ゆるくておしゃれな、キャンプスタイルサンプル。#3

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キャンプを始めたばかりの初心者も、外遊びに慣れたベテラン勢も、みんな気になるテントサイトのレイアウト。気になるポイントを挙げていったらキリがないほど、人によってキャンプのスタイルは千差万別。リアルキャンパーのサイトには、次のキャンプから真似したくなる情報が盛りだくさん。

今回は、希少なドイツテントを中心に、自作ギアもおり混ぜ独自のスタイルを作り上げる、ShigeさんとEmiさんのキャンプサイトをご紹介。

Table Of Contents : 目次

珍しい形状のテントを要に、ほっと一息つけるスタイル。

Shigeさん、Emiさん
寝室とリビングがある大型テントの横に焚き火ができるスペースを確保し、どこにいてもくつろぐことができるサイト。ヴィンテージテントはもちろんだが、木材のテーブルやブリキなど古物のアイテムが並ぶ様子は、どこか異国の雰囲気が漂っている。

一風変わったポール型のテントが際立つサイト。木陰になじむベージュやウッドのアイテムでカラーとテイストを合わせ、自作のアイテムや古物などの珍しいギアを加えることで、オリジナルなスタイルに仕上げている。

洞窟を思わせる珍しい形状のテントが目を引く。ワンポールでありながら、なだらかな傾斜が特徴的なデザインは、ドイツ製の〈デワード〉のもので、オランダから個人輸入。内部はY字のように2部屋ある構造になり、リビングと寝室など用途によって使い分けが可能だ。
テント内部は、寝室とリビングが分かれており、中央部分は大人が立つことができるほどの天井高だ。

サイトの要となるテントはドイツ製のヴィンテージで、クラシックな雰囲気にもマッチしているが、〈TheArth〉のテーブルや〈オンウェー〉の聖火焚き火台といった、話題のアイテムをチョイスするあたりに、ギアへの飽くなき探究心が伺える。

タープ下には、〈TheArth〉のテーブルの中央に〈オンウェー〉の聖火焚き火台を設置し、直火で調理できるスペースを作り上げた。脇にあるウッドラックは、木材とアイアンで自作。鍋などの調理道具や焚き火のためのギアが吊り下げられている。

ウッドラックは、ホームセンターで購入した木材で自作した。
テントと同じく、ドイツから輸入したコットンタープ。絶妙なニュアンスのカラーと質感で、ヴィンテージのアイテムに馴染む。

テントやテーブルなどの大物はこだわりのアイテムで揃えつつ、スパイスボックスやハンガーなどの小物は、作家の作品や自作のテーブルといったユニークなアイテムをセレクト。

天板下にあるスパイスラックは、職人が手作りしたものを購入した思い出の品。
アイアンで自作したスタンドには、斧やグローブなどの焚き火アイテムを吊り下げて、座っていても手が届くようにベストな場所に配置している。フックとスタンドを無骨な黒でまとめて、クールな雰囲気となっている。

手仕事と古さが組み合わさり、どこかノスタルジックで温かみのある雰囲気を醸している。ヘビーキャンパーならではなこだわり満載のサイトには、珍しくも奇をてらわず、普段の生活にも取り入れやすいアイテムも多い。

半野外のような空間を作った焚き火兼調理スペース。チェアの上には、カーキ色がクールなラグを敷き、実用性もありつつ、暖かな印象に。
三角のテーブルは自作したもので、入れ子式でコンパクトに収納ができ、このように階段状に広げて使うことができる。人数が多い時は、各自1台のテーブルとして、分けて使うこともある。飲み物を置くサイドテーブルとしても何かと優秀なアイテム。

寝室、リビング、調理場と日常の続きのような快適なサイトとなっている。

■テント:デワード/クォート

■タープ:アンドワンダー/コットンタープ

■テーブル:TheArth/ヘキ次郎、ヘキ美、自作

■チェア:キャプテンスタッグ/ムーンチェア

■焚き火台:オンウェー/聖火焚き火台

■ランタン:プリムス/IP-200LA

■ランタン:ヴェイパラックス/M-320

■ジャグ:リマ/ステンレスジャグ

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Photo/TaizoShukuri
Text/KumikoNagaso

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GO OUT編集部
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