2018年12月15日、16日にふもとっぱらで開催された「GO OUT CAMP冬 2018」。本格的な寒さが到来していた会場は、夜は氷点下になるほど!そんな中でも、おしゃれにサイトを作り上げていたキャンプ好きが集まっていたふもとっぱら。今回は、その中でも目を引くテントサイトをスナップしてきました。
キャンプラバーの冬キャンプは、どんなサイト作りを実践していたのかさっそく見せてもらいましょう!
Table Of Contents : 目次
足りないモノは自作で生み出す。オリジナリティの高い、ほっこりサイト。
OWNER:@hayden_1753さんファミリー
D.I.Y.にハマり、足りないモノは探すより作ってしまうというヘイデンさん。寄せ木のパターンが美しいテーブル、ランプコレクションを並べた天板などのウッドファニチャーからランタンハンガーやトライポッドなどのアイアンファニチャーまで仕上がりも職人顔負け。テント内は靴を脱いでリラックスするスタイル。フロアに敷いたレザーや、ラグの異素材ミックスも参考にしたい。
テント選びのポイントは入り口の広さ。ノルディスクのウトガルドと迷った結果、開きが大きいこちらのモデルをチョイスしたそう。テントの外のみならず、中でもしっかり暖が取れるスタイルは冬キャンプの理想型。
ユニフレームの焚火台にトライポッドをオン。ホームセンターで素材を購入し自作したそう。カーミットチェアの座面はオールドマウンテンのハンラクに張り替えをしているが、白のムートンを被せて統一感が出るよう意識。丸テーブルは、アナトリアの銅製丸盆に脚を取り付けたD.I.Y.。
ドームテントに全てを集約した、無駄のない快適な室内が完成。
OWNER:alfa_camp45さん
ベースキャンプ用のテントであるマーモットのレア8Pは、直径4mほどもあるドームテント。付属のインナーを取り付けることもできるが、今回はフロアレスにしてシェルター使いにした。大人が立って移動できる広い室内だが、リビング・キッチン・寝室を全て収めようとすると限界がある。しかし、こちらのサイトでは大きめのアイテムはなるべく持ち込まないことで、室内で全てを完結できるレイアウトを実践していた。限りあるスペースをうまく活用し、寒さをシャットアウトした室内は、快適そのものである。
冬キャンプの寝床は地面からの冷えが一番の敵。少しでも地面から離すためにヘリノックスのタクティカルコットを寝床として使用した。左はサーマレストのマットをグッドフォーナッシングのマットカバーに入れているが、本体とシートを面ファスナーで固定できるためズレ防止に一役買っている。
バイヤーオブメインのラウンジャーチェアは、テーブルとして使っているオットマンと同じマウンテンリサーチ別注モデル。座面のマットのおかげで、ローチェアでも冷えないのも嬉しい。室内に置いたアイテムは、すべてウッドとシルバーで統一されているだけでなく、ロースタイルにすることで空間を広く見せている点にも注目したい。
D.I.Y.アイテムを駆使し、使い勝手と快適さを兼ね備える。
OWNER:タカミーさん/ヤスミーさん
まだまだ人気の衰えないノルディスク。今となっては珍しい、アスガルドの前進モデルであるスー400は、一般的に見るワンポールテントよりも小さいサイズ。保温効果の高いコットンテントだが、外に置きたくないキッチンを室内に入れたり、ストーブといった暖房器具を入れたりと、どんどん室内スペースが手狭になってしまう。そこでタカミーさんは自作の2股ポールでテントを設営。これにより、真ん中のポールを気にすることなくギアを配置できるようにしていた。
スーの室内は、韓国ブランドのアルパカの石油ストーブを愛用中。燃焼効率がよく、一番暖かいとか。上には五徳を置き、ケトルを置いて加湿器代わりに。
外に置かれたジャックアンドマリーのコンテナは、蓋の裏をテーブルや台として使えるように、天板を自作した。重さのあるアイテムも置けるように、蓋のサイズに合わせて脚となる板を作り、その上に3枚並べるタイプの天板を作成。移動中は蓋の裏に天板などすべてのパーツを収納できる仕組み。
こちらのテントサイトのスペックをチェック!
Photo/Taizo Shukuri
Text/Satoshi Yamamoto、Mihoko Odamaki
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