ニューヨーカーも憧れる、バーリントンの街を調査!【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力#7】

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スノーボードの世界において、常にその先頭をひた走るパイオニア的存在BURTON(バートン)。GO OUTは、彼らが本社を構えるアメリカはバーモント州バーリントンを訪問。10のキーワードから、その魅力を紐解きます。

今回は、BURTON本社のある街バーリントンを紹介します。日本人にはあまり馴染みない場所ですが、GO OUTは、たった1週間ほどの滞在ですっかり大好きになっちゃいました!

※バートンについてのブランド解説はこちら。
・バートンって何だ?【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力#1】

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湖のほとりの、チルな暮らし。

「バーモント州バーリントン」と聞いて、アメリカのどこにあるどんな街なのかわかる日本人は少ないでしょう。かくいうGO OUTも、今回BURTONの本社を訪れるまで、その土地のことをまったく知りませんでした。

ニューヨークから北に少し行ったあたり、カナダとの国境にほど近い場所にあるバーリントンは、アメリカでは、夏は避暑地として、冬はスキーやスノーボードをたのしめる観光地として愛されています。

※赤いピンがバーリントン、青いピンがニューヨークの場所を表しています。

シャープレーン湖という大きな湖(肉眼では、海にしか見えません)のほとりにあるその街は、湖ありきのライフスタイルや文化を感じられる、とても気持ちのいい場所。

朝起きれば湖のほとりをランナーが走り、昼間にはスケートパークが大勢の若者で賑わう。そして日が暮れはじめると、街中のひとびとが湖のほとりに集い、音楽や食事を楽しみながらチルな時間を過ごす。そんな、理想を絵に描いたような暮らしを、当たり前のように目の当たりにできます!

日本ではなかなか体験できない暮らしのなかに、たとえ短期間でも身を置くと、心がすっきり洗われていくようでした。

毎週末のマーケットには、街がまるごと参加!

バーリントンで過ごすなかで、「ここはまるで、コンパクトなポートランドのようだな」という印象を受けました。それは、湖を中心としたチルな暮らしのみならず、地産地消やクラフトの文化が、街にしっかりと根付いているからでした。

毎週土曜日には、ダウンタウンでファーマーズマーケットが開かれます。

自家栽培した新鮮な野菜や自家製パンを販売する店、写真や絵画などのアートを販売する店、バーモント州の名産品を販売する店などが軒を連ねます。

驚いたのは、出展者も参加者も、老若男女、実にさまざまであること!日本で開催される同種のマーケットは、特定の層に向けたものが多い印象ですが、こちらバーリントンのファーマーズマーケットは、“街をあげて”といった感じで、非常に活気があります。

実は、200年以上もの歴史を持つ「バーモント大学」をはじめ、市内にいくつもの大学を有するバーリントン。大学生と地元民との垣根ない交流が、ファーマーズマーケットにも見て取れるのでした。

また、クラフトやリプロダクトといった文化も盛んです。特に、地元でつくられるクラフトビールを応援するムードが強く、どんなお店に行っても必ず地元のIPA(インディアンペールエール)をたのしむことができます。

Switchback Brewing Co.では、さまざまな地ビールを飲み比べできるセットも。フルーティなのから、ベーコンを思わせるスモーキーなものまで!

個性的な味わいの地ビールには、すっかり虜になりました!ワインのようにフルーティで複雑な味わいを秘め、それでいてスカッとしたノド越し。「日本のアウトドアシーンでも、もっと気軽に楽しめたらなぁ」と想像しないわけにはいきません……!

アウトドアショップで、掘り出しモノを探して。

街の中心は、「チャーチストリート」と呼ばれる教会を始点にした通り。レストラン、スーパー、洋服屋、本屋、ギャラリー……。そこに行けば、生活に必要なほとんどが手に入るといった場所です。

週末は、たくさんのひとで通りが賑わいます。

通りに面したカフェやレストランには、必ずテラス席が。開放的な雰囲気に、食事も一層おいしく!

当然、アウトドアショップもチェックしてきました!

広々とした店内に、あらゆるシーンに向けたさまざまなブランドの商品が所狭しと並ぶ。日本で見たことのないブランドのものや、アメリカならではのサイズのアイテムも。

地下階はBUY&SELLのフロアになっていて、アウトドアブランドの古着やギアが雑多に並んでいました。掘り出しモノを探して、古着好きも外遊び好きも等しくたのしめる夢の空間でした!

湖だけじゃない!山アソビも気軽にたのしめる。

シャープレーン湖の存在が独自のライフスタイルを形成し、自由で優雅な文化が育まれるバーリントンの街。ニューヨークをはじめ、近郊の大都市に暮らすひとびとが憧れる場所であるということにも納得です。

さて、そんなバーリントンからクルマで40分ほど。「ストウ」と呼ばれるその場所は、冬場にはスノーボードをたのしめる雪山として、BURTONスタッフをはじめ、バーリントンに暮らすひとびとに親しまれています。

BURTON創設者ジェイク・バートンの暮らす家も、そんなストウにあります。次回は、ジェイクのお宅訪問の様子をお送りします!

 

※【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力】その他の記事はこちら。
#1 バートンって何だ?
#2 愛犬と働く、自由奔放なオフィス。
#3 個性豊かなスタッフをスナップ!
#4 バートンを創ったオトコの意外な素顔とは?
#5 まるで美術館!バートンの足跡を、オフィスの“壁面”に見る。
#6 冬の注目プロダクトと、隠されたヒミツ。

Photo/Takuya Sakamoto


(問)BURTON tel:03-5738-2555 www.burton.com

 

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Masahiro Kosaka
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