
キャンプや登山などのレジャーにクルマは欠かせない存在だ。遠方への移動はもちろん、自慢のギアの持ち運びもできるし、時にはテント代わりに車中泊も楽しめちゃう! アウトドア好きならフィールドに似合うSUVや荒地も走れる4WD仕様を好んで選ぶ人も多いけれど、近年、人気急上昇なのが“軽自動車”だ!

コンパクトだから小回りも効くし、運転に不慣れな人も扱いやすい。さらに、税金などの維持費も抑えられるから趣味的なセカンドカーにもうってつけ。それでいてボクら的には『アウトドア』な雰囲気が感じられたら言うことなし! というわけで、今回は新車で買える“アウトドアなK-CAR”をピックアップしてお届け。

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ダイハツ/タフト:角ばりボディの本格SUV!

タントを軸にした共通プラットフォーム“DNGA”の第三弾として2020年に発売。角ばったスクエアボディが無骨な印象を与えるだけでなく、最低地上高は190㎜を確保しているから、ちょっとした荒地もOKだ。
スーパーハイト系にこそ適わないが天井もそれなりに高いので狭さも感じにくく、シートを倒せばほぼフラット形状になるから一人~二人の車中泊もこなせちゃう。

グレードは大きくXとGの2種で、駆動方式(2WD/4WD)やターボの有無を選択可。車体価格も130万円台~とリーズナブルなのも嬉しいところだ。上級のGグレードにはルーフレールやLEDフォグランプを標準装備し、パワーボタン(Dアシスト)を押せば状況に応じて走行モードを切り替えられる。

こちらは「GO OUT CAMP vol.16」に参加してくれた鎌倉 奈美さんの愛車(’20モデル)。ルーフキャリアやホイール、ドアノブなどを白に塗り替えて可愛らしくドレスアップ!
レジャー向けのタフトをレトロポップな一台に(DAIHATSU/TAFT)
スズキ/ジムニー:軽クロカンと言えばコレ!

軽自動車のSUVと言えば、いつの時代もジムニーが筆頭! 5ドア仕様の“ノマド”も発表されて再び注目を集めているが、それも下敷きとなっている軽モデルがあるからこそ。
現行の4代目は洗練された直線基調のエクステリアとなり、カラバリもグリーンやアイボリーのアース系をはじめ、イエローやブルーといった華やかなものまで豊富に揃う(グレードによって異なる)。

全3グレードとも4WD駆動で、ATのほかに本格的な外遊びに使えるMT仕様が設定されているのも硬派の証! 社外パーツも潤沢なので自分色に染められるのも魅力だ。

社外パーツの話が出たところで、老舗カスタムメーカーの「DAMD(ダムド)」が手掛けるジムニーは多種多様! ゲレンデ(Gクラス)をオマージュしたリトルDをはじめ、ランチアのデルタ、ルノーのサンクをモチーフにしたコンプリートキットを発売している。他車と違いを出したいなら要チェック!
「ダムド」が手がける多彩な“ジムニー”たち、9モデルを全部見せ!!
スズキ/ハスラータフワイルド:ポップで可愛いニューカマー!

「遊べる軽」のキャッチコピーでお馴染みハスラーの“タフワイルド”は2024年5月にデビュー! グリルやガーニッシュ、ホイールなどにブラックを取り入れて精悍なスタイルに! さらにスクエア型のフォグランプやルーフレールを追加して『タフ&ワイルド』な要素をプラスしている。

「ジムニーほどじゃなくてもアウトドアっぽいクルマが欲しい!」というニーズに合致し、一般的な軽カーとSUVの中間に位置する、まさにクロスオーバーな一台なのだ。

もちろんスタンダードのハスラーも大人気! こちらは「GO OUT CAMP 冬 2019」にて撮影したナリさんご夫婦と愛車。キャリアにはカヤックを積んでバスフィッシングを楽しんでいるという。
夫婦の意見が一致したお気に入りカラー(SUZUKI/HUSTLER)
三菱/eKクロス:みなぎる道具感!

eKワゴンをベースにしながら、三菱ならではの逆スラントノーズに大径グリルを組み合わせた「ダイナミックシールド」でアグレッシブなフェイスを獲得。屋根やサイドミラーを切り替えたツートンカラーも用意されている。

グレードは内外装に本革やメッキを採用した“G”と、ターボ採用で力強い走りが自慢の“T”の2種で、いずれもデジタルルームミラーや安全運転アシスト機能「マイパイロット」を備えたプレミアムも設定。やや長めの軸間距離(2495㎜)は高速を安定して走れるから長距離移動もお手の物。

またeKクロスにはEV仕様もラインナップされている。給電コネクター(別売り)を接続すれば屋外でも電気製品が使用可能。キャンプや万が一の災害時などで活躍するぞ。なおeKシリーズは日産との合併会社であるNMKVが開発しておりデイズシリーズとプラットフォームを共通としているが、この野性味溢れるデザインは三菱車だけ!
三菱のSUVテイストな新型「eKクロスEV」がついに登場! 180万円台から買える軽EV
次は乗り降りラクチンな「スライドドア」が登場!