日本古来の雨具「蓑」が着眼点。ミーンズワイルが作り出す、水を滑らせる素材”ミノテック”採用のウエアに注目。

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デザイナー、藤崎尚大氏が手掛ける「meanswhile(ミーンズワイル)」から、日本古来の雨具である“蓑(みの)”から発想を得た素材「MINOTECH®(ミノテック)」を採用したミリタリーセットアップが登場した。

稲藁などの植物を編んで作られた“蓑”は、水を滑らせることにより、雨からの濡れを防ぐ構造となっており、ここから発想を得た素材が「MINOTECH®」。繊維素材メーカーである「帝人(テイジン)」が開発したこのマテリアルを採用し、本アイテムはデザインされた。

「MINOTECH®」は、撥水剤を使用した生地表面に織組 織と糸で凸凹を作り、水滴の接地面積を小さくし水が転がり落ちる様な構造に。カチオン糸 とレギュラー糸を使用し、それぞれの染色度合いの差でシャンブレーの様な表情に仕上げて いる。ウールの様な表面感も特徴。裏面はフィルムラミネート加工で防水性を高めている。

立体裁断にて構築されたフィールドパーカは、様々なミリタリージャケットのディテールが ミックス。パターンは着心地を高めるとともに、アウターシェルとして着用できるよう重ね着を考慮した設計。バラクラバの様に顔を覆うフードが防寒性を高めており、脇下にはベンチレーションを完備する。

ボトムは、US ARMYのECWCS Level7 パンツをモディファイしたサイドジップ仕様。従来のサイドオープン機能ではなく、マチが開く事でシルエット調整とベンチレーション機能を兼ね備える。ファスナーはバックポケット口の開閉としても機能。セキュリティポケットの 意味合いも兼ねている。裾にはドローコードを配備する。

本アイテムの詳細がもっと知りたいという方は「meanswhile」の公式ECサイトでチェック!


(問)meanswhile URL: meanswhile.net/

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Seijiro Eda
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