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軽くてイケてる登山用品を探すなら。
山田さんの趣味であるテンカラ釣り。テンカラ釣りはときに川の中を歩いたり岩場を超えたりするから、持っていくギアはなるべく軽いものにしているという。そこで役立つものを探しに、次は山梨甲府市にある登山用品店「SUNDAY」へやってきた。
仕事柄、さまざまなアウトドア用品を見てきている山田さんでも「見てるだけで物欲が湧いてくる!」ほどに、「SUNDAY」のセレクトは個性的。メジャーブランドはもちろん、気鋭のガレージブランドや海外から直接仕入れているという聞き馴染みのないブランドまで並び、そのほとんどが極めて軽量で機能的。
「じつは以前にも何度かプライベートで買い物に来たことがあったんです。都内でもここまでウルトラライトなギアやアパレルが揃っているお店ってなかなかないんですよね」
とはいえ、同店はUL推しというわけではなく、荷物をカリカリに削るというより「必要なものはしっかり持ちながら、ギアが少しでも軽かったら登山がラクになる」くらいのスタンス。バランスのいいものが揃っているわけだ。
2009年にスタートし、今年でまる15年。登山や釣り、そして普段も使える優秀なギアを山梨で探すなら、行っておいてソンはない。
道の駅で、お腹とバッテリーを満たしていく。
今日のドライブの目的地である釣り場へ向かう前に、道の駅へと一旦立ち寄る。ランチがてら、とりあえずチャージしてみようということに。
EVの充電ステーションの多さは、EVに乗ってみないとわからない。目立たないけれど意外にもそこら中にあり、高速のサービスエリアはもちろん、山梨市内でも道の駅だったり、クルマのディーラーにも設置されている。なかには24時間使えるステーションもある。「BYD ATTO 3」のナビでポチれば、探すのもまったく苦にならない。
ちなみに、急速充電の場合は1セットが30分で、30〜80%ほどチャージすることが可能(充電器のスペックによる)。駐車スペースを確保しながら、寄り道ついでに充電するのがスマートだ。しかも料金は、契約会社によっても異なるのだけど1回で500円程度。安い!
山梨産の野菜をたんまり買って、レストランでポークソテーを食べてるあいだにあっという間に1時間経過。お腹もクルマも満たしたら、最後の目的地である大月北部の真木川へ。
いざ、雨の中でテンカラ釣り!
この日は終始雨だったため、険しい坂道を登っているときにフロントガラスが曇りはじめる。そんなときの合言葉は「Hi, BYD!」。そう呼びかけてあげると音声アシスタントが起動し、さらにリクエストをしてあげれば、様々な操作をしてくれる。
「Hi, BYD! デフロスターをオンにして」
山田さんがそう発すると、車内に空気が回り始めみるみる曇りがなくなっていった。ありがとうBYD! そのほか、窓を締めたり、リアゲートを開け閉めしてくれたり、空調をコントロールしたりといろいろ便利だ。特に高速道路の運転中なんか、かなり重宝する。
さて、真木川は数年前、山田さんがテンカラデビューした場所で、関東でも有数のテンカラスポット。険しい坂道でもものとしもないBYD ATTO 3で快適にドライブは進み、道の駅から約1時間かけて到着した。雨も降っているから早々と準備を済ませ、早速トライ!
多い時は、毎週のようにこの場所に通っていたという山田さん。その腕前はかなりのものなのだけど、この日は生憎の天気のためかヒットせず。
「釣れなくても楽しいのがテンカラなんです。ただ、やっぱり雨の日は難しいですね(笑)。もう少し川を登っていけば釣れるかもしれないですけど。今日はこのあたりで切り上げましょうか!」
あえてアナログ感を残しているあたりも、ボクらにぴったり。
EVは航続距離を伸ばすため、大きなバッテリーを積まなければいけない。そうすると必然的に車格が大きくなってしまう。一方でコンパクトなEVでは、航続距離が短くなってしまう。
その点、BYDは元々がバッテリーメーカーであることに加え、モーターやコントローラー、半導体までをも自社で作っているから、電気効率が非常に優れている上に、すべてを一括でデザインしているため車格も小さくすることができるそう。加えて、コストも抑えられる。だから都内の狭い道も苦にならないし、遠く離れたあの場所へも、気兼ねなくドライブすることができるのだ。
山田さんも初めてのEV体験を、こう語る。
「最初はデジタル機器に囲まれて操作できるか不安でしたけど、あえてアナログなボタンも残してくれているから、普段は旧車に乗っているジブンでも違和感なくドライブが楽しめました。それと、EVで峠とか登りきれるの?とか思ってましたが、めちゃめちゃパワーありましたね(笑)。価格もEVのなかではお手頃らしいので、入門編として買うのもありかもしれないですね」
そうそう、そういえば「BYD ATTO 3」にはカラオケの機能までついている。10万曲以上入っていて、歌詞を見ながら歌うことができるのだ。専用のマイクも別売しているそうで、この機能はかなり盛り上がれる。オートキャンプをしながらスナックごっことか、結構いいかも。帰り道はこの世代のアンセムを大合唱して。
Photo / Shouta Kikuchi