暦上ではすっかり秋。キャンプにおいては、うだるような暑さから解放される一方、夜はかなり肌寒かったり、それでいて昼間は汗ばんだり……。ウエアの選定がより一層難しい時期にもさしかかっています。それだけに、いかに機能的かつキャンプ気分も上がるようなウエアを選定するか、その手腕を問われます。
そこで今回は、連れ立ってキャンプをするようになって10年になるというふたりのキャンパーに同行。機能的でいてファッショナブルな装備に着目しつつ、設営に立ち会います!
(左)齋藤正希さん/B’s INTERNATIONAL
ファッション性・機能性に優れた、上品で大人なスポーツミックス・ライフスタイルを提案する代官山のセレクトショップStylesでMDを務める。10年前に月岡さんと行ったのが、初めてのキャンプだとか。
(右)月岡 徹さん/tensixクリエイティブプロデューサー
12年間勤めたGREENROOMから独立、2018年にフリーランスに。フェスやイベントの企画制作からクリエイティブ制作まで幅広く活動中。ボーイスカウトの経験を活かし、プライベート・仕事の両面でキャンプを楽しんでいるそう。
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しかるべき機能を備えつつ、なにより、動きやすいこと。
キャンプ場に昼過ぎに到着。たくさんのキャンパーたちで早くも賑わうなか、見晴らしのいい水辺に狙いを定めたふたり。クルマを停めると、それぞれに持ち寄ったギアを取り出し、早速設営をはじめます。
月岡さんが着ているのは、バートン「ゴアテックス パックライトジャケット」。GORE-TEX プロダクト Paclite® テクノロジーを採用した、軽量かつ堅牢な1枚です。
BURTON GORE-TEX PACKLITE JACKET / SEERSUCKER CAMO ¥34000
伸縮仕様のカフは、ベルクロでの調整も可能。カモフラと一体となったロゴが密かに主張します。
ポケットの内部はメッシュライナー付き。ポケットのジップを開ければ、ベンチレーションとしても機能しそうです。
すべての縫い目にはGORE-SEAM®テープ加工が施されており、水の侵入を完全にシャットアウト。裏地も滑らかなので袖通りもスムーズ、着心地まで折り紙付きです。
月岡「これだけしっかりとシームテープが貼られていれば、たとえば雨が降るなかでも安心して設営に集中できそうですね。堅牢につくられていながら、着心地がとにかく軽くて動きやすいのも、キャンプに選びたいポイントです」
(問)バートン tel:03-5738-2555 www.burton.com
脱ぎ履きのしやすさが左右する、ちょっとした過ごしやすさ。
まずは、それぞれに持ち寄ったテントを設営。グランドシートを広げ、ポールを立て、ペグを打ち、と慣れた手つきで黙々と作業を進めます。
月岡さんの足元には、軽量で、柔軟性と耐久性を併せ持ったサロモン「アウトパス ゴアテックス」が。バックカントリーでのアドベンチャーやスピードハイキング向きの1足は、どうやらキャンプにも持ってこいのようです。
salomon OUTpath GORE-TEX® ¥19440
アッパーに用いられたGORE-TEX フットウエアは、雨水の浸入を遮断しつつ内部の湿気を外に逃がすため、汗によるムレ知らずの快適な履き心地を体験できます。
シューレースには独自のシステムQUICK LACEを採用。ロックパーツを下げるというワンアクションで締め付けることができます。それでいて、走っている最中でもほどけることなく、締め付け具合も均一でフィット感抜群。(※タン上部のメッシュポケットにレースを収納することが可能)
月岡「たとえばテントに入るとき、靴紐を外すのにモタつきたくないですよね?脱ぎ履きのしやすさは、そのままキャンプでの過ごしやすさに直結します!タフな素材と、汚れを気にせずに済むカラーリングも、ぬかるんだ場所や水辺でのキャンプに向いていますね」
(問)サロモン コールセンター/アメア スポーツ ジャパン tel:03-6631-0837 www.salomon.com/jp/