ついに発売された、三菱のクーペ的な新型SUV「エクリプス クロス」をテストドライブ!!

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アウトランダーのスポーツクーペ版といえる、コンパクトSUV。

昨年の東京モーターショーでのお披露目から、先行で欧州に輸出されるなど、注目を集めていた三菱の新型車「エクリプス クロス」が、この春ついに日本で発売開始となりました。

コンパクトSUVクラスに投入される三菱の久々のニューモデルとして、SUV×スポーツクーペ的なクロスオーバースタイルを体現。マッシブで筋肉質な印象のルックスのとおり、三菱の気合いが注入された1台といえる新型SUVを早速、公道で試乗してきました。

 

三菱お得意のS-AWCとSUVの組み合わせで、クーペデザインに挑戦。

エクリプス クロスの特徴は、パジェロ、アウトランダーに代表されるSUVとしての基本性能の高さ、ランエボからノウハウを継承するS-AWCの優れた走行性能にあります。

そこに、スタイリッシュなクーペとしてのデザインに新たに挑戦し、ニューモデルとして中身をかなり作り込んだ印象です。

三菱のダイナミックシールドを踏襲したフェイス、ストンと切り落としたようなリアの短いオーバーハングで、スポーティなクーペスタイルを演出。

 

SUVらしからぬスポーティなハンドリングで、気持ちいい走りを体感。

ランエボから受け継ぐS-AWCが、四輪の駆動力を電子制御でコントロール。とても自然なタッチで機能してくれるので、あらゆる路面で不安なく、安定した走りを実現してくれます。

1.5L直噴ターボエンジン+8速CVTのユニットに加え、前輪のストラットタワーバー、接着剤溶接のサイドボディなどボディ剛性も強化。ゆえに、低中速のトルク感や操縦安定性も十分なので、高速道路の合流でのカーブ路で「気持ちいい」走りを体感できました。

S-AWCは、通常使用のAUTO、雪道走行に適したSNOW、悪路走行やスタック脱出に優れたGRAVELの3つのモードから選択可能。

 

ニューモデルらしく、アップデートされたコクピットに最新技術を装備。

外観同様に、コックピットのデザインもスポーティにまとめられています。アウトランダーから格段にアップデートされた感じで、日本車メーカーでは珍しく、デフォルトでスマホ連携のディスプレイオーディオを採用していることも好印象。

Apple CarPlay、Android Autoが機能するので、スマホのMapアプリをナビゲーションとして、音楽アプリをオーディオとして使用できます。

画面タッチのほか、シフト横のタッチパッドコントローラーでも操作可能。
ハンドル横のスイッチで、ACCのオンオフのほか、4段階の車間距離、速度の上限を設定。

自動追従式のオートクルーズコントロール(ACC)を搭載し、前のクルマに続いて停車した時は、一定時間停車状態をキープしてくれるので、高速道路の渋滞時にとても役立ちます。

ハンドル横のスイッチで、ACCのオンオフのほか、4段階の車間距離、速度の上限を設定。

リアガラスは、後続車や歩行者をしっかり確認できるように配慮して、上下2分割式を採用。また、ディスプレイオーディオに表示される、バードアイビュー機能付きマルチアラウンドモニターの映像も、駐車時の安全確認をサポートしてくれます。

フォルム優先ながらリアシートの居住性、ラゲッジの積載性ともに実用上まったく不便は感じないレベルです。リアシートは前後スライド、リクライニングすることで快適なシートポジションを確保し、ラゲッジは後席スライド機構により最大448Lの容量に。

こちらはオプション装着車。試乗車同様の前後バンパーガーニッシュ、サイドエクステンションに加え、ルーフキャリア、メッキミラーカバーなども装着。

 

MITSUBISHI ECLIPSE CROSS G Plus Package 4WD

【SPEC】全長4405×全幅1805×全高1685mm ホイールベース2670mm 車両重量1550kg 乗車定員5名 4輪駆動 1.5リッター直噴ターボエンジン 最大出力110kW(150ps)/5500rpm 最大トルク240Nm(24.5kgfm)/2000~3500rpm 8速スポーツモードCVT 燃費消費率JC08モード14.0km/L 車両本体価格309万5280円~

 

Photo/Kenji Fujimaki


エクリプスクロス特設サイト:https://www.eclipse-cross.jp

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GO OUT編集部
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