いまこそやっておきたい、アウトドアアイテムのセルフメンテ!【ガソリンランタン編】

Shinya Miura

 

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いざという時のために、覚えておきたいパーツ交換。

基本的なメンテナンスをマスターしたら、もう少し掘り下げて、次はパーツの交換。

「ガソリンランタンは昔のバイクのように構造がシンプルで、自分で部品交換など簡単なリペアもできるのが魅力。構造さえ理解すればそんなに難しくないので、ぜひトライしてみてください」と語る牛田さんに、引き続き、部品交換の方法を教わろう。

部品交換というといろいろな工具が必要なイメージがあるかもしれないが、コールマンから発売されている”スーパーレンチ”さえあれば、ほとんどのメンテナンスが可能。

Coleman「スーパーレンチ」

コールマンのガソリンランタンの場合、交換用の部品も市販されているので、自分で交換することができる。今回は交換する機会が多いポンプまわりとジェネレーターの交換方法を紹介。

 

1.ポンプまわりの部品交換。

牛田さんいわく、一番トラブルが多いのがポンプ周りだという。

「ポンピングの際に空気が戻らないようにパッキンの役割を果たす“ポンプカップ”は消耗品なので交換が必要ですし、ポンピングの際に斜めに押し込んでしまうと、中にある棒状の“エアーステム”が曲がってしまうこともよくあります」。

 

ポンプ周りが壊れてしまうと、ポンピングができず炎が安定しなかったり、燃料が漏れてしまったりと、危険がたくさん。では、どこがどうなっていたら交換すべきなのか? それぞれの部品の交換の目安は以下の通り。

【ポンプ周りのパーツ交換の目安】
・ポンプカップにスレやヒビが入ったり、変形したり、極端に硬化しているとき。

・エアーステムは、プライヤーなどで戻せないくらい曲がっているとき。
・チェックバルブは、ポンプノブの穴から燃料が漏れているとき。

燃料が漏れているかどうか確認するには、ポンピングした後にポンプノブの穴にライターを近づけてみて、ポンプノブの穴から炎が出たら燃料が漏れている証拠。とても危険なので交換が必要だ。

 

ポンプ周りの分解にはちょっと力が必要。

交換の目安をおさえたら、部品を取り出してチェックする。取り出し方は簡単。

ポンプノブを左に10回以上回すと、内部でチェックバルブ(一番奥にある逆止弁)からエアーステム(棒状の部品)が外れる。

さらにラジオペンチなどを使ってポンプキャップを緩めれば、ポンププランジャー一式が取り出せる。(286Aなど現行モデルではラジオペンチを使わず、スーパーレンチで外すことができる)

取り出したらまずはポンプカップをチェック。ポンプカップが破損したり変形したりしている場合は新品に交換。

エアーステムも曲がっていたら交換する。また、交換用のエアーステムは、チェックバルブ(加圧した空気の逆流を防止する逆止弁)とセットになっているのでチェックバルブも同時に交換にしてもいい。

上の写真が取り出したチェックバルブ。チェックバルブを燃料タンクから外すには専用工具の”チェックバルブレンチ”が必要となる。

チェックバルブはポンプ部にレンチを差し込み、反時計回りに回せば取り出せるが、これにはなかなかの力が必要。男性であればなんとか素手で回すことができるが、女性では難しいかも知れない。

どうしても回せない場合はゴムハンマーなどで叩いてやれば回しやすくなるので、力に自信がない人は事前に用意しておきたい。

Coleman「チェックバルブレンチ」

「ポンプ周りのメンテを行えば、内圧がしっかりかかり、燃焼ムラが無くなり頻繁にポンピングする必要もなくなりますよ」と牛田さん。使用時の手間もカットできるため、定期的に点検したいところ。

 

2.ジェネレーターの交換。

お次は、ポンピングの空気圧によって流れたガソリンを気化させる装置“ジェネレーター”の交換について。

「点火しにくい、完全燃焼しない、いつもより火力が弱いなどのトラブルは、燃料のガソリンを気化させる“ジェネレーター”が原因の場合があります。ジェネレーターも交換することができます」。

【ジェネレーター交換の目安】
・点火しにくいとき
・いつもより火力が弱いとき
・火力調整ができないとき

ジェネレーターも消耗品。調子が悪くなるとガソリンの気化能力が落ち、光量の調整ができなくなってしまうので、交換する必要がある部品だ。これもできれば覚えておきたい。

ジェネレーターを取り出しは意外と簡単!

ジェネレーターを交換する場合、まずタンク内の空気圧を抜いておく。続いて、ランタン上部のベンチレーター、ホヤ、ヒートシールドを外す。

スーパーレンチを使ってフレームナットを緩め、フレームナットのしたにあるUクリップを外すとバーナーアッシーが抜き取れる。

さらに、ジャムナットを緩めればジェネレーターを取り外すことができる。

ジェネレーターを新品と交換したら逆の手順で元通りに戻せば完了だ。

 

実際にメンテナンスするときはコールマンのサイトも参考に。

手を入れるほど愛着が沸いてくるガソリンランタンのメンテナンス方法を牛田浩一さんに教わりました。

「今回はパーツの“交換”をベースに紹介しました。各パーツもびっくりするような金額ではなく、手軽で間違いがないという点からですが、ジェネレーターやチェックバルブは自分で洗浄することもできます。これはまたの機会に」。

部品交換に関しては、簡単な流れの紹介になったが、さらに細かい手順はコールマンのWEBサイトでも確認できるので、実際にメンテナンスをする際にはぜひそちらも参考になる。

ガソリンランタンは、メンテナンスしながら使う一生モノ。今しっかりメンテンナンスしておけば、次にキャンプをする時には、いつもより明るい光でサイトを照らしてくれることだろう。

 

【併せて読みたい!】
・いまこそやっておきたい、アウトドアアイテムのセルフメンテ!【穴が空いたウエア編】
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