あの人と、あの愛車で行く、群馬・桐生日帰りツアー【ワンデイドライブ #1】

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あの人と、あの愛車で行く、群馬・桐生日帰りツアー【ワンデイドライブ #1】
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片道2時間。アレキサンダー・リー・チャンと行く桐生旅。

電車なんかと違って、クルマで行く旅は風の吹くまま気の向くまま、どこにだって行ける。それが愛してやまない、自分のクルマだったらより楽しい。あとは、距離はほどほどにして、思い立ったらパッと行けて、パッと帰ってこられるくらいがちょうどいい。

そんなわけではじまった本連載。今回はプロスケーターでありファッションディレクター、そして本誌の連載「ALEX飯店」でもお馴染みのアレキサンダー・リー・チャン(以下、リー)さんと、片道約2時間かけて、ちょっと気になる街、群馬県桐生市へ。

アレキサンダー・リー・チャン
1975年、サンフランシスコ生まれ。プロスケーターとして活躍し、2004年より自身のブランドAlexanderLeeChangを立ち上げる。服作り以外にもDIY、音楽、植物、料理、イラストなど、趣味人としても知られる。最近はコンポストにも夢中。
HP:alc.theshop.jp
Instagram:@alexanderleechang_official
note:@アレキサンダーリーチャン

ひょんな縁で出会ったホンダのMDX。

ドライブ旅をはじめる前に、まずはリーさんの愛車からご紹介。

これまで「テラノ」「ハリアー」と乗り継ぎ、現在はホンダの「MDX」に乗っている。2000年代前半に生産されていた、いわゆる高級SUV。

いまでこそ聞き慣れた高級SUVというワードだけれど、その当時、そんなジャンルや言葉も一般的ではなく、時代が早過ぎたのか、惜しまれながら2006年に生産を終えている。

「購入したのは2021年なんですけど、当初は〈三菱〉の『チャレンジャー』が欲しかったんです。で、茨城で見つかって、クルマに詳しい友人と一緒に見に行ってみると状態が悪くて。なくなく諦めて、クルマで帰ってる途中に友人から『MDXとかいいじゃん』って言われたんです。ぼく、クルマに詳しくないから全然知らなかったんですけど、ちょうどそんな話をしているタイミングで入ったパーキングに、たまたまMDXがあって。これは縁だなと思って、そこからすぐ検索したら近くに取り扱ってる中古車を見つけて。即決でしたね」

DIY好きのリーさんだから、クルマを選ぶ基準は、まずはベニヤのサブロクサイズ(910mm × 1820mm)が入ること。「MDX」であれば、そのサイズも楽々積むことができる。家族と出かけることも多いから、みんなが快適に乗れるのも大切。もちろん見た目も。

「ただ、俺ひとりだったら、軽トラがいいですけどね(笑)」

いざ出発! まず目指すのは、桐生名物のうどん店。

ではでは、そんな愛車に乗って、いざ桐生へ出発。自由が丘で待ち合わせて、そこから桐生まで約2時間30分のドライブへ。ルートはざっくりこんな感じ。

関越道に乗って高速を順調に進んでいると、リーさんが中央分離帯にある小さな斜面を見ながら一言「あそこのバンク、いい感じだね」。

高速道路の中央分離帯にどうしても目が行くというリーさん。スケーターの職業病とも言える。

さすがはプロスケーター。スケートボードで攻めたいスポットが、街のなかで浮かびあがってくる。むしろ、それを探すためにドライブをすることもある。

「例えば、ちょっと前は千葉まで下道で行って、いろんな道を通ってポイントを探すようなこともしましたね。縁石とか、階段とか、バンクとか。だから高速に限らずなんだけど、やっぱり運転していても、自然とそういうポイントに目が行くんですよ」

途中、初見じゃなんて読むかわからないPAなんかに寄りながら(高速道路あるある)、無事、桐生市に到着。桐生と言えば、篠原涼子、織物、うどん。ということで、まずは名店「しみずや」で腹ごしらえ。

しみずや
住所:群馬県桐生市新宿1丁目10−9 
電話:0277-44-5780

桐生の小麦で作られるうどんを求めて、県外からも多くのお客さんがやってくる「しみずや」。メニューも豊富で、なかには「くるめつけ汁 ブルーチーズ入り」なる、攻めたものもある。

リーさんのチョイスは、桑茶を使ったものと、桐生ならではのひもかわうどんがセットになった「2色盛り」。醤油の効いたシャッキリしたつけ汁に麺をくぐらせ、ズズズと流し込んだら、次に向かうは、今回のメインの目的地。

もはや全国区!? 桐生に行ったら外せない名店へ。

Purveyors
住所:群馬県桐生市仲町2丁目11−4
Instagram:@purveyors2017

東京まで、その名が轟く桐生の名店「パーヴェイヤーズ」。リーさんのブランド〈AlexanderLeeChang〉も取り扱い中。

リーさんが手がけるハラ醤油も売られている。なににかけてもおいしすぎると人気になり、現在は品薄。

「オーナーの小林くんとは、この事業をする前から仕事を一緒にしていたりしていて。その縁もあって、お店を立ち上げるってなったときに、取り扱いたいと言ってくれたんです。でね、ここはアウトドアショップって言っときながら、アウトドアに限らず、雑貨だったり食品もあるんです。そのどれもが、スタッフが本当に好きなモノ。その考え方に、すごく賛同できるところがあって。なんかこう、1つひとつのブランドにすごい思いが詰まってるというかね」

アウトドアショップとして認知はされているけれど、リーさんが言うように、愛でたくなる器や雑貨、家具など、全国から選りすぐったのモノが、元鉄工所として使われていた広いスペースに陳列されている。この規模とラインナップは、首都圏ではなかなかお目にかかれない。

加えて、「パーヴェイヤーズ」はプロダクトを販売するだけじゃない。1階はカフェになっていて、コーヒーマシンはラテアートのチャンピオンシップで基準になっているマシン。コーヒー豆は、世界にその名が知られるバリスタ・澤田洋史さんがローストしたものが使われている。そこも一切、妥協なし。

そして、なにより、ビールだ。ここに来たら、ビールを飲むべし。

「パーヴェイヤーズ」は、2021年からFARCRY BREWINGを運営している。ブルワーは、麹を使ったビール醸造の第一人者である阿久澤健志さん。湧水源をいくつも有する水が豊かな桐生という土地で作られるビールは、どれもうまい! 

タップもあって、できたてのビールをいただける。夏なんかは、ほんっとうに最高なのだ。ただリーさん、この日は運転のためコーヒーで。

「ここって、何時間もいれちゃうんだよね。買い物したあと、ここでメシ食べて、コーヒー飲んでね」

ちなみに、パーヴェイヤーズは最近、店からクルマで30分ほどの場所にある「利平茶屋森林公園キャンプ場」をオープン。標高1,000メートルの赤城山登山口に位置し、キャンプやBBQをはじめ、釣りやテントサウナなどのアクティビティも楽しめる。

そこにも立ち寄りたいところだけど、今日の企画は1DAYドライブ。時間も限りがあるし、そろそろ次に、向かいましょ。

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Keisuke_Kimura
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