フライターグが、自社開発素材で完全循環可能のバッグパックを生産開始。

使い古されたトラックタープをバッグやアクセサリーに利用することから始まったスイスのブランド「FREITAG（フライターグ）」が、自社で開発した完全循環可能な素材「FREITAG Mono”PA6″」の単一素材のみを使用した初の循環型バッグパックの生産を開始した。

リサイクル過程を可能な限りシンプルにし、実際のリサイクル率を可能な限り高く保つために、フライターグは最新の開発においてモノマテリアルに着目。製品全てのパーツが同じ素材で生成されているということは、最終的には全体をリサイクルできるということになり、多数の部品や材料、さらには混合材料で構成される従来の製品に比べて、はるかに簡単なことであるとの結論に達したという。

Mono“PA6”は、フライターグの最新のサーキュラー開発であり、生地からバックルに至るまで、このバックパックの全てのパーツは“ポリアミド6”の単一素材でのみ成り立っていることから名付けられた。単一素材で成り立っていることによって、この製品は完全に全パーツのリサイクルが可能とし、修理やリユースなどのすべての延命サービスが使い果たされ、製品がそのライフサイクルの終わりに達した時、フライターグの改修サービスを通じてマテリアルサイクルに戻され、そして再利用可能なポリアミド6の状態に機械的にリサイクルすることが可能となるわけだ。

最初のリサイクル可能なバッグパック1500個と報告されており、このロットはリサイクルされていないMono“PA6”素材で製作される模様。2024年の春に修理と改修方法に関するコンセプトと共に発売開始する予定となっているので、ブランドからのアナウンスを楽しみに待とう。

 （問）FREITAG　www.freitag.ch/ja