パンクドランカーズ(PUNK DRUNKERS)は、“UNCOOL IS COOL(ダサいはかっこいい)”をコンセプトに、どこにもカテゴライズできない独創的なコレクションを打ち出すブランド。そんなパンクドランカーズのブランドヒストリーや特長、注目のスタイリング、おすすめアイテム、全国の取り扱い店舗をご紹介。

PUNK DRUNKERS(パンクドランカーズ)とは?

“UNCOOL IS COOL(ダサいはかっこいい)”をコンセプトに、どこにもカテゴライズできない独創的なコレクションを打ち出す「パンクドランカーズ」。和と洋に遊び心を加えたアイテムは、オリジナリティ満載で着る人の個性を引き出してくれます。ストリートで目を引くデザインは一度袖を通すとヤミツキ必至。

パンクドランカーズは、日本のストリートカルチャーを背景にしながらも、特定のジャンルや潮流に強く依存しない立ち位置を築いてきたブランドだ。
大胆なグラフィックやユーモアを前面に押し出しつつも、その表現は単なる悪ふざけや消費的なジョークに収まらない。

一見するとポップで軽快な印象を受けるが、アイテムを継続して見ていくと、デザインや言葉選びには一貫した距離感があることがわかる。
ストリートブランドにありがちな「わかりやすさ」や「即時性」を過度に求めず、見る側や着る側に解釈の余地を残す。その姿勢が、長年にわたり支持されてきた理由のひとつだ。

パンクドランカーズは、カルチャーの中心で象徴的な役割を担うブランドではない。しかし、シーンの周縁に位置しながら、独自の存在感を保ち続けている。その中途半端さをネガティブに捉えず、むしろ強みとして積み上げてきた点が、このブランドの特徴といえる。

ブランドの立ち位置と成り立ち。

自他ともに誰もが認めるソフビマニアの“親方”の里見親美氏。

パンクドランカーズは、1990年代後半以降の日本のストリートシーンを背景に生まれた。当時は、ブランド性や限定性が強く意識され、分かりやすいアイコンやメッセージが求められる時代でもあった。

そうした流れのなかで、パンクドランカーズは明確な主張や思想を前面に押し出す手法を取らなかった。反骨的でありながら、過度に攻撃的ではない。ポップでありながら、迎合的でもない。その曖昧さを維持しながら、継続的にプロダクトを発表してきた。

結果として、一過性のブームに乗ることはなかったが、流行が変わってもブランド自体が消えることはなかった。特定の世代やジャンルに強く結びつかないため、着る側の年齢や立場が変わっても、距離を取りながら付き合い続けられる。

ストリートの文脈に立脚しつつ、どこか一線を引いた視点を持ち続けている点。このスタンスが、パンクドランカーズを他のブランドと明確に分けている。

悪ノリがカルチャーとして成立する理由

パンクドランカーズを語るうえで避けて通れないのが、いわゆる「悪ノリ」と呼ばれる表現だ。キャラクターの造形や言葉選び、グラフィックのテーマには、一般的なアパレルブランドであれば躊躇されがちなラインが含まれている。

ただし、その表現は無秩序に放り込まれているわけではない。過激さや下品さを狙いにいくというより、「どこまで崩していいのか」「どこで踏みとどまるのか」を明確に線引きしたうえで設計されている。ここが、単なる内輪ノリや消費的なジョークと決定的に異なる点だ。

悪ノリが成立するかどうかは、内容そのものよりも、積み重ねられてきた文脈に左右される。パンクドランカーズの場合、ブランドの初期から現在に至るまで、そのテンションや視点が大きく変わっていない。見る側が「こういうブランドだ」と理解した状態で接するため、表現が文化として受け止められやすい。

つまり、悪ノリは目的ではなく手段に近い。世界観を構築するための要素として、一定の距離感を保ちながら使われている。

ふざけきる覚悟と一貫性。

【PDS × KUDAN】 PUNKUDAN式総柄ベアシャツ ¥14740

パンクドランカーズの表現が成立している背景には、「中途半端にやらない」姿勢がある。笑わせにいくなら徹底する。ズラすなら最後までズラす。その判断が、プロダクトごとにブレていない。

流行や社会的な空気に応じてトーンを調整するブランドも多いなかで、パンクドランカーズは自分たちの基準を優先してきた。
結果として、時代によって評価が上下することはあっても、ブランドの軸そのものが揺らぐことは少ない。

また、ふざけた表現の裏側には、意外なほど冷静な設計がある。アイテムの仕様や作りは決して粗くなく、あくまで「着る服」として成立させている。そのギャップが、悪ノリを単なるネタで終わらせない。

一貫性があるからこそ、拒否反応が出る人がいる一方で、強く刺さる層も生まれる。全方位に受け入れられないことを前提にした表現を続けている点が、このブランドのカルチャー性を支えている。

キャラクターとグラフィックが持つ独特の距離感

パンクドランカーズを視覚的に特徴づけているのが、強い個性を放つキャラクターとグラフィックワークだ。一度見たら忘れにくい造形ではあるが、いわゆる“マスコット的な親しみやすさ”を前提にしていない点が、このブランドらしい。

とくにパンクドランカーズのアイコンキャラクターである“アイツ”は印象的。それでも、キャラクターは前面に出ているものの、着る側との距離は意外と近すぎない。

グラフィックも同様で、意味が即座に理解できるものばかりではない。
言葉遊び、視覚的な違和感、意図的なズレ。そうした要素を組み合わせることで、見る側に解釈を委ねる余地を残している。

この距離感があるからこそ、キャラクターがブランドの顔になりすぎない。
アイコンとして機能しながらも、着る人の個性を上書きしないバランスが保たれている。

また、毎シーズンの展開を追っていくと、キャラクターやモチーフが固定化されすぎていないことにも気づく。同じ方向性を保ちながら、少しずつ表情や扱い方を変えていく。その変化が、飽きにつながりにくい理由のひとつだ。

結果として、パンクドランカーズのグラフィックは「目立つための装飾」ではなく、ブランドの空気を伝えるための手段として機能している。強いが、押しつけがましくない。その塩梅が、このブランド独自の距離感を形づくっている。

ジャンルを越えて続くコラボレーション

【PDS ×くっきー!】ミスティTEE ¥5280

パンクドランカーズは、単体でプロダクトを出すだけでなく、他ブランドやGO OUTとの企画を通じてコラボレーションを継続的に展開している。その取り組みはファッションだけに留まらず、履物や小物といった異なるカテゴリにも広がっている点が特徴だ。

こちらは芸人「野性爆弾」くっきー! とのコラボレーション。彼が扮する人気キャラクター、ミスティをついにTシャツにした。

PUNK DRANKERS × GO OUT by SUBU BOARD ¥14900

こちらはSUBU(スブ)とGOOUTとの別注サンダル。このコラボでは、足元がインパクトのあるシューズになるだけでなく、パンクドランカーズ側でデザインされたオリジナルワッペンを自由に貼り付けられる仕様になっている。遊びの余白を残した設計が、ブランドの表現領域を広げるコラボレーションの代表例といえる。

[PDSxGOOUT]プクッとロゴロンTEE 各¥7700

GO OUTとの別注アイテム企画も複数回行われている。2025年秋の「コラボフェス」では、人気モデル“プクッとロゴBIG.TEE”をベースにした別注ロングスリーブTシャツが登場した。

こちらはGO OUTのロゴをあえて膨らみのある発泡インクで再構築し、パステル系カラーを用いた3色展開で仕上げられた。普段のラインナップにはない仕様感と配色が特徴で、幅広いシーンでの着回しに対応する一枚として紹介された。

こうしたコラボレーションでは、パンクドランカーズのキャラクター性やグラフィック表現が保たれたまま、相手ブランドのカテゴリや用途にフィットする形で落とし込まれている点が共通している。

大人がパンクドランカーズを選ぶ理由。

パンクドランカーズは、若年層向けのストリートブランドとして消費され続けてきたわけではない。むしろ、年齢を重ねた層があらためて手に取っている点に、このブランドの特性が表れている。

大人が着る理由のひとつは、ブランドが「若さ」を過度に売りにしていないことだ。エネルギッシュではあるが、無理に勢いを誇示しない。騒がしさがありながらも、どこか冷静さが残っている。そのバランスが、年齢を重ねた感覚と噛み合う。

また、パンクドランカーズの服は「自分をどう見せたいか」を強く主張しすぎない。アイテム単体では癖があるが、シンプルなパンツや無地のアウターと合わせても違和感が出にくく、日常着として取り入れやすい。

若い頃にストリートカルチャーに触れてきた世代にとっては、当時の空気をなぞり直す感覚もある。ただし、懐古に寄りすぎず、今の生活リズムに合わせて距離を取れる。その余白が、大人にとって心地いい。

結果として、パンクドランカーズは「気負わず遊びを足せる服」として選ばれている。無理に若作りをするわけでもなく、完全に落ち着ききる必要もない。その中間に自然と収まる点が支持につながっている。

他ブランドと混ざらない存在感

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多くのストリートブランドがコラボレーションやトレンドを通じて横断的につながっていくなかで、パンクドランカーズは独立した輪郭を保っている。他ブランドと並べたときに、空気が混ざりにくい。この性質が、着こなしの中で強く作用する。

理由は、グラフィックやキャラクターだけにあるわけではない。言葉選び、モチーフの扱い方、全体のテンション。そのすべてが一定の方向を向いているため、別の文脈と安易に融合しない。

「これでなければならない理由」が明確に残る点が、パンクドランカーズの強みといえる。

好き嫌いが分かれること自体が価値になるブランド。

PDS×PAC-MAN 名人コーデュロイJKT ¥26950(2色)

パンクドランカーズは、万人受けを前提にしたブランドではない。初見で惹かれる人がいる一方で、強い違和感を覚える人もいるだろう。その振れ幅の大きさは、意図的に残されている要素といえる。

多くのアパレルブランドは、裾野を広げる過程で表現をマイルドに調整していく。一方でパンクドランカーズは、線を引くことを恐れていない。受け手を選ぶことを前提にしながら、その姿勢を長く保ってきた。

この割り切りがあるからこそ、絶えず熱烈なファンがついてくるのだ。流行や評価の上下に左右されにくく、「ずっと好き」「定期的に戻ってくる」という関係性が生まれやすい。

また、好き嫌いが分かれることで、ブランドが説明されすぎない状態も維持されている。一つの意味に回収されないため、着る側の解釈やスタンスが入り込む余地が残る。その余白が、着用体験を固定化させない。

結果として、パンクドランカーズは“わかりやすさ”よりも“引っかかり”を重視するブランドとして機能している。合わない人がいることを前提にしながら、その前提自体を価値に変えてきた点が、このブランドの持続力につながっている。

グラフィックとステッチワークで遊び心を主張するパンクドランカーズのスタイリング。

リバーシブルの【PDS × PAC-MANPAC-MA1を表裏でそれぞれコーディネート。デイリーな洋服なのにクスッと笑える刺繍やグラフィックで魅せるのが「パンクドランカーズ」の真骨頂。

一度見ると忘れられないほどハイインパクトなグラフィックを得意とする「パンクドランカーズ」。コーディネートが物足らないと感じたときに、同ブランドのアイテムに袖を通すと絶妙なバランスに。

ジャージとニュージャージー州をかけたアイテムをセットアップで。どこかで見たことのあるアイテムを、さり気なくモチーフにするのも「パンクドランカーズ」が得意とするところ。

千駄ヶ谷の住宅街にポツッと佇む「パンクドランカーズ」の直営店。

JR千駄ケ谷駅から走って2分の場所にある「鷹の爪」。パンクドランカーズはもちろん、雑貨を中心とする別レーベルのオジサンも展開。全コレクションを通じて、同ブランドが考える“UNCOOL IS COOL(ダサいはカッコいい)を提案する。

■鷹の爪
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-19-12 千駄ヶ谷第2スカイハイツ1F
tel03-3478-4844

着用するだけでテンションを上げてくれる「パンクドランカーズ」のコレクション。見たことのあるデザインをモチーフにしたり、異業種と積極的にコラボしたりと、他に類を見ない個性的なラインナップは必見だ。

Q&A

Q. ブランドをひと言で表現すると?

ストリートを軸にしながら、ギャグ・風刺・キャラクター表現を一貫して続けてきた日本発のブランド。ふざけた見た目の奥に、長年変わらない姿勢と文脈がある点が特徴。

Q. 年齢層は?

実際の着用者には30代後半〜50代が多い。若い頃に通ってきたカルチャーを、今の距離感で着たい人にフィットしやすい。

Q. サイズ感は?

アイテムによって異なるが、全体的にややゆとりのある設計が多い。
タイトに着るより、少し余白を残して着たほうが雰囲気が出やすい傾向。

Q. 他のストリートブランドとどう違う?

トレンドやシーズンテーマより、キャラクターと世界観の継続性を重視している点。時代に寄せすぎないため、混ざりにくく、被りにくい。

Q. どこで購入できる?

公式オンラインストアのほか、セレクトショップやイベント出店での展開が中心。アイテムによって流通が限定されることも多い。

GO OUT Onlineで探す

 
・A.dore
札幌市中央区南3条東1丁目4 アルファ創成川公園1F
tel:011-271-3969

・RAD
青森県弘前市駅前13-2
tel:0172-35-6372

・mash plus
青森県八戸市江陽2-14-1 ラピア2F
tel:0178-24-0228

・Cause 五所川原エルム店
青森県五所川原市笠柳藤巻517-1 ELM-1F
tel:0173-33-2160

・MAD SPLASH
岩手県盛岡市中ノ橋通2-11-1
tel:019-681-6766

・ジーンズワールド
岩手県奥州市水沢区佐倉河字慶徳64-3
tel:0197-22-5711

・RAFFISH DOG
宮城県仙台市青葉区中央2丁目6-14 光翠ビルB1F
tel:022-265-1977

・bene posto 名取店
宮城県名取市杜せきのした5-3-1 イオンモール名取2F
tel:022-382-0083

・bene posto イオンモール石巻店
宮城県石巻市茜平4-104 イオンモール石巻2F
tel:0225-21-5410

・bene posto イオンモール秋田店
秋田市御所野地蔵田1-1-1 イオンモール秋田3F
tel:018-839-6556

・ROOST
山形市鶴岡市城北町8-13
tel:0235-28-3531

・Cause イオンモール天童店
山形県天童市芳賀土地区画整理事業地内34街区 イオンモール天童2F
tel:023-654-0669

・undiscovered
福島県福島市新町4-28
tel:024-572-6536

・JUNK BLUES
群馬県高崎市通町93番地26 山一ビル103
tel:027-310-1276

・MeetsAnswer春日部
埼玉県春日部市下柳420-1イオンモール春日部 3F
tel:048-878-8538

・MeetsAnswer菖蒲店
埼玉県久喜市菖蒲町菖蒲6005番地1 モラージュ菖蒲2F
tel:0480-44-8691

・TIME SHOCK
千葉県柏市柏3-4-1 石井ビル2F
tel:0471-67-3010

・arktz
東京都渋谷区神宮前6-18-6 大橋ビル2F
tel:03-5466-1388

・GEKIROCK CLOTHING
東京都渋谷区宇田川町11-1 柳光ビル別館B1F
tel:03-6416-9169

・MOSH MACHINE
神奈川県藤沢市宮原1410オレンジBOX内1F
tel:0466-20-6310

・DOLL
石川県かほく市森力20-5
tel:076-255-2759

・STEELO
山梨県南都留郡富士河口湖町船津4779-4
tel:0555-73-2359

・LOOP
岐阜県可児市皐ヶ丘1-110
tel:0574-64-3313

・Scrape
静岡県浜松市中区鍛治町100-1
tel:053-454-7101

・NO TARGET rise
静岡県静岡市葵区両替町1-5-7 光進両替ビル1F
tel:054-255-9175

・NATIVE BANDITS
愛知県豊橋市花園町3
tel:0532-53-5226

・EXTRA ISSUE
名古屋市中区大須3-5-49 第2ハセビル2F
tel:052-251-6151

・WACKY RACE
愛知県春日井市知多町2-45
tel:0568-37-1169

・ChouChou x SUPER7MARKETウイングタウン岡崎店
愛知県岡崎市羽根町字小豆坂3 ウイングタウン1F
tel:0564-58-3339

・SPACE
三重県伊勢市宮後2-20-3
tel:0596-28-5946

・ろーぐす 本店
滋賀県湖南市中央1-2
tel:0748-72-4610

・ろーぐす 水口店
滋賀県甲賀市水口町北泉1-41
tel:0748-65-6171

・WARP
大阪府大阪市中央区西心斎橋2-13-16 おおきに西心斎橋Birth Placeビル402
tel:06-6180-4413

・道草
和歌山県田辺市あけぼの37-17 あけぼの台31号
tel:0739-34-2256

・MAD520
鳥取県倉吉市幸町520
tel:0858-23-1433

・MeetsAnswer岡山店
岡山市北区下石井1-2-1 イオンモール岡山3F
tel:086-206-7299

・MON-AMI BLUE UNITY
長崎市浜町9-8-105
tel:095-826-8060

・zwolf
大分県大分市府内町 1-5-1 COSMOⅡ.202
tel:097-547-9788

・BENGAL
宮崎県都城市中町8-6
tel:0986-25-9889

・COCONUT CRASH
鹿児島県鹿児島市小松原2-16-18
tel:099-260-2710

・BENGAL 鹿屋店
鹿児島県鹿屋市寿5-18-4
tel:0994-44-3396

・HAPPY COMPANY
鹿児島県奄美市名瀬伊津部町11-6
tel:099-753-9368

・Phillip66
鹿児島市照国町15-13
tel:099-225-5266

・GKCY
沖縄県那覇市牧志2-1-18 2F
tel:098-869-5433