ブランドやアイテム数だけでも膨大にあるヴィンテージのアウトドアギア。その中から使える一品を選ぶのはなかなか時間が掛かってしまう。そこで、プライベートはもちろん仕事でもアウトドアに造詣の深い6人が今も愛用しているお気に入りヴィンテージギアを見せてもらいました。
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FRONTIER CAMP WEARのホーロー製ケトルとカップ
<SELECTER>たき火ヴィレッジ「いの」管理人 猪野正哉
ユーズド品も取り扱う中目黒のショップにフラっと立ち寄った際に見つけ、購入したというホーロー製のケトルとカップ。「主な使い道は焚き火のときですね。直火のため、ススが付いてしまうのは仕方ないことですが、ボディカラーが黒なので汚れも目立つことなく使えます。でもスス汚れも経年変化として楽しめるんですけどね」。
IGLOOのクージー
<SELECTER>Sunbathオーナー 小田島勉
アメリカ生まれのクーラーボックスメーカーで知られるIGLOOのクージー。「はじめはカップかと思ってリサイクルショップで購入したのですが、実は250mL缶が入るクージーでした。なんで350mL缶じゃなかったのだろうと不思議だったのですが、考えても分からないので、カップとして愛用することにしました(笑)」。
Moss TentのCYCLOID
<SELECTER>Solaryth店長 新保壮太郎
1990年代当時、アメリカで流通していたカタログで見かけひと目惚れしたというテントは、モスならではの美しいシルエットが特徴。「状態の良いモノを見つけるの数年かかった思い入れのあるアイテムです。アメリカで購入したのですが、1000ドル以上したんじゃなかったかな?それでも絶対に欲しかったまさに逸品ですね」。
ColemanのModel 621A
<SELECTER>viblant代表 石角直樹
アメリカブランドのコールマンのアイテムでありながら、カナダで製造された初期のヴィンテージモデル。「このモデルは買い付けの時にごくたまに出てくるのですが、その中の一台を私物として流用しちゃいました。珍しいネイビーカラーのボディとテーパーグローブ、そしてめちゃくちゃ明るいトコロがお気に入りのポイントです」。
Optimusの8R
<SELECTER>LUNETTES店主/Sheltデザイナー 水戸岳志
アウトドアストーブ界の名作として多くのアウトドアズマンたちから愛されているガソリンバーナー。「登山を始めたころに古道具屋にあるのを見かけ思い切って購入したガソリンストーブです。シンプルな構造と軽量かつコンパクトであることが最大の利点です。“弁当箱”と呼ばれ親しまれているところなんかも愛着がわきますね」。
U.S.ARMYのフォールディングコット
<SELECTER>イエローデビジョン代表取締役 橋本 浄
アメリカ軍が使用している折りたたみ式の簡易ベッド。軍モノ特有の武骨なルックスと堅牢な作りが最大の魅力。「米軍の払い下げ品をたまたま発見し購入。最初は重いかな?と思ったが使ってみると安定感があり家族でのキャンプやBBQ、サーフィン時の荷物置き、さらにはフェス出店時の什器など幅広く活躍してくれています」。
Photo/Shouta Kikuchi、Takashi Shinjo
Report & Text/Tamaki Itakura
Edit/Shiyori Kawamura(RIDE MEDIA&DESIGN)