フィルソンのウエアで体現する、アメリカンな釣りキャンプ。
ゴールドラッシュ時代から100年以上もの歴史を紡ぐ、アメリカの老舗アウトドア・クローズ・メーカー、FILSON(フィルソン)。傑作モデルのダブルマッキーノクルーザーに代表される上質なウールアイテムは、親子3代で愛用できるほど質実剛健。
クラシックなデザインや素材にこだわりながらも、現代の技術で着心地や機能性を進化させたウエアは、時代や流行に左右されない普遍性と、温故知新的な魅力を漂わせている。
そんなフィルソンの最新プロダクトを、同じく伝統的な釣りスタイルを継承して次世代に繋げるプロフライフィッシャー、杉坂ブラザーズが着こなす。
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ショップに集合して、釣りキャンプへ出発。
本日は、一泊二日の釣りキャンプを楽しむ予定の杉坂ブラザーズ。まずは拠点となるフライショップ『ワールドワイドアングラーズ』に集合して、釣具やギアの準備から。
友大郎さんはダウンベストとワークビブスをレイヤード、渓亮さんはキルティングのシャツジャケットを着用。実は普段からフィルソンのウエアを愛用している2人。それだけに新作アイテムも、違和感なく自分のスタイルに取り入れている。
共同で所有する愛車に荷物積み込んで向かう先は、郊外にある管理釣り場を併設したキャンプ場。2人にとっても馴染みのローカルスポットだとか。
ちなみにこちら1台は、フォードの89年製クラブワゴンXLT エコノライン。ラゲッジにはロッドホルダーもセットされ、お気に入りのフライロッドも常備されている。
林道もパワフルに走破して到着した先は、管理釣り場とは思えない天然のロケーションが広がる湖畔。その周辺がキャンプ場になっているため、早速ベース基地を作ることに。
タフなキャンプサイトを構築したら、早速釣りへ。
慣れた手付きで、カーサイドタープをセットしていく2人。クラブワゴンは車中泊も快適に楽しめるため、テントは設置しないとか。
フィルソンのタフなウエアは、アウトドアとも相性抜群。クラシックなデザインながら、動きやすさを重視したシルエットになっているため、こうした作業でもストレスフリー。
クルマも一体化したキャンプサイトは、無骨なギアで統一したオールドアメリカンなスタイル。フィルソンの世界観にもマッチしている。
サイトが完成して一段落したら、早速フライフィッシングの準備に取り掛かる2人。釣りスタイルに着替えて羽織っているのは、フィルソンの定番ベスト。
友大郎さんは、中綿入りのキルティングジャケットとオイル加工が施されたティンゲームバッグを合わせた無骨なスタイル。渓亮さんはマッキノークルーザーの新色モデルを羽織り、その上からオーセンティックなフィッシングベストをレイヤード。
クラシックなスタイルで、フライフィッシングを満喫。
管理釣り場の池は、森林に囲まれた静かなスポット。色鮮やかな紅葉が水面に映り込み、幻想的な景色を生み出している。そんななかノンビリ釣りを楽しむ2人。
ライン(釣り糸)が弧を描いて飛んでいく美しいキャスティングは、フライフィッシングならでは。繊細なライン捌きがダイレクトに釣果に関わってくるのも魅力のひとつ。
釣りスタイルで各々が着用しているベストは、2人が特に愛用している一着。かなりお気に入りらしく、世界を巡るハードな釣行にも欠かせない存在だとか。
友大郎「ティンゲームバッグは生地がオイルドクロスだからタフ。それと立体的なポケットの作りが秀逸で、大容量だけどアクティブに動いても中身が落ちにくいんですよ。釣り専用ではないけど、釣り向きのアイテムだと思います。これは背中にランディングネットをセットできるようにカスタムしました」
渓亮「フォールウェザーフライフィッシングベストはクラシックなデザインだけど、見た目以上に機能性は高いですよ。脇の下のストラップで身体にフィットさせられるから、激しく動いても邪魔になりません。もちろんポケットの配置や大きさもフライ仕様。しかも使い込むほど風合いが出てくるから、どんどん愛着が湧きますね」。
釣りを楽しんだ後は、タープ下でチルアウト。
フィライフィッッシングを満喫した後は、サイトに戻ってチルアウト。タープ下のリビングでくつろぎながらお湯を沸かす姿は、まるでアメリカのキャンパーのような雰囲気。
ベストを脱いでキャップの代わりに被ったオイルドクロスのハットも、フィルソンの定番アイテム。こうして小物を少し変えるだけでも気分転換になる。
渓亮さんはウール素材のマッキーノジャケットに合わせて、ウールパッカーハットをセレクト。ソフトな被り心地で、防寒性にも優れているため冬のアウトドアに最適。
もちろん他にも様々なアイテムを持参。フリースラインドジャックシャツは表地には厚手のコットン、裏地にフリースを張ったシャツジャケット。ダブルロガーコートは、胸より上部がオイルド加工のティンクロスが2層になったタフな仕上がり。どちらも冬キャンプのライトアウターとして重宝する。
フィルソンにはキャンプ向けのプロダクトも多いが、ラギッドツイルとリベットで補強されたブライドルレザーが印象的なログキャリアーもそのひとつ。薪だけでなく、ペットボトルなどをまとめて運ぶときにも使える優れモノ。
夜はクラブワゴンの大型ラゲッジで車中泊。
タープ下のリビングでリラックス後に夕食を楽しんだら、そろそろ日が暮れてきた。そこで愛車のラゲッジを車中泊仕様にアレンジ。フィルソンのブランケットは上質なマッキーノウールを使っているため保温性も抜群。室内外で活躍してくれる。
コットを2台並べてセットできるクラブワゴンの大型ラゲッジは、テントよりも快適な住居空間。2人ともリラックスウエアに着替え、車中泊の準備も万全。新作のプルオーバーパーカは、厚手のコットンを採用しならがもソフトな着心地が楽しめる一着。
アメリカンなバックプリントもアクセントに。男らしいスタイルにもマッチするデザインが魅力的。
「やっぱりフィルソンのアイテムは一生モノ!!」
ということで、いつもの釣りキャンプを、フィルソンの最新プロダクトを取り入れて楽しんでもらった2人。「元々大好きなブランド」と公言しているが、この1日を通してさらにフィルソンのアイテムの実力と魅力を再確認できたとか。
友大郎「フィルソンのアイテムはシンプルだけど、実際に使ってみたら機能性の高さに驚かされるものばかり。しかもラフに扱っても壊れないから安心して使えますね。それに、普段着の古着に合わせやすいから、釣りだけでなく日常でもお世話になりっぱなし。もちろん、これからも愛用し続けると思います」
渓亮「天然素材が多いから、使い込むほど風合いが増していくのもいいですね。オイルドコットンのアイテムも不快な匂いもなくて快適。フライフィッシング用に作られたプロダクトは、小さな釣具やギアが小分けにできる作りになっているんです。それが凄く使いやすい。今季はマッキノーウールのジャケットやブランケットを狙っています。やっぱり一生モノなので」
杉坂ブラザーズの“釣りアイテム”をチェック!!
最後に、杉坂ブラザーズのお気に入りの“釣りアイテム”セットを紹介。それぞれが愛用するフィルソンのベストのチョイスの差に、さりげなく兄弟の個性の違いが現れている?
友大郎さん「ワーク系の古着好きなので、フィルソンのティンクロスゲームバッグ(ベスト)も、その延長で選びました。K.ブリッドのロッドケースは来季リリース予定のサンプル。フライロッドを数本まとめて持ち運べる自信作です!!」
渓亮さん「釣りスタイルは、クラシックかつベーシックなデザインのアイテムが好きです。だからシューズも昔からオールスターが定番。最近はゴアテックス搭載モデルを、まとめ買いしています。もちろんフィルソンのフライフィッシングベストも一目惚れでした」
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(問)アウターリミッツ filson.jp
- Photo/Shouta Kikuchi