これが、Burtonの本気。たった1枚の生地でできた、最高峰プロトタイプが爆誕!

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これが、Burtonの本気。たった1枚の生地でできた、最高峰プロトタイプが爆誕!

Burton(バートン)のハイエンドコレクション[ak]において、通常のウエアはおよそ「30」。そして、今季発表されたとある最新ウエアにおいては「1」。コレ、何の数字でしょう?

ボクらもかなり驚きだったので、もったいぶってしまいましたが……正解は「ウエア1着をつくるのに必要な生地の枚数」! その数字が小さいほど、縫い目やシームテープなどが少なくて済むため、より軽く、よりしなやかで、そしてよりエコになるわけですが、「30」と比べるまでもなく、「1」という数字はまさにそれ以上ない最高峰を示します。

そう、そんなとんでもない技術革新を、今季バートンは成し遂げてしまったのです!

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究極にミニマルで、フリーダムなアウター。

「Freedom of Movement」をコンセプトに掲げ、バートンが持つテクノロジーの最先端を結集してつくり上げられたのが、この「[ak] Kalausi(カルーシー)シリーズ」。おもにバックカントリーにおける登山の際に本領を発揮するようデザインされた、究極にミニマルで、着用者の動きを極限まで自由にするウエア。

なかでもこのアノラックは、たった1枚の布を裁断し、2つの縫い目だけで繋ぎ合わせ成形された、シリーズ最上位モデルです。

開発の要になったのは、「キネティックコンストラクション」という構造。生地を人間のカラダにまとわせるよう3D成形することで、伸縮性の高いしなやかな着心地を実現したとか。これはおもにハイファッションの世界で用いられるパターン技術らしく、それをアウトドアウエアのデザインに持ち込んだこと自体、かなり革新的なのだとか。

また、従来のように作業台にパターン紙を広げてイメージする方法ではなく、3Dのデジタル上でパターンを作成。過去の慣習に囚われることなく、技術や手法を果敢に刷新した事実にも、バートンらしさをひしひしと感じます。

撮影の際、実際に袖を通してみましたが、スノーウエア特有のゴワつきやガサつきが皆無で、これまで味わったことのない軽快でやわらかな着心地に大変驚きました……! と、まぁ百聞は一見に如かずなので、コンセプトや開発秘話がコンパクトにまとめられた以下のショートムービーも併せてご覧ください。

アノラックは非売品のプロトタイプだけど……。

さて、このシリーズ最上位モデルのアノラックは、いわばプロトタイプ。自動車メーカーがモーターショーに出展するコンセプトカーのごとく、あくまでスノーウエアの未来の到達点。そのため販売はされませんが、同じKalausiシリーズから、アノラックに負けず劣らずの超ハイテクウエアが発売中です!

[ak] Kalausi GORE-TEX 3L Jacket ¥132000/[ak] GORE-TEX C-KNIT 3L Kalausi Bib Pants ¥121000

同じKalausiの名を冠したこちらのジャケットとビブパンツも、プロトタイプと同じキネティックコンストラクションで成形された革新的ウエア。縫い目は最小限に抑えられ、あらゆる動きに対応するデザインに。軽くしなやかでありながら、生地にはGORE C-KNIT™ バッカーテクノロジーが採用され、耐久性もバツグンです。

ポケットやベンチレーションなどは、ウエアのパターンに合わせて必要な部分に必要なだけ組み込まれており、そのためゴワつきが抑えられ、使い勝手も◎。閉じたときに顔に干渉しない斜めのフロントジップや、バックパックを背負ったときの突っ張らなさなど、ほかにも目を見張るポイントが。

最上位のアノラック同様に、技術革新がたっぷりと詰め込まれていることがわかります。

もちろん、[ak]の通常ラインも見所満載!

Kalausiシリーズは今季の超目玉ですが、[ak]の通常ラインにも、新作ウエアがすでにイロイロと出揃っているところ。今季、特に気になるのはカラーリング。創業者のジェイクが愛したお馴染みの「Jake Blue」をはじめ、パキッとした鮮烈カラーからやわらかいニュアンスカラーまで、また総柄もかなりイケていて、ファッション性たっぷりなんです!

(左から)[ak] Freebird GORE‑TEX 3L Stretch Bib Pants ¥94600/[ak] Tusk GORE-TEX PRO 3L Jacket ¥115500/[ak] Hover GORE-TEX 3L SR Jacket ¥104500

もちろん、機能面にも要注目。ゴアテックス採用モデルもバリエーション豊かで、シーンや用途に合わせて選び取れる。

たとえばバックカントリーに特化した3レイヤーには、悪天候に対応する耐久性や透湿性を最大限まで高めた「[ak] Tusk GORE-TEX PRO 3L Jacket」や、パッカブルに最適な設計の軽量ストレッチシェル「[ak] Hover GORE-TEX 3L SR Jacket」などがラインナップ。

(左から)[ak] Cyclic GORE‑TEX 2L Jacket ¥64900/[ak] Swash GORE‑TEX 2L Jacket ¥75900/[ak] Swash GORE-TEX 2L Pants ¥64900

裏地との組み合わせによりさまざまな機能を発揮する2レイヤーには、シェルの中にインサレーション入りベストを着込んでいるかのように高い保温性を誇りながら可動域を確保した「[ak] Swash GORE‑TEX 2L Jacket」や、ポケット、ベンチ、ふくらはぎ裏のドローコードなど機能ディテール満載の「[ak] Swash GORE-TEX 2L Pants」などが登場。

スノーウエアの、近未来。

画像提供:Burton

業界の牽引者でありながら、いまなおスノーボードと真摯に向き合い、つねに技術革新を惜しまないバートン。その最先端は、とんでもないことになっていました。スノーウエアの近未来の一端に触れられる、超ハイテクなフラッグシップモデルを、はやく雪上で体験したい!

Photo/Takuma Utoo(Item)


(問)Burton tel:03-4316-4709 burton.com

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Masahiro Kosaka
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