富士山のふもとで「GO OUTオリジナルビール」の生産開始!!

作成
Table Of Contents : 目次

GO OUTがオリジナルクラフトビールを発売。富士宮市のブルワリー、FUJIYAMA HUNTER’S BEERとのコラボでGOJ2023にて販売。

キャンプで飲みたくなるクラフトビールを作ろう!!とGO OUTが立ち上がり、GO OUT JAMBOREE 2023での発売に向けて動き出しました。とはいえ自分達で醸造できるわけもなく、GO OUT JAMBOREEが開催される富士宮市にあるブルワリー「FUJIYAMA HUNTER’S BEER」とのコラボによる生産が決定。

テントサウナまである、まるでキャンプ場のようなこの場所が醸造所。

FUJIYAMA HUNTER’S BEERはGO OUT JAMBOREE/CAMPでの富士宮市の物産を販売する「富士宮大物産展」の一際行列の多いブースでおなじみのブルワリー。今回、その醸造がスタートするということで富士山のふもとにある醸造所へお邪魔してコラボビールやクラフトビールについて聞いてきました。

FUJIYAMA HUNTERS BEER代表の深澤さん。

代表の深澤さんはハンター(狩猟)であり、農家であり、と様々な活動をされており、その中で大好きだったお酒を作ろうとブルワリーを立ち上げられたそう。

「今回はGO OUTさんよりお話をいただいてコラボさせていただくことになりました。我々は5年前からここ富士宮市の柚野というところでブルワリーを立ち上げビールの生産を行っています」。

テントサウナや焚き火、ハンモックが吊るされた敷地は大人の遊び場のようになっていて気になって仕方ありません。

「元々は実家の畑だったこの場所を改装して建物を建てたんですよ。この集落は水道がすべて富士山の湧水で非常に美味しいんです。なので飲料の生産にはもってこいだと思います」。

実際に飲んだ水道水は湧水そのものでキンキンに冷えており、混じり気のない純粋な水という感じ。そんな最高の環境の中で農家や狩猟を行う深澤さんがビール作りを始めたキッカケは何なんでしょうか。

「お酒が大好きで、みんなでよく集まってキャンプや宴会をしていたんですね。その時に自分や仲間が育てた野菜、自分がとってきた猪の肉、友人が作ったキャンプ道具、仲間のアーティストの音楽があって、唯一自分達で作れていなかったのがお酒。じゃあ自分が作るわってことで独学で研究を重ねてスタートしました」。

定番のビールは4種類。スペシャルも含めると年40種類ほど作るそう

いきなりのビールづくりということで苦労したことは?

「この集落は農業振興地で、農業に従事する人が多いんですね。そこでビールの生産をすると話すと『大切な水が干上がるんじゃないか?』なんて心配もされました笑。それでもココで立ち上げたことで遠くからもビールを買うためにこの集落に足を運んでくださる方が増えて、この集落のことを見てもらえたりするのは嬉しいですね。あと自分は生まれも育ちもこの集落で、農業も狩猟もやっているので山や林、農業の問題がよくわかるんですね。そんな話をするにもビールがあれば、みんな聞いてくれるんです。いきなり自然環境の話をしてもとっつきにくいでしょうけど、ビールの話から始めればたくさんの人が聞いてくれますね」。

のんびりとした空気感の田園風景からは遠くには南アルプスも見える。

自分が住む環境へこだわりを持って接している深澤さん。この場所で行うビール作りに対してのこだわりは一体どういうものなのでしょうか。

「自分達で原料/副原料を作って、それを使ってビールを作りたいんですね。今も数種類のビールは自分の畑で有機栽培で育てた麦、ホップ、蜂蜜、富士山の湧水だけで作っています。この集落は棚田が多くて大規模な農地開発ができません。そういう状況の中でも新しい出口を探しながら、自分たちならではのビールを作っていますよ。で、最終的にはオフグリッドな環境でのビール作りを目指しています。それに、この集落/日本の文化と環境に寄り添ったアルコール飲料も作りたいですね。その土地でできる収穫物をつかって、自分たちが思い描く質を担保できる数量で。もともとお酒と関係の深いお祭りってその土地の収穫物を供えて祀っていたんですね。そういった文化に則った形でビールや新しいアルコール飲料が作れないか、と考えています」。

倉庫には思いが詰まった立札が。

現在、定番は4種類あり、年間通して旬の野菜や植物、果物を使ったようなスペシャルエディションも含め40種類程度のビールを開発・発売している。今回のGO OUTスペシャルビールはどのような内容なのか?

「自分が狩猟で入る山の中で採れるクロモジ(高級つまようじなどに使われる)という香りがものすごく良い植物を使ったIPAで、名前はその名も“CAMP IPA”。フェスでのクラフトビールの認知はどんどん上がってきていて、ちょっとアルコール度数が高くてガツンとくる味わいのビールが好まれているので、ベストなタイミングでのリリースかと思います。また色味はGOJの時のふもとっぱらの朝焼けをイメージしたゴールドカラーになっています。4月のGO OUT JAMBOREEではぜひ飲んでいただきたいですね」。

こちらがCAMP IPAのラベル。ビールは原稿執筆時にはまだ熟成中。

3月10日(金)には、東京・渋谷にあるクラブ「CIRCUS TOKYO」にて、GO OUT JAMBOREE プレパーティーと称してこのビールの発表会も兼ねたパーティーも開催される。そちらでは先着150名にこのCAMP IPAを試飲していただくことができ、販売もします。またGO OUT JAMBOREE 2023のFOREST STAGEに出演するDJ陣がプレイ。GOJ宿泊チケットが当たる抽選会なども開催するので、ビール好きもフェス好きもぜひ遊びにいらしてください。

GO OUT JAMBOREE プレパーティー ーオリジナルビール“CAMP IPA GO OUT×FUJIYAMA HUNTERS BEER ”発売記念ー

日時:2023年3月10日(金)22:00〜
場所:CIRCUS TOKYO(東京都渋谷区渋谷3-26-16)
入場料:当日¥2000
出演:TAKENOKO(FULLOUSE)/Hibi Bliss/DJ POIPOI/ANCHIN/ICHI-LOW(Caribbean Dandy)/Satoshi Miya(BROKEN SPORT/JAZZY SPORT)/NARI(歌声ナイトクラブ)/KENYAKOMATSU and MORE!!



12 >
Tags
GO OUT編集部
作成