「ROOT CO.(ルートコー)」は、神奈川県・箱根を拠点とするモバイルギアブランド。繊細な電子機器を過酷な環境から守るための「ミルスペック(米国軍用規格)」準拠の耐衝撃性能と、タウンユースでも違和感のないスタイリッシュなデザインを高次元で融合させている。

ROOT CO.(ルートコー)とは?

「ROOT CO.(ルートコー)」は、神奈川県・箱根を拠点とするモバイルギアブランドだ。豊かな自然に囲まれた箱根という地で、「自然の中での体験をより深く、拡げて、より豊かな体験にしていく」ための製品を生み出したいという想いからスタートした。

ブランドの根底にあるのは、“進化したデジタルデバイスを、アウトドア環境でも安心して使い倒す”という発想。

左2点:SQR. 右2点:SQR. LITE

スマートフォンの普及により、山や海でも地図アプリやカメラが欠かせない存在となった現代において、繊細な電子機器を過酷な環境から守るための「ミルスペック(米国軍用規格)」準拠の耐衝撃性能と、タウンユースでも違和感のないスタイリッシュなデザインを高次元で融合させている。

今やキャンプ場やフェス会場で、そのアイコニックなカラビナ付きケースやリールを見かけない日はないほど、外遊び好きの定番ブランドとして定着している。

自然と都会をシームレスに繋ぐデザイン

ROOT CO.のプロダクトを貫いているのは、フィールドを選ばないシームレスなデザインだ。「アウトドア=武骨で重厚」という既成概念にとらわれず、オフィスや街中で使ってもスマートに映える、洗練されたフォルムである点も見逃せない。このシームレスなデザインこそが、現代の多様なライフスタイルに絶妙にマッチする。

例えば平日の通勤時。ビジネスバッグに「MAG REEL」でパスケースを取り付けても違和感なく馴染み、改札やオフィスへの出入りをスムーズにする。そして週末。愛車のスマートキーをリールごと腰にぶら下げてドライブへ出かけ、到着したキャンプ場ではそのリールやカラビナがそのままタフなギアとして機能する。

オンとオフ、街と自然。その境界線を意識することなく、常に身につけていられる“相棒”のような存在感が、多くのファンを惹きつけてやまない。

外遊びのストレスをゼロにする、ROOT CO.の必携ギア

ブランドの世界観を体現する、機能的なギアたち。一見似ているようでも、耐荷重や機能はモデルごとに細かくチューニングされている。「なんとなく」で選ばず、自身のスタイルに最適なスペックを見極めるのが使いこなしの第一歩だ。

ここでは、ROOT CO.を語る上で外せない定番のラインナップを厳選した。

ブランドの顔とも言える最強ケース、GRAVITY Shock Resist Case

GRAVITY Shock Resist Case Pro.(iPhone14用)  ¥4400~¥4950

ROOT CO.のラインナップにおいて、中核を担うのがこのスマートフォンケースだ。米軍規格準拠の耐衝撃性能に加え、ポリカーボネートとTPUの二重構造を採用。「とりあえずこれを付けておけば安心」な防御力がありながら、手馴染みの良いシルエットにまとめられている。

背面クリアやループ強化版などバリエーションも豊富だが、車載ホルダー等を使うなら「MagSafe対応モデル」を選ぶことだけは忘れずに。

ROOT CO.ならではのスタイルと言えるのが、別売りのリールと連結した“吊り下げスタイル”。ベルトループに装着したまま地図を確認し、手を離せばスッと定位置に戻る。ポケットから出し入れする手間と、落下のリスクを一挙に解消してくれる、ブランドの絶対的エースである。

用途で使い分けるリールギア、MAG REEL

MAG REELシリーズ ¥3,300~¥4,400

そんな“吊り下げスタイル”の要となるのが、MAG REELシリーズだ。特筆すべきは、強力なマグネットを内蔵している点。伸縮自在なリールで手元に引き寄せ、手を離せば磁力で「カチッ」と定位置に収まる。移動中に重みで勝手にリールが伸び、ギアがブラブラしてしまうストレスとは無縁だ。

左:SQR. 右:SQR. LITE

選び方の基準は「重さ」と「取り付け場所」。スマホやコンデジのような重めのガジェットを任せるなら「MAG REEL 360」、鍵やライトなど軽い小物には一回りスリムな「MAG REEL LITE」。ザックのショルダーハーネスなど、ベルト状の場所に直接固定したいなら、スリット構造を採用した「MAG REEL SQR」系が最適解となる。

腕元もミルスペック化、Shock Resist Case Pro. & Apple Watch Band.

Shock Resist Case Pro. ¥3520 Apple Watch Band. ¥2970

便利なApple Watchを、岩場やキャンプで使うのは少し躊躇する。そんな心理的ハードルを下げてくれるのが、このケースとバンドのセットアップである。

「Shock Resist Case Pro.」は、G-SHOCKを彷彿とさせるタフなベゼル形状が目を引く。ポリカーボネートとTPUのハイブリッド構造で、衝撃吸収性は折り紙付きだ。

そこに合わせたいのが、高強度ナイロンウェビングを使用した「GRAVITY Apple Watch Band.」。肉厚な生地と無骨な金具が、手首に確かなホールド感をもたらす。

この2つを組み合わせることで、繊細なスマートウォッチが、一瞬でミルスペックな「タクティカルウォッチ」へと変貌する。iPhoneケースとカラーを揃えれば、腕元まで含めたトータルコーディネートの完成だ。

遊び心と実用性を兼ね備えたソーラーランタン、HEX-SoLa ver.2

PLAY HEX-SoLa ver.2 各¥10890

ROOT CO.のプロダクトデザインを象徴する、六角形(ヘキサゴン)のLEDランタン。このユニークなフォルムは単なる奇抜さではなく、3面に搭載されたソーラーパネルを効率よく配置するための機能美だ。

コンパクトながら最大1500ルーメンというメイン級の明るさを誇り、3色(暖色・白色・混合色)の調光も可能。側面のハンドライト用LEDを使えば懐中電灯にもなるほか、置き・吊り下げと、あらゆるシーンに対応する3WAY仕様となっている。

大容量バッテリーはスマホへの給電も行えるため、連泊キャンプはもちろん、災害時の備えとしても頼もしい一台だ。

スマホ収納に特化したタフな一本、PLAY Stretch Denim Pants

PLAY Stretch Denim Pants ¥11550

モバイルギアブランドが本気で作ったデニムは、ポケットの配置からしてひと味違う。最大の特徴は、両サイドの太もも位置に設けられた「スマホ専用ポケット」だ。一般的なジーンズと異なり、キャンプチェアに深く腰掛けた状態や、車の運転中でもスムーズにスマホを出し入れできる。

生地には適度な厚みとストレッチ性を持たせ、秋冬のフィールドでも動きやすさは抜群。履き込むほどにインディゴの色落ちを楽しめる点はヴィンテージデニム同様だが、あくまでその本質は「ギア・ウェア」。日常の利便性を劇的に向上させる、隠れた名作である。

ファン垂涎、コラボ・別注モデルもアツい

BR×ROOT CO. for iPhone17Pro 各¥6600

ROOT CO.の楽しみ方は、インライン(通常)モデルだけにとどまらない。人気ブランドとのコラボレーションは、発売直後に完売することも珍しくないほど、常に高い注目を集めている。ここでは、特に注目すべき3つのビッグネームを挙げる。

まずは、ラゲッジブランドの雄「BRIEFING(ブリーフィング)」。互いに「ミルスペック」を追求する両者の共作は、まさに最強のタッグ。BRIEFINGの象徴であるウェビングテープやレッドラインを落とし込んだケースやMAG REELは、ビジネスシーンでも一目置かれる存在感を放つ。

PLAY UTILITY BACK POCKET Logo Crewneck Sweat TARP to TARP ¥9900

続いて、横浜発のカフェ&ショップ「TARPtoTARP(タープトゥタープ)」。感度の高いキャンパーを唸らせる同店とは、アパレルやグラスなど、ライフスタイル寄りのアイテムを展開。フィールドと日常を繋ぐ、洗練されたロゴデザインが所有欲をくすぐる。

ROOT CO.×EPM/別注YOSEMITE MOBILE STRAP ¥8800

そして、スマホショルダーの元祖「EPM(YOSEMITE STRAP)」とのコラボもチェックしておきたい。クライミングロープを使用したストラップと、ROOT CO.のアタッチメントシステムが融合。堅牢性とファッション性を高次元で両立させた、アクティブ派のための最適解だ。

箱根の森に佇む旗艦店、ROOT CO. STORE&CAFE

ROOT CO.の世界観を五感で味わいたいなら、箱根湯本にある直営店「ROOT CO. STORE & CAFE」へ足を伸ばしてみてほしい。ブランドの拠点である箱根の森に囲まれたこの場所は、単なるショップではなく、ブランドの魅力を凝縮した「旗艦店(フラッグシップストア)」だ。

店内にはフルラインナップが揃い、実際にケースを試着したり、MAG REELの磁力を確かめることができる。併設されたカフェでは、オリジナルブレンドのコーヒーや、自家製チリビーンズをたっぷり乗せたホットドッグを提供。天気が良ければ、目の前の芝生エリアに設置されたタープの下で、くつろぎながらギアを愛でる贅沢な時間を過ごせる。

ドライブやツーリングの経由地としても最高のロケーションであり、ファンならずとも一度は訪れたいスポットだ。

FAQ

Q. 価格帯は? 

数千円のアクセサリーから、1万円前後のケース・リール、1万円台のアパレルが中心となる。一般的なモバイルアクセサリーとしては高価格帯だが、MIL規格準拠の耐衝撃性能や、ポリカーボネートとTPUを組み合わせた構造、デザインコストが反映された設定だ。

Q. どこで買える? 

基本は公式オンラインストアのほか、Amazonや楽天などの大手ECモールで購入できる。また、全国の家電量販店やアウトドア専門店、セレクトショップでも広く取り扱われている。フルラインナップを見たい場合は、箱根湯本の旗艦店が確実だ。

Q. 普段使いにはゴツすぎない? 

一般的なスリムケースに比べると、厚みや重量が増すのは避けられない。しかし、これはMILスペックの防御力を担保するための設計といえる。ポケットへの収まりはやや悪くなるが、落下への不安から完全に解放される「安心感」とのトレードオフだといえるだろう。

Q. リールのコードはすぐに切れたりしない?

各モデルごとに推奨吊り下げ重量が設定されており、その範囲内であれば、通常使用でいきなり切れてしまう心配は少ないだろう。

ただし、リール紐はあくまで消耗品。砂や泥が噛んだ状態で無理に引っ張ったり、金属パーツのエッジに擦れ続けると傷みやすくなるため、ときどき毛羽立ちや傷をチェックし、気になったタイミングで早めに買い替えるのが安心だ。

Q. Androidユーザーでも使える?

スマホケースは基本的にiPhone向けの展開が中心だ。しかし、リール(MAG REEL)やカラビナなどのアクセサリー類なら、汎用のストラップホールやケースに装着することで、AndroidユーザーでもROOT CO.の「吊り下げるスタイル」を存分に楽しめる。