スイスのチューリッヒで創業し、トラックの幌を再利用して作ったメッセンジャーバッグで名を馳せた「FREITAG(フライターグ)」は新たな課題に取り組んでいた。
「今使っているスマートフォンの保護ケースが、今後出てくる次世代のデバイスにフィットしない場合、これ以上プラスチックごみを排出せずスマートフォンを保護する為に、何を使えばいいのでしょう?」彼らはこの問題に対する答えをようやく見つけ出し、生まれたのがこの「F385 CIRC‑CASE」だ。
Recyclable Phone Protector F385 CIRC‑CASE ¥2400
素材として選んだのは、スキーブーツの廃材。スキーブーツのシェルは、TPU-R(熱可塑性ポリウレタン)から作られており、リサイクルすることによって再度生まれ変わらせることが可能。
いくつかの工程を経て「F385 CIRC‑CASE」が作られるのだが、まずフライターグのパートナー企業がお役御免のスキーブーツを集め解体し、バックルやその他のプラスチック部品を取り外す。シェル部分は次の工程へ送られ、そこで粗く細断されたプラスチックは色ごとに分類されてから顆粒にされ、その顆粒がチューリッヒ近郊の工場で「F385 CIRC‑CASE」へと変貌を遂げるというわけだ。
現在ご利用可能なのは、iPhone11 Pro、12、12 Pro と 12 Pro Maxとなっている。また、フライターグのシグネチャーとも言える、使い古されたトラックタープから出来たリサイクル素材のカードホルダー「F380 JUSTIN」も、今後すべてのCIRC-CASESにマッチし取り付けられるとのこと。こちらは身分証明書やカード類を2枚収納可能で、これ単体でも持ち歩くのに便利だ。
「F385 CIRC‑CASE」はフライターグの公式ウェブサイトと直営ストア、そしてフライターグ取扱店舗で発売中なので、新しいiPhone用ケースを探している方は、このサスティナブルなケースを選択してみては如何だろう。
(問)FREITAG www.freitag.ch/ja