里山から旧街道まで、アソビの延長で“歩く”ことを楽しむ、GO OUT遊歩倶楽部。第13回目の舞台は、関東を代表する湖のひとつ「相模湖」。中央自動車道から見えるけど、周りに観光施設が少ないため、意外と訪れたことがあるヒトは少ないのでは?
だけど、じつは最寄駅から近いうえにキャンプ場も併設されている。そこで今回は電車で訪れてデイキャンプ遊歩をしてみることに。
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新宿から電車で出発して、最寄りの「相模湖駅」から遊歩で「相模湖公園」へ。園内を散策したら「みの石滝キャンプ場」でデイキャンプを敢行予定。歩く距離は少なめだけど、イベントは盛りだくさん!
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「相模湖」は新宿から電車で約1時間とアクセスよし!

大桃祥弘(UNITE NINEスタッフ)人気ブランドを扱うショールームのスタッフ。登山とランを楽しみ、レースに出場することも。
西垣綾乃(BEAMSプレス)ビームスのメンズカジュアルを担当するプレス。趣味は美味しいお酒とご飯で、料理も嗜む。
合田紗良(BEAMSプレス)ビームスのウィメンズカジュアルを担当するプレス。登山好きで、この夏は日光白根山を満喫。
辻井国裕(office borshch PRディレクター)PRオフィス、ボルシチの代表。登山、自転車、パックラフトなど多彩な趣味を持つ、遊歩倶楽部のレギュラー部員。
「相模湖デイキャンプ遊歩」にレギュラーと共に参加するのは、ビームスのプレスの2人と、4回目の参加となる常連の大桃さん。そして今回の集合場所は「JR新宿駅」。相模湖は高尾山を越えた先にあるため、都内から遠いイメージがあるけど、意外と電車でアクセスしやすい。
辻井「よろしくお願いします。部長のキャンさんは、相模湖駅で合流します」
西垣「食べることと飲むことが趣味なので(笑)、デイキャンプが楽しみです」
合田「私は登山が好きなので、歩くのも楽しみ!」
大桃「ボクは昨年のスーパーハイキング以来ですね。よろしくお願いします!」
まずは高尾駅の隣にある「相模湖駅」へ。


ということで、通勤ラッシュの朝7時の新宿駅に、部長以外の4人が集まり、みんなで電車移動。JR中央線の快速に乗れば、1時間ほどで最寄りの「相模湖駅」に行くことができる。しかも乗り継ぎは1回で、高尾駅で各駅停車に乗り換えるだけ。そして高尾駅の次が相模湖駅なので、ほぼ直通。
辻井「もっと遠いと思っていたけど、高尾駅の次って聞くと身近に感じますね」
大桃「クルマで行くよりスムーズかも。でも駅からどれくらい歩くのか気になります」


そんな会話をしているうちに「相模湖駅」到着。高尾駅で各駅停車の大月行きに乗り換えると、一気にローカル感が増し、車内の空気が一変したのが印象的だった。
そして改札では、一先に到着していた部長のキャンさんが、いつもより荷物多めのキャンプ装備でお出迎え。現在は地元の富士吉田市で暮らしているため、同じく中央線の上りでここまで来てもらった。

キャン「今回もよろしくお願いします! 中央道の相模湖IC付近ってよく渋滞するんですよね。だから、いつも高速から眺めているけど、よく考えたら行くのは初めてかもしれないです」

それはほかの4人も同じようで、そもそも全員が「相模湖駅」で下車するのも初めてだそう。やはり相模湖は近そうで遠い存在なのかも?

ちなみに相模湖駅は70年以上の歴史があり、相模湖でカヌー競技が行われた1964年の東京オリンピックのタイミングで整備された。駅舎は9年前にリニューアルされたが、駅周辺は昭和時代の面影を残している。
その先に広がるのは、ノスタルジーな世界。

それを象徴するのが、駅前の商店街入口に設置された、ノスタルジックなデザインのウエルカムゲート。今回の遊歩の舞台となる相模湖は、このゲートの先にある。


というわけで、ゲートを潜って相模湖に向かうが、まずは商店街をちょっと散策することに。
衣料品店の「マルイ」を覗いてみたり、ローカルスーパーの「桝屋商店」で、キャンプ用の買い出しをしてみたけど、ゲートの先もノスタルジーな世界が広がっていて、とても新宿から電車で1時間とは思えない懐かしい雰囲気が漂っている。
相模湖は想像以上の「駅近スポット」だった。


商店街を後にして、甲州街道を超えて湖方面へ進んでいくと「さがみ湖出会い坂」に到着した。彫刻家の岩崎幸之助氏によるモニュメント「月の番兵」が鎮座している。


坂の広場の下にはベンチらしき空間も用意されている。地元民の待ち合わせ的なスポットなのかも? 平日ということもあり、残念ながら誰とも出会うことはなかったが、看板を見上げると相模湖まで0.6kmという文字が。

実際に坂を下っていくと、その先に相模湖の湖面を目前に見ることができる。ここまで相模湖駅から真っ直ぐ来ると5分ほど。相模湖は想像以上の駅近スポットだった。

駅から続く坂を下ると国道412号が走っているので、その側道を歩いていく。ロードサイドに佇むレストランも、なかなか味わいのある外観。
合田「手づくり料理のお店って大きく書いてありますね……」
大桃「昔ながらのハンバーグとかスパゲッティとかありそう」
西垣「ありそう! しかも絶対に美味しいですよ」
湖畔に隣接する「相模湖公園」を散策。

その国道沿いにあるのが、相模湖に隣接している「相模湖公園」。湖を一望できる開放的な広場があり、遊覧船に乗ったりカヌーやボートを楽しむこともできる。


そして綺麗に整備された、心地よい芝生のエリアも。その一角にピニックテーブルが設置されていたので、ここでちょっと休憩することに。


そんなに歩いてないけど、レギュラーコンビの2人は、いつもに増してバックパックがパンパンな状態で、かなりの重量。どうやらデイキャンプを満喫するためのギアや、とっておきの食材を詰め込んできた様子。これは楽しみ!
相模湖は、日本初となる大規模な人造湖。


バッグを下ろして15分ほど休憩したら公園を散策。園内はさまざまなエリアにわかれていて「水辺の広場」は、その名の通り湖畔に面しており、とにかく水面までの距離が近い。

相模湖は、戦後まもない1947年に誕生した日本初の大規模な人造湖。公園に面しているのは、ほんの一部で、全体の大きさは東京ドーム約70個分にもなる広大な面積を誇る。
そんな大きな人工湖を作った理由のひとつが、首都圏の産業を支える水源の確保と、水力発電を目的とした相模ダムの建設だ。現在も神奈川県周辺の水瓶として機能し、京浜工業地帯への給水など、多目的に利用されている。


その歴史の一部を垣間見ることができるのが、公園内にモニュメントとして設置された水車発電機の初代タービン。いくつかのパーツが直線上に並んで配置され、役割を終えた現在も、公園を象徴するアイコン的な存在として親しまれているようだ。
70年以上の老舗が並ぶ、レトロ商店街を堪能。

戦後初のダム湖としての歴史に触れながら、園内をさらに奥に進んでいくと、昭和時代の世界観を凝縮したような商店街が見えてきた。




駅前のゲートを潜ってから、昭和にタイムスリップしたような景観が続いてきたけど、その最終地点にあったのがこの商店街。まるでレトロをコンセプトにしたテーマパークみたいだけど、どのお店も相模湖と同じくらいの歴史がある老舗ばかり。
しかも驚くべきことに、ほぼ当時のスタイルのまま営業を続けているそう。なにげに自販機に並んだドリンクのデザインまでレトロ?

商店街の一角にあったアイス屋さんで、ソフトクリームを食べるビームス女子2人。その後ろに貼られたメニューを見ると、ソフトクリームの種類がハンパない。さらに、クリームソーダやコーラフロートなど、らしさ溢れるメニューも。


そして最深部には、旅館「清水亭」の姿が。こちらも1947年に創業された老舗で、相模湖で採れたワカサギ料理が堪能できる。宿の1階にある食事処を少し見学させてもらったが、壁に並んだ有名人のサインからも歴史を感じることができた。


商店街には遊覧船乗り場もあるが、釣り用の手漕ぎボートや、スワンなどの足漕ぎボートを借りることもできる。通常のスワンより3倍の速度で移動できそうな赤色スワンも気になるが、なんと免許不要で運転できるモーターボート「エース」もラインナップ。
建物の外壁に描かれていた、“宇宙のロマンを秘めた夢の最新鋭快適艇”トムキャットは、残念ながら現役を引退しているそう。
ゲーセンと卓球。レトロ空間を五感で味わう。

そんななか、最も昭和レトロを感じさせてくれるのが、ヴィンテージマシンが雑多に並ぶゲームエリア。昔ながらの温泉宿や地方の商店街で、たまに見かけることがあるが、ここは2店が連なって営業しているため、とにかく規模が大きい。せっかくなので、ちょっと遊んでみることに。






みんなで和気藹々と楽しんでいたけど、童心に帰って遊ぶ昭和おじさんのレギュラーコンビと、温故知新な雰囲気で、珍しそうにマシンに触る20代の女子たち。そして、そのどちらの気持ちもわかる30代の大桃さん、というジェネレーションギャップが露呈する結果に。


そしてゲームエリアの2階では卓球が楽しめるらしいので、上がらせてもらうと、やはり期待を裏切らないレトロな広間になっていた。まるで田舎町の公民館のような雰囲気で、むしろ期待以上かも?


しかも湖側は大きなガラス戸になっていて、相模湖に広がる雄大な自然と、湖畔で静かに出番を待つスワンたちの姿を見ることができる。
あまりにも心地よい空間に、ホッコリを通り越して、マッタリとゴザの上でくつろいだり、ノンビリと景色を堪能するメンバーたち。

もちろん卓球もしっかりと満喫。部長が審判を務め、男女混合ペアで真剣勝負を試みたが、なかなかの接戦となり、かなり盛り上がった。もはや気分は温泉旅館。
ちなみに卓球場の利用料金は1時間で1000円。何人でも値段は変わらないそうなので、人数によってはリーズナブルなのでは?

相模湖を歩いて散策する予定が、完全にレジャーになっている今回の遊歩倶楽部。そして午後はデイキャンプをする予定だけど、一体キャンプ場はどこに?
彼方からキャンプ場の渡船がお出迎え。

その答えは、湖の向こう側からやってきた一隻の船にある。なんと相模湖には、船でしか行くことができない秘境のようなキャンプ場があるのだ。

それが、相模湖公園の対岸にある「みの石滝キャンプ場」。事前に予約した後、商店街の一角にある渡船乗り場で連絡すると、アトラクションのように船で迎えに来てくれる。


というわけで、船に乗り込むメンバーたち。そして後半は、湖畔の僻地にある「みの石滝キャンプ場」に上陸してデイキャンプを楽しむ予定。キャンプ慣れしているレギュラーコンビが「おもてなし」をするそうだけど、一体どんな展開に?
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Photo/Fumihiko Ikemoto
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