開だが、生誕30周年を迎えた2014年に期間限定で発売。日本のファンや海外からも大量のオーダーが届いた。
yasuさんもこのピックアップトラックに惹かれて購入したひとりだが、やはり積載量の多さはバツグンと語る。無骨な見た目はもちろん、その性能の高さからこれ以上のクルマを見つけるのは難しそう。
2015年式トヨタのランドクルーザー79。日本ではあまり馴染みのないトラックだが、アメリカ文化が好みのyasuさんは、ピックアップトラックの車を探していたそう。5 人乗り、角ばったデザインに惹かれ新車で購入。
合計117台が掲載!キャンプの相棒選びに読みたい1冊!
先日10月22日に発売された別冊GO OUT CAMP STYLE BOOK Vol.15では、キャンプサイトで見つけたクルマをピックアップ。先輩のおしゃれキャンパーがどんなクルマを選んだのか、タメになるポイントがギッシリ。紹介した4台のほかにも、合計117台のクルマが一堂に終結し、読み応えたっぷりの特集です!
キャンプサイトの作り込みはもちろん、クルマも自分にぴったりの1台を選ぶことができれば、外遊びがより一層楽しくなること間違いなし!新旧問わず、さまざまな趣向のクルマが見られる今回の別冊GO OUT。永久保存版になりそう!
Photo/Taizo Shukuri
■別冊GO OUT THE CAMP STYLE vol.15 定価¥1100