個性豊かなスタッフをスナップ!【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力#3】

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スノーボードの世界において、常にその先頭をひた走るパイオニア的存在BURTON(バートン)。GO OUTは、彼らが本社を構えるアメリカはバーモント州バーリントンを訪問。10のキーワードに沿って、その魅力を紐解きます。

今回は、BURTON本社で働くスタッフを直撃!いつも働いているままのスタイルを、スナップ撮影させてもらいました。また、BURTONで働くスタッフたち誰もが輝いているヒミツにも迫ります!

※バートン本社の模様はこちら。
犬と働く⁉︎自由奔放なオフィス。【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力#2】

Table Of Contents : 目次

本社スタッフのリアルスナップを敢行!

Thunder/プロトタイプテクニシャン

BURTON本社敷地内に併設されたプロトタイプ製作工場Craig’s(クレイグス)で働くサンダー。工場作業でいい具合にくたびれたスニーカーがかっこいい!

工場内で大きく指笛を鳴らすと、どこか知的な雰囲気のある愛犬がやってきました。工場内であろうと、バートンドッグは自由に歩き回っていて楽しそう。

Fay Leuck/プロダクト オペレーション マネージャー

ザ・アメリカというようなラフで自然なコーディネートに、こんがり焼けた肌が眩しい彼女。バーリントン中心部にある湖でパドルボードをするのが日課というのにも、頷けます。

オフィスで見かけるバートンドッグたちのなかではかなり珍しい小型犬を連れていました。

Andrew Lakota/グラフィックデザイナー(左)、Matt Plays/デジタルデザイナー(右)

バーリントン中心部から少し距離のあるBURTON本社には、クルマや自転車で通勤するスタッフも多いようです。昼休みに、自転車に乗って出かけようとしていたふたりも、その例に漏れません。

アンドリューはマウンテンバイク、マットはロッククライミング、とそれぞれスノーボード以外にもスポーツを日常的に楽しんでいるそうです。

Zoe Sadler – Jasmin/ウェブ ディベロッパー

本社スタッフのなかでも、一番大きな犬を連れている女性がいる。と紹介してもらいました。スラリと背の高い彼女にも負けない体格の愛犬は、オフィス内を歩く様子もひときわ存在感がありました!

彼女自身は、休日にマウンテンバイクを楽しんでいるそう。

Bridget Daley/バートン ガイド

BURTON本社オフィスに入ると、まず彼女が出迎えてくれます。真っ赤なスニーカーにキャップというアクティブで少年のようなスタイルと、かわいらしい笑顔が印象的。最近スケートボードをやりはじめたところなのだとか。

本社を訪れたら、まず彼女に案内を頼んでみましょう!

 

全スタッフの輝きを担う、ひとりの女性。

BURTONのユニークな社風やスタッフたちの生き生きとした様子には驚くばかり。そんな魅力的な職場環境を実現できるワケを知りたくなってします。

そんなスタッフたちの一員であり、そして日々彼らに真摯に向き合いつづけている共同CEOドナ・カーペンターの想いに触れてみます。

「会社にとって、カルチャーが第一」

−今回の本社訪問で出会うスタッフの誰もが、BURTONで働くことに誇りをもっているように見えます。それはどうしてなのでしょう?

共同CEOとして、私は、会社のカルチャーが業績以上に大事だと考えているの。私たちがどんな存在で、何を大切にしているのか、そういった価値観を重視したい。

幸いにも、ここにはスノーボードの世界やライフスタイルを良くしたいという想いを持ったスタッフが集まってくる。そんな私たち両者の想いが共鳴するから、スタッフにも、なにか大きなものを成しているという気概が生まれるんじゃないかしら。

−職場環境を良くするために、具体的にどのようなことを行っていますか?

5~6年前に、マインドセットやライフスタイルにまつわる会社としての“方針”を明らかにしたの。飼い犬を職場に連れてくるのを推奨したり、スタッフ自身がスノーボードをより楽しめるような制度を設けたりね。それによって、BURTONという職場がスタッフにとって素の自分(be yourself)でいられる場所になったんだと思うわ。

昼休みには、本社敷地内のスケートパークでスケートボードを楽しむスタッフが多い。仕事と同じくらい、遊びにも真摯に向き合える環境なのがわかります。

「いつのまにか、女性が働きにくい環境をつくってしまっていた」

−日本のBURTONの職場にも、同じようなカルチャーが浸透しているそうですね。

以前日本に出張したときに、全スタッフと話をする時間をつくったの。ただ、日本のスタッフはなかなか本音を言ってくれなくて……。結局一番効果的だったのは、お酒の席に連れ出すことだった(笑)。

−女性にとっても、働きやすい環境だと聞いています。

それも、やはりスタッフの生の声を私が吸い上げたことが発端。昔は、USオープンの賞金も男女で変わらなかったし、BURTON自身も性別関係なくスノーボードのパイオニアであったはずだった。でも、いつのまにか女性が気持ちよく働けないカルチャーをつくりあげてしまっていたの。

そこで、女性の雇用率を上げ、重要な役職に抜擢することに。時間はかかったけれど、10%以下だった女性管理職の割合が、いまでは40%を超えているのよ。

「スノーボードがあるから、家族がつながっていられる」

−GO OUTの読者には、家族を持つパパもたくさんいますが、家族を持つとどうしてもスノーボードから離れてしまうひとも目立つのが現状です。

アメリカでも同じような問題は起こっていて、私たちが、リゾートとパッケージになったツアーに力を入れているのもそのため。

また、会社内部では、出張中にベビーシッターを派遣する制度をつくったり、ファミリー用レッスンの割引チケットを発行したり。誰もが家族を大切にできるような取り組みを増やしているところよ。

−あなた自身は、日々家族とどんな風に暮らしていますか?

いまでも、家族でスノーボードやサーフィンを楽しんでるわ。子どもたちが幼い頃は、一家で“冬”を追いかけて世界中を旅したりもしていた。

いまではみんな大きくなってそれぞれ学校や仕事に忙しいけれど、それでも「北海道にスノーボードをしに行こう」って誘うと、みんなどうにか時間をつくってくれる。スノーボードのおかげで、家族がつながっていられるの。

次回、ジェイク・バートンが登場!

いよいよ次回は、BURTONの創設者ジェイク・バートンが登場。なんと、彼が自宅に招いてくれました!ジェイクのライフスタイルを支えるアイテムやインタビューをお届けします。

 

※【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力】その他の記事はこちら。
#1 バートンって何だ?
#2 愛犬と働く、自由奔放なオフィス。

Photo/Takuya Sakamoto


(問)Burton tel:03-5738-2555 www.burton.com

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Masahiro Kosaka
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