個性派な木の家を展開するBESSの中でも、和を感じさせる“程々の家”で暮らす夫婦。「この家しか考えられなかった」と話す理想の戸建てで、どんな毎日を送っているのか話を聞きました。

広島出身の平原さんは仕事で東京から仙台に転勤後、仙台で生まれ育った千秋さんと結婚。「岩手や山形など、川釣りの聖地もあり、東北エリアは憧れでした。仙台は山も海も近く住みやすいです」。また現在の家から泉ヶ岳にあるスキー場まですぐの立地。引越しした当初、仕事終わりにナイターへ行っていた時期もあったとか。

懐かしさを感じる日本家屋の雰囲気を残し、白壁と木の質感が調和したデザインの「程々(ほどほど)の家」。落ち着きのある外観は大きな甲羅屋根が特徴で、玄関から土間、リビングまでひと繋がりになった開放的な空間が広がり、斜め天井と登り梁が重厚感のある空間を表現。随所にあしらった和のテイストも唯一無二。部屋数や敷地面積に応じて3モデルを展開。
Table Of Contents : 目次
家のさまざまな場所から、お気に入りの景色を望める暮らし。

5年前から宮城県仙台市の北側に位置する、泉ヶ岳の麓で暮らす平原さん夫婦。当初は戸建てを購入するつもりはなかったが、心境に変化が起こったのは展示場で開催されるイベントを訪れたとき。
「軽い気持ちで行ったのですが、『程々の家』は不思議と居心地のよさを感じて。妻が一番気に入っていました」。季節のいい日はここでコーヒーを飲んだりしてくつろいでいるそう。

さらに運命を変えたのは、話を聞くなかで知った現在の土地。「川釣りや雪山が趣味で、長野での山暮らしが憧れでした。ここは山も近く周囲もひらけたのどかな場所。風景があまりに理想的過ぎて『ここしかない!』と、即決でした」。

目下に広がる田んぼ、奥に見える山の様子など、家から望む景色から、季節の変化を感じる日々を送っている。「ここから都心部までクルマで約30分、山過ぎず都会すぎない。家も個性的過ぎず、身の丈に合った程々の暮らしが手に入りました」。
広すぎず、明るすぎない、ほどよい空間が住みやすい。

キッチンはリビングの奥に独立したスペースに配置され、カウンターと棚は造作してもらった。「ここに来てから家で過ごす時間が大切になり、コーヒーにハマって。休日は近所に住むBESSユーザーさんとコーヒー会をひらくこともあります」。
1階にある和室は雰囲気を活かして、オーデリックの囲炉裏デザインのペンダントライトを取り付けた。窓から見える竹林が借景のよう。また開放的なリビングの吹き抜けは2階のロフトにつながっている。斜め天井の天窓から陽の光が入る設計。
玄関の土間は吹き抜けで開放感があり、冬にはスノボやスキーなどのギアを置きっぱなしにできる余裕があるほど広々。家全体を暖める薪ストーブは実際に体験し、一番暖かいと感じたモデルをチョイス。
いいものを長く使いたい。こだわり派の家主が選んだ一生モノのインテリア。

トラックファニチャーが好みとのことで、引越し時に家具一式を購入。「大阪の店舗まで行って選んできました。重厚感のあるデザインがぴったり」。隣にはラウンジ用のパーソナルチェアを2脚並べてセッティング。

寝室の奥をアレンジして設けたクローゼット。内壁は平原さんセレクトにより、OSB合板を使っている。「昔から服が好きで、量も多いので、収納スペースはできるだけ広くしたくて。いいものを長く使いたい性分なので、高校生時代に購入したダナーのブーツも手入れしながら残しています」。
釣りが趣味の平原さんは、ギアもついつい増えてしまうとか。「去年から海釣りを初めて、川用を含め釣竿が20本以上になってしまいました(笑)」。また「夫婦共に見せる収納で飾り付けする性格ではなくて。強く思い入れのあるアイテムだけ置いています」とのことで、長年のファンである『Hi-STANDARD』のジャケットは、リビングからもよく見える暖炉上にディスプレイ。
ふもと暮らしで変化した、夫婦の家時間。

『程々の家』で暮らしはじめて約5年、平原さんいわく「山が近くなったぶん、外遊びに行く機会も増えましたが『今日は家で過ごしたいな』と思う週末も増えました。家庭菜園をはじめたり、薪の準備をしたり、家での過ごし方に変化が出たからだと思います」。

千秋さんも「今は自宅で景色を眺めながら飲むコーヒーが一番の癒し。だからこそ、インテリアはもちろん、コーヒーの豆や淹れる道具まで、生活の質にこだわるようになりました」と話す。ふもと暮らしは、夫婦の休日に変化をもらたしたようだ。
BESS40周年記念!「程々の家」特別モデルと「風のログ」が登場!

2つのモデルがBESSの40周年特別モデルとして、程々の家シリーズの特別モデルとなる「晴七色(はれなないろ)」が登場!従来のどっしりとした落ち着いた佇まいに加え、明るい解放感を兼ね備えた楽しげな印象の特別モデルとなり、白壁の内装で空間全体を明るく軽やかな印象に仕上げつつ、深みのある板壁と梁がアクセントに。
また「風のログ」は、端から端まですべてが“吹き抜け”の爽快感あふれる空間、思わず駆け上がりたくなるようなユニークな“まんなか階段”、外にあるデッキを室内縦断するように配置した7.7mの“インナーデッキ”など、家の中でも“風”を感じることができるBESSらしい自由なログ作りが特徴。
気になるヒトは「風のログ」、「晴七色」それぞれの特設サイトをチェックしつつ、詳しくは全国32か所にある最寄りのBESS展示場のLOGWAYまで!!
今回の撮影の様子を収録した、Instagramのリール動画もお見逃しなく!!
Photo/Dai Yamamoto Report & Text/Shiyori Kawamura
(問)BESS tel:03-3462-7000 www.bess.jp/








