言わずと知れたスノーボードブランドの雄・Burton(バートン)。その動向が気になる時期になってきました。オンシーズンの幕開けはもう少し先ですが、新作はバンバン立ち上がっているところなので、まずは、原宿にあるBurton Flagship Tokyoへ!
今回は、雪山で使うだけではもったいない系の掘り出しモノを中心に、GO OUT編集部の独断と偏見で選んだ新作&新色アイテムをご紹介します!
Table Of Contents : 目次
1. 虹色に輝く短丈アノラック。
店内に入ってまず目に留まったのが、「AGコレクション」の新作アノラック。
そもそも「AG」ってナニ?というと、ご存知のヒトもきっと多いはずのハイエンドライン・[ak]と、機能面では肩を並べながら、よりストリート色を強めファッション性に特化させたコレクションのこと。雪山でも機能とファッションの両方を楽しみたいという、ワガママなあなた向けです。
Burtonのなかでもひときわユニークなデザインを展開するだけでなく、カラーパレットも独特。で、そんなAGのなかでもとにかく異彩を放っていたのが、この玉虫色?虹色?(ピンクが基調の金属的光沢。ぜひ実物を見てもらいたい!)のアノラック。
このアノラックをはじめ、今季のAGには、トップスは短丈でボトムはワイド、という組み合わせも多く見られました。トレンド感がたっぷりで、街で着ても違和感がなさそう。ちなみに、生地は防水性・透湿性に優れた2レイヤーシェル。ライド中も、体を温かくドライに保ってくれます。
2. レイヤリングにも最適な、モタつかないダウン。
同じく、独特のカラーリングに思わず目が留まったのが、こちらのインサレーション。カラー名は「Powder Mint」。淡いけれどどこかパワーのあるミント色が、白銀のなかでもはっきりと個性を放ちそう。
3. 織りに技アリ。メリノ採用のベースレイヤー。
[ak] スローカー メリノ ベースレイヤー クルーネック ¥19800/[ak] スローカー メリノ ベースレイヤー パンツ ¥19800
外遊び好きはみんな大好き、メリノウールを高配合したベースレイヤーを発見! スノーアウターを生かすも殺すもベースレイヤー次第なところがありますから、Burtonがインナーにこだわっていないはずはないワケで。
Burtonのベースレイヤーは去年買ったばかりだけど、2枚目のインナーとして、今年はコレを買ってみようかな〜、なんて。真冬に家で仕事するときに着るのもよさそうだし。
4. スリートンカラーがソソる、2レイヤーシェル。
[ak] スウォッシュ GORE-TEX 2L ジャケット ¥75900
今季のアウターはコレに決めた!と、ひと目惚れでした。黄色と深緑の、どうやってもいなたくなるはずの配色に、ライトグレーを加えることで、洗練のスリートンに。こういう3色づかいが、Burtonってすごく得意な気がします。
ハンドウォーマーポケット、胸ポケット、上腕部のパスポケット、内側のパワーメッシュダンプポケット、内側のデバイス用インサレーション入りジップポケットなど、多彩なポケットワークも魅力です。
5. これぞ掘り出しモノ!な、「ベストパック」。
[ak] ディスパッチャー 13L ベスト パック ¥28600
そして、「なにコレ⁉︎」と、この日イチバンの発見だったのは、こちらの……ベスト?
と見せかけて、背面はバックパック! この「ベストパック」は、ミニマルがゆえに収納などが少ない[ak]のアウターにポケットを足す感覚で着られるアイテム。そういう拡張性はやっぱり男ゴコロくすぐるけれど、そんなことより、見た目が単純にカッコよくないですか?
バックパックを“背負っている”というより、カラダの一部みたいな感覚だから、ライドに没頭できそう。ポケットの数や収納力を気にしてこれまで選択肢になかったアウターも、コレありきで考えると、手に取りやすくなりますね。手持ちのアウターの違った表情も楽しめるだろうし。
6. ゆるカワなカモ柄の、4輪キャリー。
4 ウィール フライト デック 38L トラベルバッグ ¥62700
カモ柄のなかでも個人的に好みな「チョコチップ」が大きめにプリントされて、どこか愛らしさ感じさせるルックスに。キャリーケースはスノートリップにも欠かせませんが、2輪のタフネスを好むライダーたちを差し置いて、こちらは一般に使いやすい4輪タイプ。スイスイ移動できるって、やっぱり大事ですよね。
もちろん、ほとんどの航空会社の機内持ち込みサイズ制限をクリア。また、内側の収納スペースは細かく部屋が分かれていて、整理整頓しやすい仕様なのもうれしいところ。
7. しなやかすぎる、最上位アウター。
[ak] トゥバック GORE-TEX C-KNIT 3L ジャケット ¥121000
最後に、以前こちらの記事で紹介したBurton最高峰のハイテクアウター「カルーシ」と肩を並べる、「トゥバック」を発見。並列にある「アクマー」と比べると、よりバックカントリーにおける登山に特化した、軽量でミニマルなモデルです。
とにかく軽くて、そしてしなやか。スノーアウターってゴワつく印象が強いですが、Cニットの裏地付き3レイヤーゴアテックスを採用しているため、耐久性、防水性、透湿性に優れていながら、薄手のベロア生地のように感じられるほど。
雪山を登ることに特化したジャケットだけに、ウエストゲーターなどのディテールも削ぎ落とされています。なにもスノースポーツだけじゃなく、寒冷地での釣りなど、冬のアクティブな外遊び全般に活用できるかもしれません。
オンシーズン直前が、ストア訪問の狙い目!
Burtonはたしかにスノーボードブランドの代名詞ですが、Burtonストアの楽しみ方は、スノーウエアを探す以外にもありそう。とくにオンシーズンに突入する前の時期は、新型・新色ともに、ラインナップが充実しているタイミング。DIGるなら、イマです!
Photo/Takuma Utoo
(問)Burton tel:03-4316-4709 burton.com