時代は変わっても性能はそのまま。計算し尽くされたテントのシルエット。
最近定着しつつあるグランピングというスタイル。日本で近年始まったのかと思いきや、実は昔からヨーロッパでは一般的に親しまれていたキャンプの形。そんなテントを作り続けてきたのがオランダのメーカー「デワード」だ。
なかなか見かけないベル型テントは、背面から覗くとピラミッドの形をした珍しいデザイン。この形には意味があり、雨が降った際にも水が溜まりにくく、風の抵抗を受けにくいことから悪天候でも安全性を保つため。現在のように高性能な生地がない時代のテントは、こうした設計により居住性を高めているものがほとんどだ。
レトロなテントの雰囲気に合わせて、ギアもヴィンテージ品がメイン。ノミの市で見つけたゴミ箱のほか、古いパイプいすをジャグ台として使用。
リビング前に作った焚き火スペース。2つ並べたイスはインテリア好きに人気のあるトラックファニチャーのキャンプラインのアイテム、ローチェア。焚き火を楽しむために考えられた高さで、座面にはいい味の出た厚手のコットン素材が使われている。
Photo / Taizo Shukuri
Text / GO OUT
SPEC
- テント:デワード/アルバトロス
- テーブル:ノーブランド
- チェア:ローバーチェア、トラックファニチャー/TSTローチェア
- ランタン:ペトロマックス、デイツ、ほか
- クーラーボックス:コールマン/スチールベルト
- ジャグ:サンソン/オリーブオイル缶