2023年10月21日(土)〜22日(日)の2日間、東京お台場にて開催された「TOKYO OUTDOOR MARKET 2023」。キャンプや登山のギア&ウエア、さらにはクルマや自転車、バイク、釣りなど、さまざまな外遊びにまつわる人気ブランドが一堂に集まる魅力たっぷりのマーケットイベントでした。
そんな中、会場にて発見した気になるギアをピックアップ。まだ発売していない最新ギアや「こんなものあったんだ!」な意外性ギアなど、5つをご紹介します。
Table Of Contents : 目次
拡張性は無限大! 3方向で自在な配置が可能なシステムプロダクト。
TOKYO CRAFT コードユニット ¥5480
まずは焚き火台「マクライト」で人気を博した「TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)」の新作「コードユニット」。こちらはトップボードを設置するだけで簡易的なテーブルやラックとして使える1品。
コードユニットスターターセット ¥13940
そして、最大の特徴はコードユニット同士を上に積み上げたり、横に繋いだり、3方向で自在な配置が楽しめる拡張性。単体での発売のほか、コードユニットマルチバッグとトップボードがセットになったモデルもリリースされます。
自身のテントサイトに合わせて、さまざまな形態で対応してくれる便利な1品。設置方法は開いてトップボード置くだけというワンアクションに加え、薄くフラットたためるためコンパクトに収納も可能。一つと言わず、二つ三つと増やせば増やすほど楽しめるアイテムです。
正式なリリースは来年2月予定。ただいま、オンラインストアで先行予約受付中なので気になる人はお早めに。
炭床の形状が技ありなコンパクト焚き火台。
BUNDOK 焚き火台 LOTUS + ¥8800
続いて、新潟県三条市に本社を置く株式会社カワセが手掛けるアウトドアギアブランド「BUNDOK(バンドック)」の焚き火台「LOTUS+」。コンパクトで軽量、組立、持ち運びが簡単な同ブランドの焚き火台「LOTUS」がさらに使いやすく改良されたモデル。蓮の花のような炭床の形状が非常に特徴的です。
素材には耐久性に優れたステンレス製を採用。焚き火はもちろんのこと、2種類の網付きなので、バーベキューが楽しめるほか、ダッヂオーブンをおける安定感も魅力。
専用の収納ケースもついているので、ほかのアイテムを汚す心配もなし。ソロキャンプやツーリングキャンプなど、荷物をコンパクトかつ軽くしたい人にぴったりの焚き火台です。
固体電池を使用した世界初のポータブル電源。
YOSHINO B300 SST ¥49900
こちらは従来のリチウムイオン電池と比較すると2.5倍程度のエネルギー密度を持ち、バッテリー寿命も4000回以上の充放電に耐えるほどの長さを誇る固体電池を搭載した「YOSHINO(ヨシノ)」のポータブル電源。
現在ポータブル電源に使用されるバッテリーは、リチウムイオン電池を使用している。固体電池を使ったポータブル電源は世界初の試みで、電池自体も不燃性であるため発火する恐れが限りなく低く、安全性が高いのがポイント。
「B300 SST」は、スマートフォンの満充電が最大で約17回、小型冷蔵庫が6時間使用可能。見た目とは裏腹に重量も4.5kgと軽いので、キャンプシーンの使用も便利です。
SP100
充電方法はACをはじめ、車載充電、USB-C。そして、ソーラーパネルもラインナップされており、こちらでも充電可能。今回ピックアップした300以外に600、2000、3300と大型モデルも登場します。ポータブル電源において高機能かつ、安全性を求めるならYOSHINOに注目!
老舗布団メーカーが提案する本格ダウンシュラフ。
FUGAKU F90 SLEEPING BAG MUMMY 650 ¥52030
山梨県で創業110年を迎える羽毛布団メーカー「富士新幸」からデビューしたダウンシュラフブランド「FUGAKU(フガク)」。本ブランドは老舗メーカーという背景を活かして、羽毛の調達から検査、洗浄、吹き込みまで国内工場で一貫しておこなうメイドインジャパンのブランド。
このマミー型シュラフも富士山系の伏流水で洗浄したフランス産ホワイトダックの羽毛780FPを使用。羽毛のふくらみを最大限に引き出すため、表面には薄手のナイロン、冷気を感じやすい背面には厚手のナイロンを使用しています。さらに、立体キルト製法で仕上げているので保温性がさらにアップ。軽く、ふんわりとした羽毛布団のような寝心地です。
専用の筒型収納バッグも付属。ダウンは圧縮し過ぎてしまうと、羽毛がちぎれてしまい再生できなくなりふくらみがなくなってしまうため、少し大きめに見えますが、このサイズ感ぐらいで収納しておくのがベストなんだそう。
カラーはグレー×ブラックとベージュ×ブラウンの2色展開。この落ち着いたカラーリングもこだわったポイントとのこと。
設置が簡単なうえ、開放感も抜群の大型ドームシェルター。
KZM OUTDOOR ビバドーム シェルタープラス ¥108000
2008年に韓国で誕生したキャンプブランド「KZM OUTDOOR(カズミアウトドア)」。現在、台湾で圧倒的な人気を集めている本ブランドの「ビバドーム シェルタープラス」の展示販売が行われていました。
こちらは360×360×H195cmの大人4人が入っても広々としたサイズ感。そして、8面メッシュウィンドウという優れた通気性と開放感が魅力です。
また、大型シェルターとなると設営が大変なのを想像しますが、本作はシンプルな構造で4本のポールだけで簡単に設営が可能。ライトユーザーや女性にも優しい仕様になっています。
そして、付属品も本体にルーフとグランドシートがセットになっているのうれしいポイント。このテントを購入したらいろいろなキャンプスタイルが楽しめること間違いなし。シェルターを探していたという方はぜひ候補に入れてみてください。
魅力的なアイテムばかりでつい財布の紐が緩む。
ということで、TOKYO OUTDOOR MARKET 2023にて発見した気になるギアをピックアップしてきました。それぞれ個性を放ち、物欲をそそるものばかりで、案の定に財布の紐が緩み、取材しながらも買い物を楽しんでしまう結末。そんなことも含めて充実のイベントは来年も開催予定。ぜひご期待ください。
Photo & Report Matsuo Kei