コールマンと日産が新たな試み。コラボで生まれたリモートワーク仕様のエクストレイルとは!?

作成

アウトドアブランド「Coleman(コールマン)」と、日産のクロスオーバーSUV「エクストレイル」がコラボレーション。好きな場所で働くことを可能にする世界で1台だけのリモートワーク仕様車「REMOTE WORK MODEL」を開発した。いったいどんなクルマなのか探ってきた。

Table Of Contents : 目次

コラボレーションのキーワードは「上質」。

昨今の「働き方改革」の中で注目されている「リモートワーク」。リモートワークというと自宅作業を思い浮かべがちだが、旅先や自然の中でも仕事に打ち込める環境があれば、もっとリラックスして仕事をすることができて、いいアイデアも浮かんできそうだ。

そんな自然の中でのリモートワークをサポートしようと、コールマンとエクストレイルがコラボレーションして開発したのが、リモートワークモデル。

コールマンの最高峰「マスターシリーズ」を始めとしたアイテムが作り出す“上質な空間”と、運転支援システム「プロパイロット」など先進技術による“上質な移動”が組み合わさることで、ストレスなく、仕事に集中することができるリモートワーク環境を提供するという。

それでは、コールマンとエクストレイル、それぞれどこがスペシャルなのか見ていこう。

 

エクストレイルがマットメタリック仕様に。

多くの外遊び好きがアクティブライフの相棒として選んでいる「エクストレイル」。今回のリモートワークモデルの一番の特徴はカラーリング。

コールマンのマスターシリーズを意識した「エグゼクティブ ブラウン」を採用し、マットメタリックに仕上げている。ベタッとしたマット塗装ではなく、砂のような”ざらつき”がある仕上がりで、上質感があってアウトドアにも映える。さらに、このカラーに合わせて、ドアノブやホイールはブラックに統一している。

また、リアにはコラボレーションを象徴するコールマンのロゴが。立体的な作られているこのエンブレムには特にこだわったそうだ。

 

マスターシリーズやカラーチェンジしたギアで統一感を演出。

そんなエクストレイルに積み込まれているのは、コールマンの中でも最高級の「マスターシリーズ」の「ヘキサタープⅡ」、「バタフライテーブル/120」、「キャンバススリングチェア」を中心に、既存アイテムもリモートワークモデル仕様にカラーの変更を行った、世界で1つだけのオリジナル仕様のセット。

2つの発光パネルが取り外しできるLEDランタン「2マルチパネルランタン」と、リモートワークにちょうどいいサイズのクーラー「エクスカーションクーラー/30QT」は、ブラウンにペイントしてマスターシリーズと色味を統一。

サイトはもちろん、クルマも含めて統一感があることで、より集中して仕事に打ち込める空間になっている。

また、マスターシリーズのインフレーターマットとスリーピングバッグもセットになっているので、いざとなればエクストレイルの中で仮眠をとることも可能だ。

 

リモートワークを体験した感想は……。

このエクストレイル・リモートワークモデルに乗ってキャンプ場へ行き、リモートワーク体験ができるという特別企画が先日行われた。

この企画に当選したのは、都内で飲食店を複数経営する多治見さん。彼にリモートワークモデルの感想をうかがってみた。

「コールマンのチェアの座り心地がとても良くて、仕事がはかどりました」と絶賛したキャンバススリングチェアは、コットンキャンバス地が体をやさしく包んで座り心地が良いのが特徴。

パソコンでバリバリ事務作業をこなすというよりも、リラックスしながらアイデアを出して、ときおりパソコンに向かって考えをまとめるという作業には最適かもしれない。

またエクストレイルについては、「悪路(ぬかるんだ道)でも、インテリジェント4×4があるので 、安定感があります。また、普段は古い外車に乗っているので、エクストレイルのプロパイロット(高速道路での運転サポート技術)の快適さには驚きました。運転の疲れがないので仕事にも集中できます」と語ってくれた。

 

市販の予定はナシ。でも、期待したい!

このエクストレイル・リモートワークモデルは、今回の企画のために作られた特別モデルで、残念ながら今のところ市販の予定はないという。ただ、このクルマをWEBで公開するやいなや「このカラーのエクストレイルが欲しい!」という声が多く寄せられたという。

ぜひエグゼクティブ ブラウンのマットメタリックで市販してほしいところだ。

また、コールマンの「マスターシリーズ」を中心としたリモートワークセットも市販の予定はないが、上質で統一感のあるキャンプサイトを構築するには最適で、パッケージとして発売したら人気になりそうだ。この2社のコラボレーションの今後の展開にも期待したい。

Report & Text/Shinya Miura

Tags
Shinya Miura
作成