春が近づきキャンプ欲も日々上昇中な今日この頃ですが、アウトドアフィールドはまだまだ寒くて防寒対策にも気を抜けません。かといってテントサイトのコーディネートにもこだわりたいところ。
では、防寒も見栄えも両立するにはどうやってテントサイトを作り込んだらいいのか? 実際におしゃれキャンプスタイルを実践するテントサイトでは寒さ問題にどう対処しているのかを見てみましょう。
これは、4月12日(金)〜14日(日)に行われるキャンプフェス「GO OUT JAMBOREE 2019」でもきっと役立つはず!
GO OUT JAMBOREE 2019に関する記事はこちらをチェック!
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防寒対策も抜かりなしのおしゃれキャンプスタイル。
寒さ対策=ストーブを持ち込む、だけじゃないのがテントサイトの防寒。キャンプの達人たちがどうやって快適なサイトを作っていたのか、まずはお手本を真似してみるのが一番の近道!
− 寒冷期にうってつけなオールインワンスタイル。
巨大な玉ねぎ型のシルエットがひと際に目を引くシェルターは、ノルウェーのアウトドアブランド、ヘルスポートのバランゲルドーム。
フロアレスのシェルター内にはストーブを配し、リビング・寝室すべてを兼ねたオールインワンスタイル。人数が多い場合はシェルターの周りに寝室用のテントを建てるなど、さまざまなスタイルにも応用できるのもメリット。
リビングを兼ねた室内には、中央のストーブを囲むようにカーミットチェアをセット。ストーブ近くに置くアイテムは、火に強いアイアンやウッドのギアで安全面も◎、チェアとの間には六角テーブルを置き使い勝手も向上させた配置。またテーブルの1部をあえて外し、ストーブに薪をくべることができる工夫もナイス。
フジカのハイペットは、サブの暖房として。就寝時の薪ストーブの使用は引火の可能性もあり非常に危険なので、こうした2台持ちは安全面での工夫としても◎。
就寝時の底冷えは、キャンプ中最大の敵。コットの上にウレタンマット、タオルブランケットの順に敷くことで、地面からの冷気を防ぎ、安眠できるように。
− 広々コットンテントでお座敷スタイル!
保温性の高いコットンキャンバスのテントを使っていたのが、こちらのサイト。個人輸入したベルテントブティックのトゥアレグは、夜など冷え込みが厳しいとき室内に篭っても、ストレスのない広々とした空間。
大人数で参加する場合は、宴会場として活躍しそう。これさえあれば、タープなしでサイトを完成できるので設営が簡単に行えるのも嬉しい点。
室内を寝室・リビングで半分に分けてセッティング。床はカーペットとラグを敷き詰め、地面からの冷えをシャットアウト。靴を脱いで過ごすお座敷スタイルもこれで安心。大人が10人以上入る広い空間ながら、ストーブ1台でも十分温まるのは、コットン素材が持つ特徴のひとつ。
野外での暖取りには、やはり焚き火が欠かせない。ユニフレームの焚き火台を囲むようカーミットチェアをセット。トライポットがあれば調理も可能に。
ワイルドワンのコットとテントファクトリーのエアベッドを並べて配置。コット下には収納ケースを入れ、収納兼地面からの冷え防止にと、一石二鳥な工夫。
次ページでは、テントサイトの安全対策をチェック!