思い描いている理想のライフスタイルを追求すべく、マイホームでの暮らしをより快適に、そして充実させたい! そんな夢を実現した外遊び好きのオーナーさんたちのこだわりがつまった生活の拠点を取材してきました。
今回は、ヘアメイク、勝 健太郎さんのお宅を訪問!

仕事にも登山にも使うという愛車は、2015年式のルノー・カングー。ひとつ前に乗っていたクルマも同じ色味の初代カングー。「近所にカングーに強い修理屋さんがあって、購入するときの決め手になりました」。
【SPEC】
ヘアメイク 勝 健太郎
・エリア:東京都中野区
・住宅形態:戸建て
・間取り:3LDK
・居住年数:4年
・築年数:24年

クリームイエローの愛車が家を護る番犬さながら、その向こうへグイッと抜けたところにあるコンパクトな一軒家で、ヘアメイクの勝さんは暮らす。
この家に決めた理由を聞けば、「行きつけの飲み屋まで徒歩3、4分だから」と、答えるその目はいたって大真面目。ふだん出会わない肩書きさまざまの客がおりなすコミュニティにすっかりハマり、家というより街を目がけてやってきた。
もっかの趣味は登山、そして(本記事の下部を見れば歴然の)高じに高じた料理で、八百屋、酒屋、肉屋、製麺店などの個人店がいまなお根付くこの街は、心底暮らし心地がいいんだそう。

半地下にある玄関を入って右手はウォークインクロゼット。収納棚やラックをうまく活用しながら、洋服もアウトドアギアもひとところに整然とまとめる。キャンプ仲間の影響でどっぷりハマってかれこれ5、6年の登山、その道具も多い。

ラックと有孔ボードを組み合わせ、アウターや靴、そしてメガネなどの小物までを効率的に収納。

洗面台と壁紙はリフォーム。夫妻で並んで使えそうな横長の鏡が可愛らしい。

シューズラックは、本来食器用に使われそうな木棚をあえて選んだ。生活感を抑えるアイデアだ。棚の上は、勝さんのアイコン的黒縁メガネの定位置。

駐車スペースの奥、階段を降りた先が玄関。

書家である希望子さんや、招いた友人たちに料理を振る舞うのがなにより、という勝さん。「外で飲むのも大好きですが、最近は、好きなお酒を持ち寄って家で食べることも多い」と、暮らし向きもコンパクトに。

世界各国の民藝や日本の古道具、デザイナーズ家具などが調和。ほっこり系好きな勝さんと、ソリッドなテイストが好みの希望子さん、互いの趣味が混ざり合う。「メキシコ民藝のまわりにサボテンを置いているように、スポットごとの世界観をなんとなく揃えています」。

棚上にあるマランツのCDプレイヤーはSpotifyも内蔵。そこから有線接続したスピーカーはバウワース アンド ウィルキンス。音量を抑えたときも明瞭で迫力がある。

ディアンドデパートメントで買った中古の箱を積み上げて棚のように使う。デザインが異なる仕切りや引き出しに、CD、文庫本、雑誌、小物をムダなく収納。

.ジブン好みにリフォームしたキッチンには毎日立っているという勝さん。足元から天井まで料理道具が隙間なく並び、料理家の自宅さながら。頭上の棚はお手製で、左奥には彩光のための天窓がある。

かつて公共施設で使われていたらしいゴミ箱も、ディアンドデパートメントで見つけたもの。

いわずもがな、食器も豊富。益子陶器市で買ったモノや、仏のヴィンテージなど、揃いすぎてないのがイイ。

たっての希望で導入したガスオーブン。「肉料理、グラタン、シフォンケーキまで、いろいろやります」。

取材中にいつの間にか炊き上がっていたお米。効率よく家事をこなす普段の姿が垣間見えた。

友人からもらう梅で、3年前から毎年仕込んでいるという梅酒。

鍋だけでも多種多様ある。写真は十場あすかによる土鍋とごはん鍋。
Photo/Takuma Utoo, Fumihiko Ikemoto, Shouta Kikuchi
Report & Text/Shiyori Kawamura, Masatsugu Kuwabara, Masahiro Kosaka
