日本の伝統工芸や職人の技を生かしたユニークなアウトドアギアが最近人気を集めているが、そんななかニッチながらも興味深いアイテムが登場した。
キャンプや釣りなどのアウトドアを愛する漆職人の菊池麦彦さんが立ち上げたブランド「kiik(キーク)」が作った、トランギアの人気クッカー「メスティン」にシンデレラフィットする漆の“おひつ”だ。
Kiik「おひつ」¥16500
おひつは、炊き上がったご飯を移して美味しく保温、保存する器。キークのおひつは、漆職人が一つ一つ手作業で仕上げたこだわりの逸品。耐久性が高く、水湿にも耐えるので漆器に使われることが多い「アテの木」の無垢材を使用。
外側は木目を生かした拭き漆で仕上げ、内側は砂を使った蒔地下地を施しているので、金属のスプーンやフォークも使うこともできる。
特徴は、メスティンにちょうど収納できるサイズになっていることで、メスティンで炊いたご飯をおひつに移して保温しつつ、その間にメスティンでおかずなどを作ることができる。漆は抗菌作用があり、食材の痛みを抑えることができるという。
また、おひつの中にはバーナーやカトラリーを入れ、メスティンに収納して持ち運ぶことができる。重さは137g前後。
メスティン一つでいろいろこなしたいギアフリークなソロキャンパーというコアなターゲットにはなるが、ちょっと気になるアイテムだ。
(問)Kiik mum-urushiproducts.com/