クラフトビールLOVE! ボクらがクラフトビールにハマった理由。

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なぜ好きになった? クラフトビールとの出会いと魅力。

簡単にクラフトビールの起源や種類をご紹介したところで、今回集まってもらった5人それぞれにクラフトビールとの出会いや魅力について、改めて振り返ってもらいました。

レコードを選ぶように、まずは「ジャケ買い」から。

アウトドアブランドのPRやイベント運営など多岐にわたって手掛けるテンシックス代表の月岡さん。クラフトビールを飲むたびにSNSに記録していっているんだとか。

月岡「ボクの場合、最初は “ジャケ買い”でした。気に入ったパッケージのクラフトビールを見つけては買って飲んでいたカンジです。

目白にあるタップルーム(クラフトビール醸造所が自社製のビールを客に提供する場所のこと)で、INKHORN BREWING(インクホーンブルーイング)っていう醸造所があるんですけど、そこに行ってジャケ買いしたのがこのJAVA FINCH(ジャワ フィンチ)です。ラベルの美しさに負けず劣らず美味しいですよ」

INKHORN BREWINGのJAVA FINCH。 一部の通販サイトでは購入可能となっている。


アメリカ西海岸の醸し出す雰囲気が大好き!

二子新地のギャラリー兼セレクトショップ「RIVERSIDE BASE」ディレクターの相馬さん。アメリカ西海岸のカルチャーをベースにしたスタイルのお店で、自身でセレクトしたクラフトビールも提供している。

相馬「じつはボクも、仕事でアメリカへ買付に行った時に、面白いラベルのビールがあるなぁと思って買ってみたのが最初なんです」

「例えばこれはポートランドのビールなんですけど、BREAK SIDE(ブレークサイド)というブルワリーの看板商品で、WANDERLUST(ワンダーラスト)という銘柄。5種類のホップを使っていて、香り豊かで飲み口もスッキリ。いま一番好きなIPAですね。ジブンの好きなビールをお客さんにも飲んでもらいたいと思って、お店でも取り扱いを始めました」

ペールエールの味わいに感動! お店をはじめるキッカケに。

二子新地にあるアメリカンダイナー『CRAFTHOUSE TALKIE’S』オーナーの斉藤さん。クラフトビールはもちろん、
ハンバーガーやフィッシュ&チップスなどの料理まで、アメリカ西海岸の雰囲気を味わえるお店を切り盛りする。

斉藤「ボクはもともと日本のビールが好きだったんですが、たまたまこのSIERRA NEVADA(シエラネバダ)を初めて飲んだ時、衝撃を受けたんですよね。それからクラフトビールをよく飲むようになりました。その後、アメリカに行った時に同じ銘柄を見つけて、やっぱり美味いと確信して。クラフトビールを取り扱う店をやろう!って動き始めたんです」

1980年から醸造されているSIERRA NEVADAの定番ペールエール。

「ビールサーバーから出せるドラフトで飲めるところが近くにはなかったんで、自分でやれば飲めるなって思いまして(笑)。今のお店をオープンさせてからずっとこのシエラネバダをメインで提供しています」

仲間とのキャンプでクラフトビールを知った。

河口湖のアウトドアストア「STANDARD point」オーナーの長田さん。こだわりのギアセレクトに誘われておしゃれキャンパーが集う人気店だ。

長田「ボクの場合、今日みたいに仲間とキャンプをした時にこのビールと出会いまして。キャンプでクラフトビールを飲むと特別感も味わえますよね。そこからハマって、クラフトビールをお店に置くために酒販免許まで取ってしまいました(笑)」

REPUBREW CAMPai HAZY(左)/反射炉ビヤ OSAKEMAN IPA(右)

「それが“伊豆のぬし釣り”という人気YouTuberと、静岡の2つのブルワリーとのコラボ作で、OSAKEMAN IPA(お酒マンIPA)とCAMPai HAZY(キャンパイ ヘイジー)です。この2本はラベルデザインを見ただけで購入される方が結構いるので驚いています」

イロハを教わったのはクラフトビール専門店。

トム「ボクの場合、たまたま家の近所に『一期一会~る』っていうクラフトビール界隈では結構有名なお店があって、店主さんから色々教えて頂いたのがキッカケなんです。

そこで教えてもらったUntappdっていうアプリがあって、今もクラフトビールを買うときは必ず参考にしてます。これはROOT+BRANCH(ルートブランチ)のGrammatical Fiction(グラマティカルフィクション)ていう銘柄のヘイジーIPAで、評価も高かったので買ってみました。アメリカから冷蔵空輸されているので作りたての美味しさが味わえます」

クラフトビールの魅力は十人十色の「個性」。

それぞれ出会ったキッカケや場所は違えど、すでにクラフトビールの虜となっていることは事実。話を聞いていると片っ端から試してみたくなるから不思議です。

総じて言えるのは、パッケージデザインはもちろん、地域性や製法、味わいに至るまで、ひとつひとつの銘柄にブルワリーの個性とこだわりを感じられることが大きな魅力のひとつなのではないでしょうか。

ちなみに、今回ご紹介したものはほんの一部。イチオシのクラフトビールについては、以下別記事にて詳しく紹介しています。

クラフトビール好きがイチオシする、この夏おすすめ20選。【保存版】


Photo/Fumihiko Ikemoto,GO OUT

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Seijiro Eda
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