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クライミングジムでは、長く登ったほうが断然お得!
ボルダリングやクライミングで最も疲れやすいのが前腕(腕のヒジから手首)。上手い人は前腕をなるべく使わないような登り方をしますが、初心者はついつい握力に頼ってしまいがち。すると前腕がパンパンに張ってしまい、なにも握れないようになっちゃうんです。
せっかくジムで1日券を購入したのに、2時間で前腕が終了~。なんてもったいないですよね。
ボルダリングで前腕がパンパンになる人におすすめの便利グッズ。
今回はそんな前腕のパンプ(腕がパンパンに腫れてしまい、力が入れられなくなること)を和らげたり遅らせたりする専用のストレッチ機器、4 arm strong(フォーアームストロング)をテストしてみました。テストしたのは東京の西東京市にあるクライミングジム「ギリギリ」。テストしたのは筆者とジムのお客さん。
使用方法はとても詳細でわかりやすい日本語説明書が付属されているので、ここでは省略しますが、片腕につき7箇所程度にこの器具を付けて筋肉を圧迫し、、1箇所につき20秒のストレッチを行います。両腕で機器の着脱も含めると、約15分です。
まずは筆者が使用した感触です。ウォーミングアップでいつも登っているリードクライミング(高さ約12m)を登ってみたところ、いつもは少し感じる前腕の張りを感じませんでした。登ったあとなのに、まだ登っていないフレッシュな感じとでも言えばいいでしょうか。
次に、いつも途中でパンプして登れなくなる、難しい課題を登ってみると、いつもより前腕の疲れが到来するのが遅く、自己最高地点を越えることができました。完登することはできませんでしたが、前腕のパンプが軽減されている効果を感じました。
また、前腕がパンプした後も、休憩を挟むことで、パンプからの回復がいつもより早いことにも気が付きました。
他のお客さんにも試してもらった感想では、「この器具でストレッチすると、前腕がリラックスしたような感じで、可動域が広がったように感じた」(30代女性)「パンプしないワケではないが、明らかにパンプするまでの時間が長くなった」(20代男性)「いつもゴール直前でパンプして登れなかった課題が登れた。驚いてます」(30代男性)「パンプしてからの回復が早い」(40代男性)と、パンプに対して同じような効果をみなさんが感じていました。
この機器はボルダリングやクライミングだけでなく、パンプと同じ症状の「腕上がり」が起こるバイクのモトクロスやロードレースの選手にも使用されていて、全日本選手権に出場している加賀山就臣選手も考課を実感して使用していたと話してくれました。
ちなみにストレッチの補助的な機器なので、クライミングなどをしない日でも、この器具を使用してストレッチすることにより、ケガの予防にもなるということでした。
パンプしなくなるような魔術のような機器ではないものの、効果的なストレッチが行えて、パンプしにくく、またパンプからの回復も良好となるコチラの機器、機会があったらお試しください。
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- Text/Tsuyoshi Chiwa
■4 arm strong公式サイト 4arm-strong.jp/