Table Of Contents : 目次
メルセデス・ベンツ G350 d、静粛性に優れる直6クリーンディーゼル「OM656」を搭載。
メルセデス・ベンツ日本は、フラッグシップオフローダー「Gクラス」に、直列6気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載した「G350 d」を追加した。すでに予約はスタートしているが、カスタマーへの納車は7月頃を予定している。
「Gクラス」は1979年、最高級クロスカントリービークルとして誕生して以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディをそのままに、常に最適のパワートレインの改良や、最新装備を追加しながら進化を続けてきた。そして、2018年には、長い歴史の中で最も大きな改良を敢行。積み重ねてきた伝統を最新技術を駆使しアップデートしたことで、オンロードとオフロードにおいて最適なパフォーマンスを発揮する、究極のオフローダーに生まれ変わっている。
今回追加されたモデルは、バランスに優れ、コンパクトな直列6気筒クリーンディーゼルターボエンジン「OM656」を搭載。高い燃費性能に加えて、欧州において導入されている「RDE(Real Driving Emission:実路走行試験)規制」に適合するなど、高い環境性能も併せ持ったモデルとなる。
最高出力286hp、最大トルク600Nmを発揮。
「OM656」は「400 d」などにも搭載されている最新の直列6気筒クリーンディーゼルターボ。直列6気筒エンジン「M256」などと基本設計を共有する、モジュラーコンセプトを採用している。最高出力は286ps(210kW)、0-100km/h加速は7.4秒を実現する。
また、最大トルク600Nmの発生範囲は1200〜3200rpmまでと拡大。可変エンジンマウントの採用により、低振動で高い静粛性を持ちながらスムーズな加速を実現。その結果、長距離走行がさらに快適になったという。
「OM656」はシリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして、全長をコンパクトにまとめたことで様々なモデルに搭載することが可能になった。シリンダーブロックが軽量化のためにアルミニウム製となっている一方、ピストンはスチール製を採用。熱膨張率が異なる素材を採用することで、従来の40%以上も摩擦を低減している。また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングする「NANOSLIDE」摩擦低減加工も施されている。
軽量「9G-TRONIC」の採用で高燃費を実現。
「G350 d」は、トルクコンバーターハウジングをアルミニウム製、ギヤハウジングをマグネシウム製とした「9G-TRONIC」トランスミッションを採用。前進ギアが2速分増えた9速になったにもかかわらず、従来の「7G-TRONIC」と比較して1kg軽量化を実現。さらに増えたギヤにより、同じ速度でも高いギアを使ってエンジン回転数を低くすることが可能となり、消費燃料の低減にも貢献している。
【車両本体価格(税込)】
メルセデス・ベンツ G350 d:1170万円
- “GENROQ Web”の関連記事(外部リンク)
- ・メルセデス・ベンツ G350 d登場! クリーンディーゼルを搭載した“Gの本命”
- ・「LOTUS CUP JAPAN」、エントラントへのタイヤ贈呈方法を変更
- ・ポルシェ 718 ケイマン GT4 クラブスポーツ 発売開始! 遂に新たなワンメイクレースが始まる
- ・新型BMW 7シリーズ 初試乗 第二弾! ハイブリッドモデル 「745 Le」の印象とは?
- ・フォルクスワーゲン、フルサイズ電動SUVを上海ショーで公開
- ・アウディ、上海モーターショーで自動運転コンパクトを発表