2001年にデザイナー市原直樹が大阪でスタートし、2020SSシーズンをもってブランドを休止していた「TALKING ABOUT THE ABSTRACTION(トーキング アバウト ジ アブストラクション)」が、2024SSでのメゾン ミハラヤスヒロとのコラボをきっかけに、約4年ぶりに再始動を果たす。
Gジャンやデニムパンツなど、価格が高騰しているヴィンテージの名作をサンプリングし、気軽に手に取り、着用できるアイテムへと昇華。そのほかにも、モーターサイクルジャケットや、サイクルジャケット、カセットテープなどを転写プリントしたユニークなアイテムをラインナップする。
プリントジャケット ¥52800
デザイナー自身が好き好んで着用し、ファッションにおける原点ともいえるGジャン。今作では、2ndモデルをサンプリング。現在では手が出ないほど価格が高騰しているレアアイテムを、ブランド十八番の転写プリントで、肉厚のポリエステル生地に落とし込んだ。
デニムと違い、柔らかな着心地で、洗濯で色落ちする心配も無用なので、ガシガシ着用できるメリットもある。ヴィンテージが欲しいヒトはもちろん、実物が大切すぎて着れないヒトも注目。
一見、ホンモノのGジャンかと思うほど、精密にサンプリングし、転写プリントされていることに驚く。よく見ると、ポケットやボタン部分などは、凹凸がなく、平面なので、プリントであることに気づく。
フロントはボタン開閉ではなく、ダブルジップなのも面白い。
(問)シーズ デザイン www.tata.co.jp
Photo/Shouta Kikuchi