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56メートル。巨大な観音様に登ってみる!
ここは茨城の牛久、ではない。千葉の富津。こんなところにも巨大な観音様がいるの、知ってた?
「でかいね〜」「登れるらしいよ」「この高さだから、登るのはきつくない?」「でもせっかく来たからさ」
そんな問答がありながら、意を決して入場料500円を払い登ることに。
実はここ、「学校のリーダーズ」のミュージックビデオにも使われているスポットで、最近は訪問者も増えている注目の場所。完成したのは1961年で、観音様の内部には展示品があるほか、てっぺんまで階段が設置され登れるようになっている。高さは56メートル。
下から見上げると、首をグイっと倒さないと上まで拝むことが難しい。ここを登る!
なだらかな階段に、急な螺旋階段、ときには梯子。8分ほどかけて登った先に待っているのは、360度の大パノラマだ。
「最初は面倒だと思っていたけど、登ってよかったね〜。登らず帰らなくてよかった!」
尻込みしてしまう高さだけど、足腰が丈夫であれば登る価値あり。眼下に広がる富津岬も見事な絶景。おすすめの時間帯は夕方で、その頃に訪ねると赤く染まった街を一望できるのだとか。
戦前から続く、肉屋の絶品お惣菜。
時刻は15:00。小腹が減ってくる時間帯。
東京湾観音の周辺は、農地と自然が広がるエリアで、ショップやレストランの類はほとんど見かけない。だけどひとつ、隠れた名店がある。
それが「フレッシュミート三平」だ。
一見すると、なんの変哲もない精肉店。でも、ここに並ぶお惣菜が絶品とのこと(カメラマン談)。
お店に入ると、ちょうど焼豚ができあがったタイミング。シズル感マックスで、買わずにはいられない。ユリエ&シュンスケさん夫婦も1ブロック迷わず購入し本日の夜食に。名物の肉団子は売り切れで購入できなかったのだけど、そのかわり唐揚げを購入し、店前で食べることに。
このあたりの近くにはキャンプ場も多いことから、そこの利用客も多く訪れる。店の横には食事処も併設されていて、極上のステーキも提供中。キャンプ前後の腹ごしらえにも最適な場所だ。
「近くに住んでいながら知らなかったのが悔しい! 近いうちにステーキ食べにきます」
「フレッシュミート三平」ではバーベキューセットの販売や鉄板などのレンタルも行っている。さらに、近くのバーベキュー場まで配達してくれるというから驚き。創業90年以上を誇る店のホスピタリティに脱帽です。
憧れのエアストリームを眺め、最後は海岸でサンセット。
2人の千葉の家は広大な庭付き一軒家。そこに導入を検討しようとしているのがエアストリームだ。実物を見に足をのばしたのは、まるでカリフォルニアなエアストリーム販売店。敷地内にはサンタモニカっぽい壁画に、現地のパーキングメーター、公衆電話、道路サインもアメリカ仕様。
入荷の影響などにより、この日の台数は少なかったのだが、多いときは敷地いっぱいにエアストリームが並ぶ。ユリエさんの目当ては「シャスタ」というこじんまりとしたエアストリーム。
「『シャスタ』を家の庭に置きたかったんです。自分の部屋みたいに使いたいなって。気が向いたら、キャンプ場に持っていったりもできるし。セカンドカーを持つのは夢で、いつか購入する日のために、いまは勉強中なんです」
ここには大小さまざまなエアストリームが並ぶほか、アメリカのスクールバスも展示・販売中。見学する際は、店舗に確認するように。
日もずいぶんと傾き、最後のショットを狙いに近場のビーチへ。海と砂がオレンジ色に染まり、ウインドサーファーたちも最後の風をつかもうと帆をなびかせる。
近場であったとしても、これだけ知らないスポットが眠っている。新しい発見がたくさんあるからこそ、ドライブはやめられない。それでは最後に、おふたり、本日のドライブデートはいかがでしたか?
「千葉だからって、正直舐めてました。千葉はやっぱり広かったです(笑)。知らない場所がまだまだありました。ひとつ後悔しているのがクーラーボックスを持ってこなかったこと。クーラーボックスがあれば大好きな貝を購入できたので、そこだけは悔しい! やっぱりドライブのときは、小さいのでもいいからクルマに載せておくべきですね」(シュンスケ)
「山梨だったり長野に行かなくても、東京から1時間ちょっとでこんなにも自然がある。湘南とは違って観光施設が少ないですけど、それも千葉のいいところ。今回のルートは観光もできて買い物もあって、おいしいご飯も食べられるいいコースでした。それにしてもフレッシュマート三平は衝撃的だったな〜」(ユリエ)
Photo / Shouta Kikuchi