アメリカのAmazonで大人気となるなど、話題の保冷剤「COOLER SHOCK(クーラーショック)」が日本上陸!
クーラーショックは、規定の温度を長時間維持する必要がある血液輸送のために開発された技術を応用して生まれた強力な保冷剤。その実力を編集部で実際に使ってチェックしてみました。
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クーラーショックとは。
クーラーショックは熱伝導率に優れたアルミニウムと剛性に優れたポリエチレンとナイロンの3層でできていて、厚みはわずか約0.2mm。未使用時は平たく軽量で、サラサラとした粉末が入っているような感じ。
COOLER SHOCK S ¥777(16.5×19×2.5cm)/
M ¥1188(25.5 × 25.5 × 2.5cm)/L ¥1814(25.5 × 35.5 × 3.8cm)
クーラーショックは、初めて使う際には、一般的な保冷剤と少し使い方が少し違います。まず、キャップを開いて指定量の水を入れる(Lサイズ1660ml、Mサイズ830ml、Sサイズ355ml)。水を入れたら注水口にシリコンの栓(付属)をして、キャップを止めて凍らせれば準備OK。
2回目からは水を入れなおす必要はなく、使い終わったら冷凍庫に戻すだけで、繰り返し使用可能。
冷凍庫から出した時点から温度が上がっていき、やがて0℃になって解ける氷と違って、-7~8℃をキープするように作られているため、クーラーボックス内の保冷効果も長時間キープしてくれるという優れものです。
アメリカンなパッケージが魅力!
いくらおしゃれなクーラーボックスを買っても、中身に生活感がありすぎるとなんだか興ざめしてしまうもの。その点、クーラーショックはカラーリングによるものなのか、どことなく「宇宙食」を感じさせるアメリカンかつ科学的なパッケージで、ルックスが秀逸です!
保冷力はどのくらい?
メーカー発表によると、15LのクーラーボックスならLサイズ1つで1日保冷、2つで2日保冷(Mサイズ2つでLサイズ一つ分)とあります。
さらに、こちらは同じサイズのクーラーボックスを冷やすために必要なクーラーショックと、氷の個数・重量を示した表。16クオート(約15L)のクーラーボックスの場合、クーラーショックLサイズ1つで6ポンド(約2.7kg)の氷と同等の保冷力があることを示しています。
コンビニやスーパーなどで販売されている一般的な板氷が2L(2kg)なので、それよりも0.7kg分高い保冷力があるということになります。
実際に使ってみたところ……。
今回使用したのは約25LサイズのソフトクーラーにLサイズ1つ、Mサイズ1つ、Sサイズ2つ。これはLサイズ2つ分と同じくらいの保冷力となる計算。
そこに、350mlの缶ビール15本を入れ、晴天時は30℃を越えるフジロックにて、2泊3日の間、テント内に置きっぱなしの状態で使ってみました。
すると、使用開始から48時間まではビールがキンキン、60時間経っても冷たいビールが楽しめました。
保冷の基準にもよりますが、上記の表では15Lのクーラーボックスの場合、Lサイズ2つで2日間(48時間)保冷とあるので、実際は発表値以上の保冷力を体感することができたといえます。
保冷力もさることながら、一番のメリットと感じたのは、その薄さ。小さめなMサイズやSサイズを織り交ぜて使用することで、収納物の間に挟んで効率的にかつピンポイントで冷やすことができました。
また、板氷のようにかさばらないのでクーラーボックス内を広く使うことができるのもポイント! 一般的なハードタイプの保冷材に比べて薄型なのでソフトクーラーとの相性がよさそうです。
繰り返し使えて、保冷力バツグン=コスパ◎。
実際に使ってみた総合的な感想としては、コスパが高い印象。これまで道中のコンビニで板氷を調達しては、使用後の溶けた水をもったいない気持ちで処分していましたが、クーラーショックは、値段はそこそこするものの、繰り返し使えて保冷力が高いというところで、コスパがいいと言えるんじゃないでしょうか。
クーラーボックスのスペックを追い求めるとコストが掛かりますが、それに比べれば、保冷剤を買い替える方が割安。うだるような暑さの夏を上手に乗り切るには、おすすめの逸品です。
- Photo/Takuma Utoo、メーカー提供
- Text/Shinya Miura、GO OUT編集部
(問)津田商会 tel:078-731-5845 www.tsudakobe.jp/coolershock