ギアホリックたちの、フェイバリットギア。#5(オモケンパーク ディレクター 面木 健さん)

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キャンプ道具を揃えていくと、誰もが「コレは!」と思うアイテムに出会うものだったりしますよね。日頃からギア選びに余念のないキャンプ好きの目利きたちに、そんなとっておきを教えてもらいましたので、参考にしてみてください!!

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ギアホリックたちの、フェイバリットギア。

面木 健/オモケンパーク ディレクター

都市とローカルのバランスが取れたライフスタイルを提案する『オモケンパーク』を主宰。少年時代のフリスビーを原体験に、フライフィッシングやキャンプなど、そのアウトドアキャリアは30年超えという大ベテラン。

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気がつけば、稀少品ばかりに。ロングライフデザインなギア。 

20代半ばの頃からアウトドアに開眼し、フライフィッシングに熱中しつつ、合わせてキャンプも楽しむようになった面木さん。時は’90年代中頃。モステントやガダバウトチェアなど、現在では伝説的とも言えるギアたちが現役で生産されていた時代だ。それゆえその愛用品は、当時は現行品として購入しつつも、いまや稀少品となったお宝ばかり。

とはいえ特に古いモノを使い続けることに執着しているわけではなく、生来モノ持ちがよく、結果的にヴィンテージギアがあふれるラインナップに。そんな自身も景観のひとつとして社会性を持つよう心がける。

デイナデザインのヌックタック

バックパックの神様こと、デイナ・グリーソンが展開した伝説的ブランドのワンポールテント。購入は1990年代後半、栃木のワイルドワンにて。当時のアウトドアシーンを象徴する色使い。

モステントのリトルディッパー

4本フレーム構造は設営に時間を要するが、耐風性はピカイチ。かつて台風に見舞われた際にもまったく問題はなかったそう。フロアに穴を空けてしまったが、ロストアローにてリペア済み。

モステントのパラウィング19ft

シンプルなデザインでひとりでも設営でき、何よりその立ち姿が美しい。手持ちの各種タープの中でも、もっとも使用回数が多いというお気に入りは、米国の大手ショップREIから取り寄せた。

モステントのフープドアウトランド

モステントのファンにはお馴染みのショップ、目黒のウィンディ(現在は閉店)にて購入。ソロサイズながら、左右非対称のシルエットと美しいフレームワークによる立ち姿は、抜群の存在感。

フォルクスワーゲンのゴルフヴァリアント

2011年式の初代。必要十分な走行性能と、2列目を畳んで荷室とフラットにできる仕様、1.4Lのダウンサイジングターボに惹かれ購入。ルーフキャリアはスーリー。走行距離10万キロ超。 

マーモットのアロイヨ

ダウンシュラフといえばマーモットということで、目白の名店カラファテで購入した3シーズンモデル。それから25年以上、1度もリペアすることなく使い続けているというご長寿品だ。

パタゴニアのブラックホール・ダッフル

どんなモノも吸い込んでしまいそうな大容量のギアバッグは、山岳写真が趣味の父親から譲り受けた。自身がフジロックに参戦した際は、3人分の荷物すべてをこれひとつに収納したとか。

MSRのウィスパーライト

数あるホワイトガソリンバーナーの中でも出番が多いのがこちら。購入は恐らく’95年頃。当時ドル90円前後という相場の中、米国大手アウトドアショップREIにファックスでオーダーした。

マクラーレンのガダバウトチェア

いまはなき英国産名作チェア。’90年代初頭に手に入れた2脚は、座面裏の破れを補修し、リペアで耐久性をアップした。スティック状に畳める設計とアルミフレームの軽量さは実用性高し。

トランギアのストームクッカー

ニュージーランドへフライフィッシングに行った際に、現地ガイドが使っていた本製品。当時はホワイトガソリンの火器が主流だった中、音を出さずに燃焼する仕組みに感銘を受けて購入。

Photo/Taizo Shukuri Text/Satoshi Yamamoto


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GO OUT編集部
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